ウクライナとロシア、両国へ心を寄せて
ウクライナとロシア(本当は同時に述べられないのがもどかしいです)に関して、書きたい気持ちはあるのですが、本当に詳しいことがあらゆる意味で分からないので……ここからは、私個人の想いを述べていこうと思います。
なぜ両国の争いがここまでこじれ、長引いているのか。
それはおそらく双方に、彼らなりの正当な理由があるからではないかと思うのですね。
ただ……日本という国に生まれ育ち、人類の歴史上、過去何度も繰り返されてきた、戦争を経験してこなかった者から言わせてもらうとしたら。
争いの理由を誰かや何かのせいにしてしまうと、取り返しのつかないことになりがちである……これは私が人生の中で、主に家庭の中で学んできたことです。
ただ、それでも両国の争いは続いている。
ちょっと聞きかじっただけでも、陸続きで、これまでに争いの絶えなかった土地でのことですから、本心から、お互いに譲れない理由や主張があるのでしょう。
そうしてここまでのこじれ方と、テレビで垣間見た情報から想像するならば。
それはやはり、人命がかかっているからなのでは、と思うのですよね……これはウクライナにはウクライナの、ロシアにはロシアの言い分があるのでしょう。
ですので、私はメディアに肯定的に取り上げられがちなゼレンスキー大統領やウクライナの皆さまのみならず、プーチン大統領やロシアの皆さまも同じく心配なのです。
ただ……これはネットニュースの見出しをちょっと見ただけなのですが、ゼレンスキー大統領が、今回の件に関して、真珠湾攻撃、アメリカの911を思い出して欲しい、と発言されたそうで……。
個人的に、がっかりしてしまった出来事でした。
しかし今は、ゼレンスキー大統領に喋らせている体を取ったディープフェイク動画もあるそうなので、これがもし本当に彼からの発言であるなら……それは悲しいことです。
それはなぜかというと、真珠湾攻撃も、911も、今回の件も、時代やその背景も違えば場所も、やっぱり違う……つまり、これらを引っくるめて考えるのは危険だと思うからです。
ただ、人命がかかっているという点においては同じですね。
この場合、私達が考えるべきこととは。
ここまでのことになったのは、あらゆる意味で、この地球の皆が抱えていなければならないことでもあるからでしょう。
そして人命がかかっているという点において、私が伝えたいことを、しばらく述べさせていただきます。
まず、真珠湾攻撃に関して。
この件は、戦闘開始に関してが奇襲であった、という点……つまり、綿密な作戦が功を奏した、という例でもあります。
この場合、作戦は大いに成功したとはいえ、当時の米国の皆さまには、多大なるご迷惑をおかけしたことでしょう。
そしてその当時は諜報員や、そうした彼らを束ねる諜報機関などはありましたが、今のようにインターネットはなかった時代のお話です。
そうして911。
こちらは白昼堂々、飛行機が、あろうことか高層ビルや軍事施設へと突っ込んでいった……。
乗っていた乗客の皆さまとワールドトレードセンターにて亡くなられた皆さま、ペンタゴンにおいでた皆さまも、あの日ニューヨークにいた皆さまも、本当に大変な思いをされることになってしまいました。
飛行機をハイジャックしたとされる方の命も、自身の信じられる宗教の教えのために亡くなられ……私には、本当に悲しい出来事でした。
あの当時、ショッキングな映像が連日繰り返しテレビから流れ、当時インターネットは今よりも発達していませんでしたが、起こってしまった出来事の大きさから、アメリカは中東へと攻め込み……。
人間はやはり都合の悪いことから忘れていく生き物です……それでも、明日はやってきて、日々は続いていく……。
もう、誰かの命を、非常事態……それも一番最悪な形の戦争という出来事で、私は誰の命も、これ以上失いたくないのです。
そしてここからまた話は変わりますが、人命と戦争にまつわる話を少し。
主に第二次世界大戦での、日本の徴兵に関してです。
当時、世界中が大戦の最中だったことから、この国に住む健康な男性は、赤紙と呼ばれる紙が届いたら、問答無用で戦場に赴かねばならなかったのです。
今Wikipediaをちらっと見たところ、その赤紙にも種類があるのを知りました。
そんなことすら知らなかった自分がいやはや……非常に恥ずかしいです。
話は唐突に戻りますが、それでも現在のウクライナのように、障害のある方は免除されていたり、その他の規定に引っかかってしまう方も、免除されていました。
なので、報じられているウクライナの現在を見るにつけ、大切なご家族のいる男性達(私が知らないだけで、女性も活躍されているかもしれませんね)は本当に……大変などという言葉では計り知れないほどの想いで、各々首尾に着かれている、と思うのですよね。。。
でも、戦争に参加せねば非国民と罵られた第二次世界大戦中の日本でも、醤油を一升一気飲みをすれば死ねる、などという風説が流布したため、本当にそういったことをしてでも徴兵を免れようとした方がいらしたのも、事実のはずですよ?
それくらい、誰だって戦争に行かなければならない、行わなければならないだなんて、嫌に決まっているのです。
もちろん当時の報道機関における内容は、勝つことだけが善しとされており、そうした方々も、おそらくは神風特攻隊の方々が新聞等に載ったことで、そうされたのかもしれませんし。
加えて話はそれますが、日本独自の文化として美化されがちな切腹、あれも割腹するのではなく、刀でお腹をほんのちょっと切った後、介錯という介添えが入る儀式であったのですし。
これは、武士の美学とされていた当時でも、切腹は実は非人道的な行いと見なされていたからかもしれない、と私は感じています。
そうしてもう、本当に口を酸っぱくして言いたいのは……この地球において、こと人命に関してはあらゆる意味で、大は小を兼ねる、とは言い難いもののはずです。
つまり今回の件で言うなら、国は大きければ大きいほどに、自ずと多様性という可能性を背負うことになる、というお話でもあるかと思うのですね。
だからこそ、私はプーチン大統領やロシアの皆さまが心配なわけです。
彼がロシアへともたらしてきた功績は、常人では考えられないほどの規模のもののはずです。
もちろんそれだけに弊害もあったはずですが、それでも彼はまだ、席に着いている。。。
それが変わらぬことであるなら、やはり私に出来ることとは、両国の関係が今後、改善されることを願うこと。
そしてこの戦争に関わられているあらゆる皆さまへ、心を寄せてゆくことではないか、と思うのです。。。
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