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亀と蛾と漫画映画と・まとめて書く

  いつものように、ここ最近見た映画のことを。というか、今月に入ってからの映画のこと。

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12・5 延期してようやく1年9カ月ぶりの開催となった平成ガメラ降臨祭。ゴジラまつりと同じく丸山氏とゲストの石橋保氏、伊藤和典氏のトークの聞き手。お話が面白いので、完全な聞き手に徹する。朝から夜までの映画館缶詰め状態。最後の『ガメラ3』だけ劇場で見たが、エンタメに特化した全2作よりもいびつな感触、希望と絶望が背中合わせの終末観にアナログとデジタルが融合した壮絶な特撮が、病みつきになる不思議な映画。

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 そして翌週もみなみ会館。70-80‘S名作映画観賞会の一本『ポパイ』を見る。1980年、『スーパーマン』で爆発的に巻き起こったアメコミ映画ブームに乗ったかどうかはわからないが、特殊メイクと超絶な美術であの漫画の世界観を実写化! ロビンウィリアムズのポパイにオリーブはじめ、主要キャラは漫画そっくり、ついでに動きもアニメそっくり。腕がグニャグニャ曲がったり、威勢よく人が吹っ飛んだりと、アニメっぽい演出も満載。だけどそれがどうにもちぐはぐな印象を受けるけど、歌と暴力で彩られた楽しい作品でした。クライマックスにタコも出てきて得した気分。

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 12・14 午前十時の映画祭『モスラ4kデジタルリマスター』。美しい巨大蛾怪獣を美麗な4Kで堪能。デジタル化で美しくなってもそれに負けない緻密でゴージャスな円谷特撮。小美人奪還のため、ひたすら黙々と東京を破壊しながら突き進むモスラは怖い。

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12・16 『ヴェノム・レット・ゼア・ビー・カーネイジ』。黒いド根性ガエル、ヴェノムの続編。あれからすっかりエディとの共生生活にもなじんでご近所さんとも仲良しのヴェノム。スパイダーマンの強敵といわれてきたけど、単体作品だと狂暴だけど気のいい奴になってる。今回も宇宙寄生生物シンビオートから生まれたカーネイジが登場。敵が毎回ヴェノムの色違いなのが物足りないけど、原作もそうなのだから仕方ない。さらなる世界観の広がりを見せるラストでした。喧嘩別れして結局元の鞘に収まるヴェノムとエディ。公式の二次創作か、恋人同士か。

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そして……明日より怒涛の特撮キャラグランドスラム状態のみなみ会館。その前哨戦として『仮面ライダー・ビヨンドジェネレーションズ』を。50年後の世界からやって来た仮面ライダーセンチュリー、そしてセイバー、リバイスが買うてショッカーが封印した悪魔と戦う! 1971年の仮面ライダー1号とショッカーの戦いも再現されていていたのがうれしい、ジャガーマンはもうけ役。藤岡弘、の息子が新たな本郷猛として登場、違和感はあるけど、この解釈は大いにありだと思った。新しいライダーもいいが、昭和ライダーが活躍するとニヤニヤしてしまうのはおっさんになった証拠です。

 以上、ここ最近見た映画のお話でした。

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