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大会レポート:EUIC in Berlin

 チームアチャモ所属、第2期ポケカ四天王のヨネダタクヤです。

 今回、4月26-28日にドイツのベルリンで行われたEUICに参加してきました。備忘録的な意味と海外の大会ってどんな感じなのかを伝えるという意味を込めて大会のレポートを書いてみることにしました。

※当記事内ではポケモン名やデッキ名等の略語や専門用語を使用している場合があります。
※有料記事として公開していますが、無料で最後まで読むことができます。
※長いため、お時間のある時にでもお読みください。

1. EUICってどんな大会?

 そもそも、EUICってなんなのかわからない人が、大多数だと思うので、まず、ICに関する簡単な説明から入ろうと思います。もうそんなことは知っているという人は飛ばしてください。

● ICとは?
 海外の株式会社ポケモンが主催している公式大会の一つで、The Pokémon International Championshipsと呼ばれるもので通称ICと呼ばれています。ICの大会としての立ち位置としては、世界大会の1個下の立ち位置のレベルの大会で、日本でいうJCSと近い立ち位置の大会になります。ICでは各地域でランキングが上位のプレイヤーが旅費等の負担をしてもらえるため、上位プレイヤーが世界各地から集まる大会になります。また、ICは、年間で北米、南米、オセアニア、ヨーロッパの4か所で開かれていて、今回はヨーロッパで開催された大会だったために、EUICという表記になっています。

参加方法
 大会1か月前くらいになると、公式に参加者用の登録URLが載るので、そこから登録をします。海外の大型大会は基本的に参加費がかかってICは5000円くらいの参加費を支払います。以前は事前にIDの発行が必要だったのですが、登録時に勝手に生成されるようになったので、事前準備がいらなくなりました。会場によっては定員があります。埋まってしまえば別ですが、基本的には埋まることがないので前日まで参加申し込みができます。

大会スケジュール
 大会自体は3日かけて行われます。1日目はスイスドロー形式で9ラウンドの50分2本先取(則ちマッチ戦)で開かれ、1日目に規定の勝利点を獲得した選手は、翌日のスイスラウンドに進むことができます。2日目は、5 or 6ラウンドのスイスを引き続き行い、1日目と2日目のスイスラウンドの獲得勝利点が多いプレイヤー上位8名がトップカット、所謂、決勝トーナメントに進出となります。その後、準々決勝、準決勝まで2日目では行います。3日目は決勝戦のみを行います。(そのため決勝戦を見ずに観光に行く人も多かったりします笑)

レギュレーション
 日本とは基本的に異なります。海外はパックの発売スパンが3か月に1回で、その大会の開催時にでているカードが基本的に使えます。また、海外は1年間で4つのパックを出してシーズン終わりに4つのパックをレギュ落ちさせる、ローテンション制をとっているのですが、それを細かく話すと長くなるので興味を持った方は各自で調べてください。今回は、日本でいうSM1からSM9(タッグボルト)と名探偵ピカチュウが使えるレギュレーションでした。ちなみに日本の選手は、全て日本語のカードのみか、全て英語のカードのみの使用が許可されています。(ただし、ICとWCSのみの裁定なので気を付けてください。)

賞品について
 まず、参加するだけでプレイマットやデッキケース、スリーブなどが入っているウェルカムキットが貰えます。


 さらに上位に入賞することができれば、パックや賞金、さらにCPが獲得できます。CPというのは日本のCSPと同じようなもので、海外の株ポケ(TPCI)が管理している大会でのみ配られます。ただし、日本は、TPCIの管轄外なのでCPを獲得することはできません。CSPに換算することももちろんもできません。なので、日本人は、基本的に遊びに行っているだけになります。(個人的には日本の大会と違ってゆっくり対戦できるので楽しいです。)

 さらに詳しいことは下記URLに載っているので(英語ですが)、興味があればどうぞご覧ください。
https://www.pokemon.com/us/play-pokemon/pokemon-events/pokemon-tournaments/international-championships/

 他にも知りたいことがあれば、TwitterのDMにでもいただければと思います。

2.環境考察

 次に大会にでるまでの環境考察について、と言いたいところなのですが、出国2日前にはシティリーグに参加していて、その前の週にはCL京都があり、十分な準備はできない状況でした。とはいえ、タッグボルトまでの環境は、日本でもあったわけで、ある程度は把握しているというのもあり、その経験からどんなデッキを使うかを探ることにしました。

●日本のタックボルト環境考察

 2019年1月上旬に開かれたポケカメモ杯での環境が、今回の大会の環境にほとんど類似している環境でした。ポケカメモ杯では、「ピカゼク」「ウルネク」「ルガゾロ」「ジラサン」の4大環境であり、今回もそのような環境であるのではないかと大会参加を決めた、3月頃は思っていました。

●海外のタッグボルト環境考察

 しかし、当時の日本の環境とそう変わらないだろうと思っていたはずが、4/6にアメリカのDenverで行われたRegional(ICより規模の小さい大会)での結果が、はるかに予想とは違う結果になっていました。

1位 ゾロアークコントロール

2位 レジギガスHAND

3位 フシギバナ&セレビィ

4位 ピカチュウ&ゼクロム

引用元:http://limitlesstcg.com/tournaments/?id=130
(他にも上位デッキリストが載っています)

 上位に入賞しているリストを見てわかる通り、日本ではあまり馴染みのないような構築が並んでいました。他にも64位までの入賞デッキをみてみると、ピカゼクやジラサン、ルガゾロは日本同様多い環境であることは分かりました。逆にウルネクは上位にほとんどいない(60人中3人のみ)ことが意外でした。

 なぜ、こんなにも日本の環境と違うのかを考えてみたところ、次の2つの要素が容易に思い浮かびました。

①大会の形式が異なる
②毎月発売のデメリット

①「大会の形式が異なる」について
 試合が50分の2本先取なためHANDやゾロアークコントロールなどの25分しかない日本の形式には適していないデッキが使われている。これは形式の違いが大きく影響を与えていることは分かります。

②「毎月発売のデメリット」について
 日本ではここ1年近く毎月パックが発売されています。そのせいか、そのおかげか、メタが毎月変わらされている状況であるのは間違いないです。逆に言えば、毎月発売されることによってそのパックまでの環境が煮詰まる前に次の環境に移行してしまい、本来パックが出たことで、行きつくべき環境に到達する前に次の環境に進まなければならないという環境に追いやられているだけではないのかとも言えるかもしれません。
 一方、海外では3か月に1回しか発売しないこと、Denverの大会が発売から3か月目の大会であることから環境がしっかり煮詰まっていった結果、こうした日本では見慣れない構築がでてきているといえるのではないかと思います。
 個人的な話にはなるのですが、今の日本の環境は、毎月発売によって、せっかく面白い環境なのに、表に出ないで流れていく構築が多すぎてもったいないなという印象がやはり強いなと思います。カードゲームはパックがでなくてもメタが回るので、色々なデッキが出てきたりして面白いのに、発売スパンを短くすることで、その面白み減っているのは残念に思います。

 この話だけで、いくらでも語れそうなので、これくらいにしておくとして(笑) 2つの要因から構築が大きく違うのではないかと思いました。

 理由を考えたところで、デッキ選択の何か変わるわけではなないのですが、現状のメタと想定しているメタがずれすぎているのは明らかに良くないため修正をしなければなりません。

 そのために新しく環境を整理するために、これらのデッキをPTCGO(海外の、ポケカができるオンラインゲーム)で回してみることにしました。そこで分かったことと、今回の大会の結果からわかることを以下にまとめてみました。

①HANDやゾロアークのコントロールデッキが存在する
②初手からマーシャドーの「やぶれかぶれ」がとんでくる
③ジラーチ型のピカゼクは2ターン目にフルドライブを打ってくる
④コントロールに強いアーゴヨン(ヌオー・ズガドーン・レック)が増える
⑤よくわからないけどやっぱりジラサン強い
⑥ウルネクは使用していてもそこまで負けない
⑦特性持ちポケモンが、沢山1ターン目に並ぶ

●デッキ構築までの過程

 デッキの特徴と環境の整理ができた状況で、使用するデッキとしてどんな要素を持ったデッキがいいかということを考えていました。

(1)コントロール系のデッキに、戦えるようにする
(2)ピカゼクやゾロアーク系統には勝率が高めである
(3)先行のやぶれかぶれに対して、対応できる枚数のサポートの採用
(4)ジラサンに対して5分程度の勝率が欲しい

 この要素を考えていた時に、なんかいいデッキないかなと、デッキ案リストを見ていると、CL千葉の使用候補だったマニューラを軸にしたデッキがいいのではと思いました。

 ベンチに特性持ちを並べるピカゼクやゾロアーク、ウルネクはもちろんHANDも特性持ちが多く、コントロール系にも強くとれるデッキタイプは特性持ちのポケモンが多く、また、軽い気持ちで出したマーシャドーも簡単に取れるカードとして面白いなと思い、構築を始めることにしました。

●デッキ構築について

 マニューラを使おうと思ったのはいいものの、何と合せるかを考えたところ、少なくとも自分は特性を持つポケモンをメインにしない構築にしなければならないという問題点がありました。サンダーとかのポケモンを相方にして試してみたものの、そのせいで、先攻のやぶれかぶれに対しての耐性を上げることが難しく、ジラサンに対しては展開力が劣りすぎて、思った以上にダメなデッキになってしまいました。

 そこで原点に戻って、ジラサンに相性のいいデッキタイプで、マニューラの入りそうなデッキなかったかなと思っていたところ、10月のジラサンをシティリーグで使用する前の練習で、ジラーチマッシに思ったより相性良くなかったなっていうのを思い出しました。

 マッシブーンGXはベンチへの攻撃もあるし、特性もなくて、苦手なカラマネロ系統に強いマニューラとも相性がよく、なによりピカゼクやゾロアークに弱点をつける闘タイプであることに魅力を感じたのでジラーチマッシ+マニューラのデッキを仮組みして試したところ、なかなかの好感触でした。

 ただ問題点は、エネルギー破壊系のデッキに対してどうするかという点でした。2018年の世界大会で、僕の配信での試合を見たことがあればわかる通り、マッシブーンGXはエネルギー破壊のゾロコンには弱く、ましてHAND型のエネ破壊系に勝てるわけがないのです。と思っていたのですが、マニューラを相方にしていたことで、この問題点を解決することができていたのです。

 時間の都合上、完全に納得のいく状態まで構築を煮詰めて大会に出ることは難しいため、このジラーチ型のマッシブーンGXマニューラを大会で使用することにしました。

大会本番で使用した構築は下の画像の通りです。

3.デッキ解説


 普段の記事ではカードを個々に採用理由等の解説をしているのですが、今回は特筆すべき点のみ解説とさせていただきます。

ポケモン
 基本的に前章でも話している通りのコンセプトを基に、ジラーチ+マッシブーンGXとマニューラを必要最低限の枚数の採用としています。闘タイプを軸としているために、非GXのマッシブーンとディアンシープリズムスターを採用しています。

サポート
 先攻1ターン目のマーシャドーのやぶれかぶれに対して対応できるように、ドローができるサポートを多めに入れています。
特筆事項としては、エリカのおもてなしが4枚入っていることです。この環境で、初手のマーシャドーのやぶれかぶれを使う場合、基本的に相手はベンチを並べてから使うことが多いためにある程度のドローを確保できます。また中盤もビーストリング等の欲しいカードも多いため、ベンチが並びやすい環境であるために序盤から終盤まで使えることから4枚の採用としました。
 ジャッジマンに関しては、1枚も手札を流すカードがないのは、デッキがばれた時に弱すぎるのでないと判断して1枚のみですが採用しています。

グッズ
・ボールについて
ネストボールを初めは多めに採用していたのですが、マニューラを持ってきたい場面で持ってくることができない点や、リーリエ、エリカのおもてなしが各4枚入っているために、手札を減らせるという点でも役に立つと思い、ハイパーボール3ネストボール2枚にしました。本来ならもう少し枚数いれたいところなのですが、スタジアムをせせらぎの丘にしていることで枚数を抑えることにしました。

・入れ替えソースについて
ジラーチの特性、マッシブーンGXのナックルインパクト、またコントロール系のデッキに対抗する手段としてある程度の枚数をいれることに関してはメリットがあるために、ある程度の枚数をいれようと決めました。サンダースGXのGXワザへの対抗手段としてや、ジェットパンチを効率的に使える場面が増えることからあなぬけのヒモを多くすることにしました。

・フィールドブロアーについて
 ジラーチが多く使われる環境ですが、エスケープボードが少なかったりするため1枚でも破壊すると効率的であることや、戒めの祠を割れるカードをデッキに3枚は入れたいということもあり採用をした。

・まんたんのくすりについて
 アセロラとは違い、グッズなのでサポートで引いた後も使える点、マッシブーンGXを一撃で倒すことができるポケモンが少ない点、マッシブーンGXが1エネで攻撃できる点の、すべての要素でこのデッキに相性がいいカードです。実はアセロラの2枚目よりもまんたんのくすり2枚とかの方が良かったかもしれないな―とも思っています。

スタジアム

 プリズムスターのスタジアムであるサンダーマウンテンやワンダーラビリンスを壊すためにも必須だと判断して、ボールの枠から代替とできるせせらぎの丘を採用しました。

エネルギー

 闘エネルギーを気持ち多めにしました。エネルギーをなるべく毎ターン貼ることが必要になる場面が多く感じたからです。またコントロール系のデッキと対戦した場合にも、エネルギーが多くある方が戦いやすいためと、ビーストリングの関係上、ユニットエネルギーではなく基本闘エネルギーで採用しています。

採用したかったカード
 
 普段の記事では不採用カードの紹介を載せているのですが、不採用にできるかどうか正しく判断できるほど調整もできなかったので、採用したかったカードとして紹介します。

・4枚目のマッシブーンGX
試合の中で3枚使用したいことが多いため、4枚目も入れたく思っていたのだが、マッチ戦であることと、レスキュータンカの採用から誤魔化しました(笑)

・2枚目のマッシブーン
 このカードを過労死させるくらい使ったので、サイド落ちを考えてもいれておけばなーと大会中ずっと思っていました(笑)

・ククイ博士
 地味にダメージが通りにくいサンダーを調整しながら倒せる場面や、ジェットパンチでピカゼクを倒せるように調整できたりするため入れておけばよかったと大会の3戦目くらいからずっと思っていました(笑)

・カウンターキャッチャー
 序盤は打点が出ないため先制されることが多いので実は強かったかもなーというカードです。これもいつも通り3戦目くらいからいれておければなーってずっと思っていました(笑)

マッチアップ相性

 ここでは特に意識していたデッキに対しての相性に対する評価と対戦中に意識しているポイントの紹介をします。

・対ピカゼク
相性:有利
フルドライブの後のタッグボルトでビーストリングのうてるサイドが抜けないようにケアだけします。2枚とられた後は、ビーストリングで非GXマッシブーンに2枚貼ると後ろのGXが仮にとられたとしても、ふりまわすが使えて強い場面が多いです。またゼラオラに30のせておくとこだわりハチマキとディアンシーがいるだけで簡単に倒せるようになるので意識していました。

・対ルガゾロ
相性:有利
 基本的にデスローグGXくらいでしかマッシブーンが気絶しないため、ベンチを出しすぎないようにすることだけを意識していました。

・対ジラサン
ジラサンはUB型と雷型で2種類に対して紹介します。
UB型
相性:やや不利
 ククイとカウンターキャッチャーを採用しなかったことでやや不利の評価になってしまいました。採用した場合は五分からやや有利くらいには評価上げができそうだと判断しています。
意識する点は、ウツロイドとマッシブーンのサイドとカプ・コケコGXが飛んできたときに倒せるかどうかを常々意識しなければならなく、ゲームの展開次第でプレイが変わるために大変なマッチアップでした。意識していたのはエレキパワーを使わせることとグズマを使わせることでした。

雷型
相性:有利
 ゼラオラやサンダースがはいっているため、サンダー以外のアタッカーの処理がしやすいため、UB型に比べてはるかに戦いやすかったです。
意識する点としては、非GXマッシブーンでふりまわすができるようにすることとカプ・コケコGXが倒せない状況を作らないことくらいです。

・対ウルネク
相性:やや有利
 マニューラが本領を発揮する最大のマッチアップで、基本的にギラティナで攻撃してくるので、マニューラで撒いてれば場が崩壊していつの間にか勝っているのではないかなーと思っています(笑)マッシブーンGXを置きすぎないことは意識したいです。

・対コントロールゾロアーク
相性:有利
 マニューラで撒くとゾロアークが簡単に1エネマッシブーン圏内に入ってくれます。サイドをとると、相手は非GXマッシブーンも、闘エネが3枚付いたマッシブーンGXもどうしようもなくなります。強いていうならエネのないマッシブーンGXやディアンシーのような余計なポケモンを出すと縛られてしまうのでそこだけは気を付けたいところです。

・対レジギガスHAND
相性:やや有利
 基本的にはこのデッキもマニューラに頑張ってもらいます。相手のフーパやレジギガスは特性を持っていて、バトル場とベンチどちらにもダメージが入る状況はHAND側からすると困ります。とはいえ、それだけではもちろん勝てないので、自分の場に、ジラーチ2匹置いて、あくのおきてで2匹とも気絶してもらいます。そうすることでビーストリングを使用することと、スレッジハンマーが1エネ120の状態になるためエネ剥がしと回復が追いつく間もなく倒しきれます。
 意識するポイントとしては、ワンダーラビリンス等のスタジアムをしっかり割れるようにすることと余計なポケモンを出さないことです。

4.対戦レポート

 普段は対戦レポートを載せることはしないのですが(もちろん理由があります)、せっかくなので書こうかと思います。ただし対戦数も多いのと、すべては覚えていないために概要的な感じとなることご了承ください。またマッチアップ相手の名前を記録することを忘れてしまったため、省略します。

Day1

Round 1 ジラーチ型ピカゼク  WIN

 漢字がプリントされているTシャツで参加者バッジと保護者バッジを付けていたため、ジュニアかシニアに子どもが参加している方でした。
Game 1  W
 マッシブーンGXでジェットパンチしながら撒いていたら、ピカゼクで飛ばされたりしたので、スレッジハンマーで倒しながらビーストリングで盤面作って詰み状況作って勝ち
Game 2 W
 Game 1同様、同じ展開になるように意識しながらジェットパンチをしていくが今回はサンダーとカプ・コケコGXで攻撃してきたので、非GXマッシブーンでふりまわすを使えるようにしておいて無視させない状況作ってサイドレースを有利に進めて勝ち。

 対戦が終わった後に、3年前に日本に行ったことあるよと言われて、しばらく話していて、東京の「○○橋」ってところがいい街だったけど、思い出せないと言われていくつか候補あげていたけど、全然当たりませんでした(笑) 最終的には思い出したのだけど、あまり降りたことのない場所だったせいで何があるところなのか分からなくて困りました(笑)

Round 2 ジラーチサンダー雷型 WIN

Game 1 W
 ゼラオラを倒したところから、サンダースGXが出てきてそれもあなぬけのヒモとグズマで倒して投了
Game 2 W
 相手がどう戦っていいのかわからないみたいで、ジェットパンチを打ち続けてた記憶があります(笑)むしろそれしか記憶にないです。

Round 3 ピカゼクグッズ型 WIN

Game 1 L
 やぶれかぶれからサポートがなくて、この環境よくあるやつという感じで負け
Game 2 W
 スレッジハンマー120になるのを相手が回避できない状況を作って、勝ち
Game 3 W
 Game 2と同様に非GXマッシブーンでスレッジハンマーからのナックルインパクトで勝ち

Round 4 ジラーチサンダールカリオ WIN

配信卓でした。
https://www.twitch.tv/videos/416518046
上記ページの4:12頃から試合の様子が見れると思うので対戦内容の方はそちらで確認いただければと思います。

 Game1のときに、ジャッジの方にマイクでエリカ後の手札の枚数がおかしいとの連絡が来て、一時中断しているところがありましたが、特に問題はなくそのまま続行しています。
 比較的引きがいい試合でしたが、相手の引きが手札の枚数のわりによくないことが多かった印象です。

 大会終わってから知ったことですが、対戦相手が2012年頃に情報収集のために見ていたYOUTUBEのチャンネルの人で、7年前は彼何歳なんだろうと疑問に思いました。

Round 5 ジラサンUB LOSE

Game 1 L
 UB型のジラサンで、こちら側が、動きが弱い間にとられて、コケコで2匹目のマッシブーンGXを取られて負け
Game 2 L
 1戦目と同じジェットパンチの仕方では勝てないから修正しようとしたら、ディアンシーがサイドに落ちていてダメージが出せないためきれいにジラーチも倒せなくて負け

 結果として対ジラサンUBに対してのプランニングが怪しかったこともあり、修正箇所を洗い出そうとするも、その場でははっきりとした答えは出せず、そのまま次のラウンドへ。

Round 6 ルガゾロ WIN

 ゾロアーク系統は同じラインに結構見受けられていて当たりたいマッチアップだったのですが、Round 6でやっと当たりました。

Game 1 W
 バトル場にマッシブーンGX、ベンチにマッシブーンとディアンシーとして後手からゾロア倒して、負けるはずもなく。
Game 2 W
 1戦目同様、特に苦も無く勝ち(すみません、試合内容全く覚えてないです)

 対戦終わってから、「対戦前に僕のデッキがなにかを友達に聞いたらしく、残念なマッチアップだよって言われてきた」と言ってました。そのまま談笑して、いつ帰るのって聞かれてパリ寄ってから帰るって言ったら、ちょっと前に遊びに行ったけどパリめっちゃいいとこだよって言われました。大会終わった後、彼の友達から連絡が来て、パリでおすすめのフレンチ食べられる店を紹介してもらいました。美味しかったです。

Round 7 ピカゼク WIN

 ここで勝つとあと1回IDをすればDay2が確定するラインでした。
Game 1 L
 先攻とられて、マーシャドーやぶれかぶれから手札が悲しいことになって負け
Game 2 W
 先攻で、非GXマッシブーンもいたので相手攻撃に来れるポケモンがいなくて勝ち
Game 3 W
 先攻1手目マーシャドーで相手だけ事故って、そのまま勝ち

これでDay2がほぼ確定できました。

Round 8 ジラサンUB WIN

 もう1ラウンドあるため、このラウンドでIDをする必要性があまりないので、勝ち点を伸ばすために対戦をすることにしました。
Game 1 W
さっき負けたジラサンUB型で、戦い方を見つけないとなーと思っていたところ相手の手札が良くない感じで、復帰したところでジャッジマンをしたら、どうしようもなくなったみたいですぐ終わりました。

 対戦準備をしていたら、ジャッジにデッキチェックといわれ、対戦半ばでのデッキチェックとなりました。デッキチェックで暇になったので隣の試合を見ていたら、ルール確認でジャッジを呼んでいて、たぶんこうだろうなーって思っていたら、「タクヤ知っているか?」と聞かれて自由すぎるなと思いました(笑)ちなみに、見ていた対戦のプレイヤーは両方とも知っています。
そうこうして隣がジャッジの裁定を待っている間に、デッキが戻って来て、対戦を再開しました。

Game 2  W
 1ターン目から無理矢理グズマでベンチのニューラを倒してきたので、またドローサポないと判断できて、非GXのマッシを動かしやすいようにサンダーで倒しやすいジラーチを置いたら、また狙ってきてくれて、相手が復帰したころにはもう遅い状況を作り出して勝ち。

 正直ついていたとしか言いようがなかったのだけども、正しいプレイングを見つけることができなく残念ではありました。しかしDay2に進めるのはこれで確定しました。これで全勝ラインが2人で1敗ラインが自分含めて4人の状況で、同じラインにピカゼク2人とジラサンUB1人でした。

Round 9 ジラサンUB LOSE

 もちろん当たるのはジラサンUBなわけで、、、
Game 1 L
 ダイスロールを負けて、後攻スタートの上で、相手がリーリエからスタートといういい動きから始まりました。そのまま、相手の強い動きが続き、追いつくのは難しく、ある程度負けが決まったので相手のプレイが上手だなと思いながら、相手の構築把握していました。

Game 2 L
 相手がカプ・コケコGXスタートにもかかわらず、容赦なく戒めの祠を置いてくるので、無理やりにでもコケコを倒さないようにし、ジラーチとシママを倒して2枚とります。その後、相手が残りサイド3、自分が残り4の状況で、のこり10のベンチのコケコGXが戒めの祠で落ちるターンに、ビーストエネ付きマッシブーンで1回表が出れば相手のサンダーを倒して、ウツロイドも回避し、マッシブーンGXとマッシブーンのアタッカー2枚体制の状況を作ったものの、両方裏が出てしまったため、ウツロイドでマッシブーンGXを倒されその後コケコGXで倒され負け。

 最後25%を引いていれば残り時間的にも引き分けで終わり、悪くない終わりであったのだが、もったいないことをしてしまいました。

 結果として、Day1での成績はは 7-2-0の21点で終わり、ボーダーラインの19点を超えることができ、18位でDay2に進むことになりました。

 終わった後は、ホテルのレストランで夜ご飯を食べて、部屋に戻ってジラサンUBとの戦い方を練習しようかと思っていたのですが、思った以上に疲労感がたまっていたので、翌朝も早いことから睡眠をとることにしました。

Day2
 Day2は6ラウンドあります。ボーダーラインが勝ち点33 or 34でトップ8とのことで、必要ラインが最低でも4勝必要なラインとのことです。

 今回は同じ21点の点数帯はピカゼク2人でした。

Round 10 ジラサンUB LOSE

 ピカゼクとの対戦を期待していたのですが、上当たりを引いてしまいました。しかもデッキがわからない人を引いてしまうという。隣ではピカゼクミラーをしています。仕方ないことなのですが、勿体なかったです。
Game 1 L
 初手ドローサポなし。マッシブーンGXスタートで、ハイパーボールはあったものの使うと次のターン以降の動きが弱すぎるため、キープしていたら先でカプ・コケコGXがエレキパワーで強化された天空の爪で倒してきました。

Game 2 W
 Game 1は貰い事故ということで気にしないで、2戦目は昨日の最終戦のおかげか戦い方がある程度わかってきたので、非GXマッシブーンに頑張ってもらい勝ち

Game 3 L
 ある程度、いい展開で進めていて、残り自分のターンが3ターンあればほぼ確実に勝てるなというタイミングでタイムアップしてしまい、追加の+3ターンにはいりました。現状一応無理をすれば勝ちはあるが負けもあり得る状況と、素直に引き分けを狙う方を選ぶのもできたのだが、勝ち点のことを考えると引き分けは美味しくないために、勝ちを狙いに行ったところ、結果としては裏目となりきれいに返されてしまいサイドが使いターン内で取り切られてしまいました。

 結果論ではあるかなとは思ってはいるのですが、結果的にまたもや勿体ない結果になってしまいました。

Round 11 セレバナシェイミ LOSE

 前日の最終戦から2連敗したため、下の方にもぐってしまい使用デッキが全然わからないゾーンに入ってしまいました。
Game 1 L
 サポなし後攻非GXマッシのみ。今日2回目ですね。
3ターン目にはゲームが終わりました。

Game 2 L
 実はGXワザでセレバナを一撃で倒せるのでこのマッチアップは実は不利じゃないのですが、エネを貼るところを間違えました。3ターン目に270を出す必要があるのにもかかわらず前のマッシブーンGXにエネを貼ったために相手のエネルギーを貼るターンが追いついてしまいました。非GXマッシブーンがいればまだなんとかなるはずだったものの、サイド3枚とるときに救出できず。GXワザを残され続けて負け。

 2日通して、勝敗に影響を与えるミスというべきミスをしたのがおそらくこれだけなので、もったいないことをしてしまいました。対セレバナの練習が足りなかったのは仕方ないにしても考えれば気付けることであったので反省しなければなりませんね。

Round 12 ピカゼク WIN

Game 1 L
 マッシブーンGXがサイド2枚いたため、ビーストリング先がなく、ピカゼクの2枚目を倒せるポケモンを準備できずに負け

Game 2 W
 順当に準備をして勝ち

Game 3 W
 先攻やぶれかぶれ、サポなし。相手も場が弱いがサポートを引いている状況、サポートなしで2ターン耐えて、あと1ターン引けないと負けのところで、エリカを引いて5枚ドロー次のターンもエリカ5枚ドローで、残り時間もなくてビーストリングさえ引ければ勝てる、引けなきゃ負けの場面でシロナから引くことができて、なんとか勝ち。

Round 13 ピカゼク WIN

Game 1 W
 非GXマッシブーンを止められなくして勝ち

Game 2 W
 先1マーシャドーで、相手が事故りました。ジェットパンチしているだけで勝ち。

Round 14 カプ・コケコサンダーゼブライカ LOSE

Game 1 L
 エレキパワーでカプ・コケコやサンダーでダメージを与えていくデッキ。エネが引けない等のあまりこちらの動きが良くなく、エレキチャージャーでエレキパワー再利用され、リソースゲームしようと思っていたところ、リソースマネージメントのヤレユータンがでできて負け。

Game 2 W
 相手の引きが弱かったみたいで、3ターン目に投了。

Game 3 L
 たねポケモンが6回いませんでした。相手先行13枚スタートで展開されてエネが引ければ勝てる場面にもっていけたはずだったが引けなかったことで、負けてしまいました。

Round 15 ピカゼク TIE

 対戦始まる前に勝つとオポネント次第では32入れるラインでIDする(意図的に引き分けにすること)とTOP64は確定だからIDしないかと言われて、スマホを見せられました。実際、自分のオポネントがそこまで高くないことはわかったおり、マーシャドーで事故らされてまけるリスクを考えたら特に対戦するメリットもなかったのでそのままIDを承諾しました。
 IDして、対戦相手に「お母さんから写真送られてきたんだ」って言われて、見てみると2012年のハワイで行われた世界大会の時の写真でした。僕やもう一人の世界一に挑戦するコーナーを開いてもらい、その時に対戦している写真で、この時、まだジュニアだったんだよと話をされて、懐かしいねって周りが対戦している中そんな話をしていました。

5.大会を終えて


 最終結果は9-5-1の28点、48位でした。結果としては中度半端と言えば中途半端で、個人的にはもう少しうまくできなかったのかは反省したい位置でした。最終戦で対戦をして勝っていても、オポネントが低く32位にはいれなかったのでID自体は正解でした。対戦相手のデッキを振り返ってみても、大きなメタ外にも当たらず、ほぼ想定通りなメタだったために、もう少し勝ち切れなければならないマッチアップだったなと思いました。明らかな準備不足が起因しているため、もし次の機会があれば改善したく思います。また、対戦数もDay1では20戦、Day2では13試合もしているということを考えると、ポケカをするための体力の増加は必要だなと改めて考えさせられました。日本の大会形式と違い、事故って負けても、2戦目以降も残っているため、巻き返すことができるという点は個人的にはやっていて充実感はあるなと改めて思ったので、日本もマッチになったらなーとは思うのですが、時間の都合上厳しそうなのは残念です。
 

Day1のマッチアップ
○○ピカゼク
○○ジラサン
×○○ピカゼク
○○ジラサンルカリオ
××ジラサンUB
○○ルガゾロ
×○○ピカゼク
○○ジラサン
××ジラサンUB
Day2のマッチアップ
×○×ジラサンUB
××セレバナ
×○○ピカゼク
○○ピカゼク
×○×コケコゼブライカ
ID ピカゼク

 反省はこのくらいにして、やはり海外の大会は、日本と違って1日中ずっと対戦していることができるという点で楽しいなというのと、配信卓などの設備も優れていて、年々競技として取り組める環境になってきているなというのは実感させられます。日本の大会でもこれから海外のいい面が取り入れていってもらえれば嬉しく思います。個人的に早急に取り入れてもらいたいのは、日本の配信卓のテーブルが小さいので、大きくしてほしいことです(笑)

6.終わりに

 この度は、ご覧いただきありがとうございました。書いていたら思った以上のボリュームになってしまいました。今回2年振りにICに参加したので、せっかくならば紹介記事的なものにしようと思って書いたので、少しでも海外の大会の雰囲気が伝わっていれば嬉しいです。また、これを読んで、海外の大会に興味を持ってもらえたら嬉しいです。(ちなみに大会やトレードをメインで参加するならば、北米のICがおすすめで、大会だけでなく観光もしっかりしたいならばオセアニアかヨーロッパのICをおすすめしておきます。)個人的にも日本でプレイするだけでは得ることができない経験ができるので、また機会があれば参加したいなと思っています。 

また、EUICで足りないカードを貸していただきましたデザートさんには御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

なにかありましたら、Twitter:Takuya_pcgの方までご連絡をいただければと思います。

以下、有料部分には特に何も記していませんが、ご購入してご支援いただければ嬉しく思います。ご支援頂いたものは、美味しいものでも食べるのに使わせていただきたいと思います。反響があれば、普段の有料記事だけではなく、またこういう形式で書く機会も増やしていこうと思います。

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