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わー! まとめて書く

 わー! 映画の感想文も最近おざなりになってきてここも放置され気味で、でも書いておかないと自分が何をいつ見たのかわからなくなってしまうし、また映画に行ってしまうとさらに書くことがジュエルので、もう簡単に見た映画のことだけ書きます。(ジュエル→増える)

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1・14『クライ・マッチョ』イーストウッド最新作。演技なのか素なのかすっかり年老いて、よたよたしている元タフガイ。何年振りかの乗馬シーンに感動する。この人はなんだかんだ言ってもローハイドで荒野の用心棒なのだ。メキシコで牧畜をしながら余生を過ごしそうなラストは、ローハイドのカーボーイがやっと安住の地を見つけたという感じに見える。

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1・15『レイジング・ファイア』今年一発目のドニー・イェン。今回のドニー刑事は凶悪な犯罪者と戦うのですが、彼らもまた警官で、ドニーの元同僚。彼らを裁くか否かで葛藤しつつも結局ぶん殴る。市街地での派手過ぎる銃撃戦は『ヒート』のオマージュか。

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1・22『大怪獣決闘ガメラ対バルゴン』『大魔神』ついにみなみ会館で始まった妖怪特撮映画祭。今回の2本は上映当時の組み合わせで、ほんの少し当時の雰囲気を感じられるかも。どっちも暗くて重たいが、バルゴンの生々しさと大魔神の問答無用の威圧感は今見ても凄い。『大魔神』は4k画質で日本家屋のミニチュアがさらに生々しくなっている。

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1・22『シークレット・マツシタ』同じくみなみ会館でトカナのホラー。世にも珍しい南米ペルーの日系ホラー。日系人が住んでいたとされる曰因縁付きの廃屋を探検する若者と霊媒師。徐々に現出する異変、そして霊媒師の口から語られる真実とは。この世にはいったいどれだけの数の若者がお化け屋敷やUMA探査に出かけて失踪しているのか? そしてそのたびになぜか映像だけを残しているのはなぜか? 日系人の屋敷なので、呪われたものには額に漢字で『死』の文字が浮かび上がるのだが、キン肉マンの超人を思わせて、怖いよりもおかしかった。

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1・29『ガメラ対大悪獣ギロン』これもみなみ会館。近所の悪童VS宇宙の悪女、少年たちの冒険譚。子供を救うために宇宙まで飛んでくるガメラの健気さ。それよりも何よりも体の半分が包丁であるギロンのインパクト。もう、戦うために生まれたとしか思えないフォルム、『大悪獣』って二つ名も素晴らしい。これぞ空想の産物、怪獣であるし、ガメラシリーズならではの突飛なデザインであると思う。ザtプ一の物まね、ゴーゴーダンス、鉄棒で大車輪とガメラも負けじとかくし芸を披露。

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1・29『海底大戦争』『宇宙大怪獣ギララ』これもみなみ会館で、おなじみ超大怪獣20221月のプログラム、その2。松竹と東映がタッグを組んだ新作『大怪獣のあとしまつ』の応援企画としてそれぞれの会社の特撮映画を上映。『海底大戦争』はミニチュア特撮とサイボーグ半魚人の不気味さがいい。でも主人公が終始捕らわれの身で、結局活躍するのはアメリカの潜水艦なのは、これが合作映画だから仕方のないことか。『ギララ』は宇宙ものと政党怪獣映画のドッキングだけど、どこかのんびりしてるのはやはりそれが松竹のカラーだからなのか。宇宙船+怪獣といった不思議なデザインのギララは今見てもかっこいい、と思う。どちらもフィルム状態良好。

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今回は上映前に自主特撮怪獣映画『ガンキリュウ』の特別映像と、上映後に『大怪獣のあとしまつ』予告上映あり。

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1・30『子連れ狼三途の川の乳母車』『子連れ狼死に風に向かう乳母車』大阪シネ・ヌーヴォの三隈研次特集にようやく合流。大映作品は見逃してしまったけど、子連れ狼は外せない。劇画を実写映画にしたらより劇画チックになってしまった。血飛沫や手足が転がる勝プロセンスに三隅監督のテクニック、そして若山富三郎の目にもとまらぬ太刀捌きが一体となって、この映画を作っている。どちらもラストの決闘シーンが素晴らしい。1対3から、1対200へ。最後はもう戦争映画である。何度も見ても飽きないし、シリーズ6本すべてが面白い。

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 以上10本。ここ最近見た映画のことでした。

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