一期一会

ホワイトデーの前後、お返しをもらうほどでもないしな・・・と、バレンタインデーは、個包装のチョコの入った大袋を職場の人たちみんなにと思って渡しただけなのに、それぞれお一人お一人からそれぞれに心のこもったちゃんとしたお返しをいただいて、恐縮しきりだった。

でも、それぞれの人たちの（裏で支えていらっしゃるであろう）奥様やお一人お一人の気配りに、しみじみと優しい職場の人たちの温かさを感じた。すごく良い環境で尊敬できる人たちの中で仕事させてもらった一年。けれど、異動や退職など次年度に会えるか分からない人たちばかり。

周りは少しずつ結婚していきそうな友達がまた増えてきて、自分もこれからのことを考えると、答えの出ない悩み多い時期。

当たり前に続いているように思える目の前の人たちとの時間は、東北の地震のように何か起これば一瞬で消えてしまう。キャリアチェンジしてももちろん変わるし、結婚などこれからも不確定要素が満載の年代に差し掛かる今は、この当たり前が必ずしも当たり前ではないんだと、ここにいる時間や仕事、すごくささいな幸せを大切にしないとと思う。