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「ふるさとチョイス大感謝祭」に、繰り返し使えるパスポートNFTの提供を開始しました

こんにちは。Tales & Tokensの代表の佐々木です。

昨年、岩手県遠野市で立ち上げた「Game of the Lotus」という地域プロジェクトがきっかけとなり、T&Tのサービスを生かした「ふるさとチョイス大感謝祭 パスポートNFT」という企画が実現することになりました。今回はその内容をご紹介したいと思います。

ふるさとチョイス大感謝祭とは

ふるさとチョイス」は、2012年からサービスを開始した国内最初のふるさと納税ポータルサイトです。現在では、全国1,788の自治体のうち9割以上を占める1700自治体以上、55万点以上のお礼の品をそろえる最大規模のサービスとして、お礼の品のみにとらわれない寄付のあり方も積極的に提案しています。(2023年9月現在)

そのふるさとチョイスが、年に一度、寄付者や生産者や自治体職員のみなさまに感謝を伝え、交流する場として開催しているのが「ふるさとチョイス大感謝祭」です。

https://daikanshasai.furusato-tax.jp/

パシフィコ横浜で11月11日〜12日の2日間にわたって開催されるこのイベントには、100以上の自治体、14,000人以上の来場者が集まります。
その会場において、サービスと来場者との結びつきを強める「パスポートNFT」の提供を行うことになりました。

パスポートNFTとは

「ふるさとチョイス大感謝祭パスポートNFT」は、イベントの来場を記念して発行するデジタルコンテンツです。

ふるさとチョイス大感謝祭パスポートNFTの例

デジタルコンテンツを安く制作し、超長期間にわたって維持するのに向いているNFTは、これまでもイベントの参加証明書として利用されてきました。しかし今回の「パスポートNFT」では、それを一度きりのものにするのではなく、動的NFTという「T&T」の特徴を活かし、繰り返し使い続けられるサービスとして提供します。

来場者のユーザー体験は、以下のようなものになります。

  1.  NFTを入手: 会場で配られているQRコードからパスポートNFTを入手する

  2. チェックイン: 会場内のパスポート専用ブースを訪れて、再びQRコードからチェックイン。今年の参加証明となるロゴアイテムが手に入れる

  3. アイテムを入手: イベント参加者向けのアンケートに回答すると、完了画面にチェックインURLが表示されるので、そこからゴールドカードアイテムを手に入れる

  4. ユーティリティ: 参加者はそれらを組み合わせて自分だけのパスポートNFTを作る。そのパスポートをブースで見せることで、特典を受け取る

これをイベント主催者の立場から言い換えると、来場者へのパスポートNFTの提供を通じて、展示ブースを訪れる理由やアンケートに回答するモチベーションを作ることができます。
さらに、これによって生じたユーザーとの結びつきを、NFTのアートとして保存することで超長期にわたって安価に維持することができます。

T&Tとは

このような仕組みを実現しているのが、NFT as a Serviceを実現するプラットフォームである「T&T」です。

イベント主催者は、ユーザーに所有していただくアートを、組み合わせ可能な「アイテム」としてデザインします。次に、そのアイテムがどんな行動によって入手できるかの「条件」を管理画面から設定します。条件とは、指定の場所を訪れてチェックインするとか、特定のURLにアクセスする、といった内容です。

NFTやアイテムを手に入れたユーザーは、以下のようなウェブアプリの画面からそれらを閲覧・編集することができます。

左: 初期状態のアート。右は、それをアイテムをドレスアップしていく様子

T&Tは、このような動的NFTを制作する仕組みと、その操作を簡単にするウェブアプリのインターフェースを組み合わせて提供しています。

ちなみに、今回の「ふるさとチョイス大感謝祭」をきっかけに、KDDIの「αU wallet」でもNFTの受け取りや編集ができるようになりました。「Game of the Lotus 遠野幻蓮譚」や「匠の守護者NFT」といった「T&T」のサービスが使いやすくなります。ぜひあわせてご利用ください。

代表メッセージ

T&Tは当初、NFTとアイテムを組み合わせたキャラクターの「きせかえ機能」をもつサービスとして発表しましたが、この機能はさまざまな企画に応用可能です。そのひとつがメンバーシップやパスポートだと考えてきました。その最初の事例を、地域プロジェクトにもっとも積極的なふるさとチョイスさんと組んで実現することができ、とてもうれしく思っています。

ブロックチェーンの特性をいかしたメンバーシップあるいはパスポートのサービスは、「頻度は高くはないが長期間に渡って維持したい」というケース向いていると考えています。特に今回のような、「年に1回の開催」「寄付者との結びつきを生涯続けたい」といったようなケースは、今後、地に足のついたNFTの代表的なユースケースになっていくのではないかと期待しています。

パートナー募集

NFT as a Serviceを実現するプラットフォームである「T&T」では、常に新規パートナーを募集しています。イベントでのご利用、メンバーシップあるいはパスポートでのご利用をご検討のみなさまにもぜひご利用いただけたらと思います。ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム: https://forms.gle/HNgMvGqgZJ3LTWnP6


イベント終了後の追記

ふるさとチョイス大感謝祭は大盛況のうちに終わり、10,000人を超える参加者にご来場いただきました。

ブースでは、ウォレットのインストールからご案内

このうち、ウォレットアプリをインストールし、パスポートNFTを取得された方が189名。そのうち169名がT&Tの機能である「チェックイン」まで体験されました。

さらに、NFTを使ったパスポートサービスを体験された42名にはアンケートにもご協力いただき、本イベント参加後のNFTに関する印象について86%が「ポジティブな印象を持った」と回答しました。

10,000人を超える大規模なイベント会場、しかもその場で初めてNFTを体験するみなさんにポジティブな体験を提供でき、「来年もまた来ます!」という声を聞けて非常にうれしかったです。

また、きちんと実用に耐えるサービスを提供できたことに、とてもほっとしましたし、手応えを得ました。


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