僕の事が大好きな妹が実は義妹だったらしい…
?:お兄ちゃ〜ん!
ボフッ!
?:オエッ…
もう少し優しく起こしてくれよ…
自己紹介が遅れました。
僕の名前は金川〇〇と言います。さっき僕に飛び込んで起こしてきたのが妹の紗耶って言います。
可愛い妹なのですが僕のことが好き過ぎて困ってます…
紗:お兄ちゃんデート行くんだから早く準備して!
〇:紗耶?
デートじゃないでしょ?
紗:紗耶からしたらデートだもん!
〇:はいはい…
紗:とにかく早く準備して!
〇:着替えるから先に下に降りててくれ
紗:お兄ちゃんやっと来た!
もう、お腹減った!
〇:先に食べてれば良かったじゃん。
紗:紗耶はお兄ちゃんと一緒に食べたいの!
〇:はいはい…
そういえば紗耶って彼氏とか居るの?
紗:どうしたの急に。
〇:紗耶も中学生になったし、彼氏の一人くらい居るかなって思っただけ。
紗耶って可愛いし…
紗:【お兄ちゃんが私のこと可愛いって言った…】
私はいないよ。だって、紗耶はお兄ちゃんの彼女だもん!
こんな感じで、紗耶は俺のことを彼氏にしたがります…
ブラコンで反抗期がないというのはありがたいのですが、兄としては
早いとこお兄ちゃん離れして欲しいものなのです…
紗:お兄ちゃんご飯も食べたし、はやくデート行こ!
〇:だからデートじゃないでしょ。
紗:お兄ちゃん紗耶とデートしたくないの?ウルウル🥺
〇:【上目遣いでそんな悲しい顔するなよ…】
そんなことないよ…デート行こっか。
紗:やった〜!
〇:【こういうとこで甘やかす僕もダメなんだな…】
〇:紗耶、今日はどこに行くの?
紗:今日は水族館!
〇:水族館なんて久しぶりに行くな…
紗:紗耶も久々〜。
2人は電車に揺られて水族館へ
紗:お兄ちゃん綺麗だね!
〇:だな。
紗:紗耶ね。
お兄ちゃんのこと本当に兄妹としてじゃなく好きなんだよ…?
〇:俺らは兄妹だし紗耶にはこれからもっともっと良い人が現れるよ。
紗:紗耶はお兄ちゃんじゃないと嫌なの!
〇:ありがとな。気持ちだけありがたく受けとっとくよ。
でも、俺らは血の繋がった兄妹だからこれ以上はだめだよ。
紗:でも…
〇:これ以上この話はおしまい。
この後のデートも楽しも?
紗:うん…
〇:【紗耶ごめんな…俺も兄妹じゃなかったら紗耶と付き合いたかったよ…】
その後、お昼ご飯を食べたりお土産を買ったり結局楽しんだ二人
気づけば帰る時間になり、二人は電車に揺られる…
〇:紗耶、今日は楽しかった?
紗:うん。
お兄ちゃんは?
〇:俺も凄い楽しかったよ。
紗:ウトウト…🥱
〇:紗耶眠い…?
紗:うん…
〇:肩貸してあげるから寝てな?
紗:お兄ちゃんありがとう…
紗:スゥスゥ…😴
〇:【ほんとに可愛い寝顔してるな…】
いつも好きで居てくれてありがと。俺も好きだよ…
〇:紗耶着いたよ。
紗:ふぁ〜…
お兄ちゃんおはよ〜…
〇:帰るぞ。
紗:ねぇ!
最後に一つだけワガママ行ってもいい?
〇:俺に出来ることなら良いよ。
紗:手繋いで帰りたい…
〇:良いよ。
紗:お兄ちゃん大好き。
〇紗:ただいま〜。
〇紗母:ご飯出来てるわよ。
〇紗:は〜い。
夜ご飯中…
〇紗父:二人に言わなきゃ事があるんだ…
実はな…お前達二人は血の繋がった兄妹じゃないんだ…
〇紗:えっ…
〇紗父:実はな二人が小さい頃に父さん達は再婚したんだ…
紗:ってことは…
紗耶とお兄ちゃんは付き合えるのか!
〇:そういうことになるね。
紗:お兄ちゃん!
〇:紗耶。それ以上言わないでくれ。
紗:やっぱりそうだよね…私となんか…
〇:イヤ。
それ以上先は俺から言わせて欲しいんだ。
紗:えっ?
〇:紗耶。
俺と付き合ってください!
紗:もちろん!
よろしくお願いします。
〇紗母:(・ω・`)アラッ兄妹でカップルなんて仲が良くていいじゃない(。-∀-)♡フフッ
〇紗父:だな( *´꒳`*)
それから俺たちは正式にカップルになり毎日仲良く生活している。
紗:お兄ちゃん〜!
〇:は~い。
今行くから待ってろ〜。
可愛い可愛い彼女に呼ばれたので行きますね。
では、またの機会に。
fin…
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