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おばちゃん対子供・フィラデルフィア大決戦

 とはいえもう子供とも言い難い年齢になってるのでは? 主役の設定17才か、微妙ですな。お姉ちゃんは変身しても姿変わらんし、それはそれでええよー。と『シャザム!神々の怒り』を見ながら思った。

 子供が魔法の力でスーパーヒーローに変身する、DC映画ののパーマン第二弾。疑似家族の絆とか成長とかあるk度、基本的にはスーパーパワーを身につけてやったぜうぇーい! なお話なので、こちらも安心して見られる。アメコミ映画はこれぐらい軽いのがいいのです。先日のアントマンとか。

 今回は三人の神様が地上を滅ぼそうとラドンという名のドラゴン(ややこしい)や神話怪獣オールスターで攻めてくるのです。中でも一つ目巨人サイクロプスはあの『シンドバッド七回目の航海』のそれにオマージュをささげたスタイルが嬉しい。

 全開で兄弟全員がヒーローになったものの、ムチャクチャばかりやっているので、町の住民からは嫌われている。前作で授かったスーパーパワーの秘密や魔法の仕組み、そろそろと色々なことが明らかになってきそうな予感。でも、ぐずぐずしているとみんな成長してしまうので、子供が主役の映画は早いところ作ったほうがいいのです。重く悩んでいるヒーローよりも、こっちの方がいいのです。

 神様のコスプレしたおばちゃんたちとピチピチスーツのヒーロー(子供)なんて、やればやるほど可笑しいのです。ラストのサプライズもうれしいオマケ。この世界が続いてくれればいいのに、と思うけど、DC映画はリセットされるのか、残念。公開版のジャスティスリーグ、あの緩さと重さの絶妙なバランスが好きなのですよ。マーベルは大型ショッピングモール、DCは商店街。その商店街もシャッター商店がになりつつある、そんな中でとてもおいしい店があった。今回のシャザム!はそんな感じでした。

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