会社を辞める!FIREのために必要な資産は?

「質素な生活をしてでも会社を辞めたい」
「会社に縛られない自由な生活をしたい」
と思う人にFIREという選択があります。
若者5人で高齢者1人を支えていたのが、将来的に若者1〜2人で高齢者1人を支えなくてはならない時代に突入します。そのため、定年が60歳→65歳→70歳と延長される可能性が高いです。
そうなると、一生嫌な会社に縛られながら生きなければなりません。
そんな絶望的な未来からの解放を目指します。

FIREするためには資産はいくら必要?

2019年の総務省家計調査によると、1世帯あたりの平均支出は24万9704円/月で、年間では299万6448円となっています。これの25倍がFIREの目安となるためFIREするための資産は約7,500万円必要です。

これらの内訳はどうなっているのでしょうか?
先進国では特にですが、生活必需品にかかる費用が年々少なくなってきています。
私の毎月必要な費用をシミュレーションし、FIREの目標を具体化していこうと思います。

FIRE後の固定費の内訳

まず、毎月の支出の内訳を確認してみましょう。
①固定費
・住宅費
・光熱・水道費
・通信費

②税金、保険関係
・国民年金
・生命保険
・住民税

③生活必要資金
・食費
・美容院
・衣服
・日用品
・医療費

④ その他雑費
・交際費
・教育費
・自動車維持費
・旅行費

などが必要に応じてかかります。
当然これらの費用を最低限に抑えなければ、FIREするために必要な費用が多くなるため支出をできるだけ抑える必要があります。

それでは、実際にどの程度費用がかかるのかシミュレーションしてみましょう。
※数値は人によって異なるため参考ですが、当然少なければFIREまでに必要な資金は少なくてすみます。早くFIREを達成したければそれなりに質素な生活をする必要があります。

FIRE後の固定費の総額

それでは、固定費の総額を見ていきましょう。
住宅費 5万円/月
これは独身か既婚か、都心か地方か、戸建てかアパートか、持ち家か賃貸かによって大きく変わります。
ローン=借金なのでFIREの足枷となりますし、今後首都圏駅近を除く国内の不動産価格は下落する可能性が高いので、早くFIREしたいのであれば住宅は地方の賃貸のアパートでいいと思います。

食費 2万円/月
家族が何人いるかによります。
そもそも私は1日1〜2食しか食べませんし、自炊を趣味にしても良いかもしれません。

光熱・水道費 1万円/月
ガス、電気、水道代は必ず必要です。
家族の人数にも寄りますが、一人暮らしの場合はそんなにかかりませんね。
通信費 0.3万円/月
楽天モバイルであれば0円も可能ですし、大手キャリアの格安スマホであっても3000円/月未満で済みます。(本体代は別途必要)
保険、税金 3万円
FIRE後に支払う保険や税金は以下の4つです。
・国民健康保険
・国民年金保険
・住民税(均等割)
・介護保険(40歳以上)
住民税には、所得に対してかかる「所得割」と、所得に関係なく一定額支払う「均等割」の二種類があります。FIRE初年度は所得税や住民税(所得割)がかかりますので注意が必要です。家族を持つ人は生命保険や火災保険が別途必要となります。

FIREに必要な金額はいくら?

FIREに必要な固定費は11.3万円/月程度必要となります。他にも生活必需品やその他雑費が加わるため、13万円くらい必要でしょうか。
これを年換算すると156万円/年!
質素な暮らしであればこの程度で済みます。
個人的には意外にかからないなあ、という印象です。

FIREに必要な資産額は?

年間156万円の支出をすべて、株式や債券を取り崩して得ようとする場合、3900万円必要となります。
これだけ貯めようとするといくら節約しても時間がかかってしまいます。
しかし、サイドFIREという考え方を使い、56万円を副業やアルバイトの収入でカバーすれば、残りの100万円を株式や債券から取り崩して生活するのであれば2500万円で済みます。
100万円を副業やアルバイトでカバーすればFIREまでの資産は1400万円で済みます。

いかがでしたでしょうか?
FIREのハードルが下がり、意外にFIREが身近に思えてきた方もいると思います。
若いうちに自由な生活を手に入れ、辛い仕事から楽しい仕事にシフトしていきましょう。

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