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不安障害を中医学で打破!

僕の相談で圧倒的に多い「不安感がぬぐえない」という訴え。こういうものを「不安障害」と呼びます。これは要するに「不安」を主な症状とする精神疾患のことですが、ある対象や状況に対する不安や恐怖を感じるというごく普通の感情がコントロールできず、不安や恐怖感が過度に心を占めて精神を圧迫し、こうした状況を避けようとする回避行動によりさらに精神を消耗することで日常生活に支障が出てしまうことを言います。

本来は自己防衛本能として必要な不安感や恐怖感ですが、これが止まらなくなる理由は実に様々です。ただ、特徴的なのは「漠然とした不安」「すべての物事に不安」「常に恐怖感が心から離れない」という訴え。常に不安感があれば当然ながら集中力や判断力はそちらに意識が行くことで低下し、生活に大きな支障が生じてしまいます。不安や恐怖が止まらなければイライラや焦燥感から不眠なども引き起こされ、本格的に体の健康を蝕んでいきます。このような精神症状は自分でコントロールすることが難しくどんどん深みにハマりがちです。

そこで今日はこうした病態について中医学的に解析し、漢方薬の活躍する方法をお話してきたいと思います。不安症、パニック障害、過呼吸、などでお悩みの方は是非お読みいただければと思います。

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