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暴走する男たち

爆走車

高速道路を車で運転していて、ハイスピードの爆走車が突然追い越していくとビックリ、ドッキリしちゃうよね。

でも、私自身も似たようなものだった。
一般道路を運転してて、助手席に乗る女性からは「暴走しないで!とよく言われていた。

「急発進、急ブレーキをしない。車間距離は広く。左右をよく見て。アクセルは優しく踏み込んで。」
何度も何度も言われていると、「はい、はい」と生返事になるんだよねー。

ただ、言っていることはその通りだし、注意しなきゃあいけないことだよ。

生活の中でも暴走している

車の運転だけじゃなく、普段の生活や仕事でも似たようなことがあるなぁ。1つのことにのめり込むと周りが見えなくるとか、部屋の中が雑然としてしまうとか。

こんな様子の私を見て彼女は、「また暴走してる!」って言ってた。
暴走は危険だ。止まらなくなる。
行きつく果ては、激突とか爆発とか、自滅だよ。

「なんでそんなに暴走するの?!」と運転中に彼女から問い詰められて、口からとっさに出て言葉は、「死んでもいいと思っているから、かな」。

男と女の違い

太古の原始時代に獲物を狩りに出ていく男たちは、毎日が命がけ。
時代が大きく変わって現代の今でも、男の胸の中では「孤独と集中、死」がくるくる回ってる。

そんな男とは反対に、女性は「周囲を観察し命を守ること、共同意識」があると思う。真反対だよね。

って考えていたら、はっと気づいた。
車で走ることは命を乗せて走ること。そして命を守って走ること、だって。
こんなことに気づかないで運転していたんだ、僕はー! 愕然としたよ。

鈍感な自分

自分のことを知らない、鈍感だ、ってことを知ったよ。
「暴走する男」の自分を知ってからは、運転がだんだん変わっってきた。
運転だけじゃなく、のめり込む手前で状況を静観する意識が出てきた。

少しずつだけど、助手席の彼女と「こころでつながる」ことができ始めたように思う。

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