Youは何しにLabBaseへ?〜元メガバンク行員がLabBaseに出会い転職した話〜
自己紹介
本記事に興味を持っていただきありがとうございます。
はじめまして。株式会社LabBaseの井手と申します。
三重県伊勢市生まれで愛知県犬山市というところで育ち、大学卒業後赤色のメガバンクに入行し8年半ほど(4場所)勤務したのち、31歳でLabBaseに転職し今に至ります。
現在、LabBaseではカスタマーサクセスという仕事をしています。
転職で会社規模・業界・働き方などほぼ全てがガラッと変わりましたが、結論チャレンジしてみて大正解だった!!という現在を過ごしています。
(仕事内容については後ほど触れたいと思いますが、カスタマーサクセスって?という方はネットやnote上にわかりやすい説明がたくさんあると思うのでぜひ検索してみてください!)
私に関する主要キーワード
大手企業からスタートアップに転職
「金融」から未経験の「HR」「研究エンパワー」の領域へ
妻子持ちで31歳で転職
本noteの目的
「こんな人もいるんだ」とキャリアの1事例として参考にしていただく
LabBaseの雰囲気や仕事についてざっくり知っていただく
この記事でLabBaseに興味を持っていただけ、最終的にLabBaseで共に働くことができたらもちろん嬉しいですが、そうでなくても一つのキャリアの事例として読んでくださった方の役に少しでも立てば嬉しいです。
LabBaseへ入社するまで
銀行ではどんな仕事をしていたか
最初に簡単に、銀行でどのような仕事をしていたのか触れます。
一時期「半沢直樹」というドラマが話題になりましたが(○倍返しだ!!ってやつですね)、イメージとしてはあの半沢直樹のような仕事をしていました。
お客様の工場に行って、「この製品はね・・・」など事業についてお話を伺いながら与信判断(融資をするかどうかの判断)をしたり、融資をしたけど計画通りにご返済できなくなったお客様と交渉したりする「法人営業」と呼ばれる仕事です。銀行では通称「RM/リレーションシップマネージャー」と呼ばれています。
法人や個人のお客様にお金を貸す(融資)をはじめとして、企業の「カネ」にまつわる営業・経営課題に向き合う仕事です。
RMとして幅広い業界のお客様と関わりながら、世の中へのインパクトを与えていくような仕事・経験を積みたくて銀行に入りました。
転職を考え始めたきっかけ
上記のような思いで入行したわけですが、正直全然うまくいかなかったことの方がほとんど・・・。
気合十分で会社には入りましたが、なかなか結果が出せない、周囲の期待に沿えないという期間の方が長く「しんどかった」記憶の方が多め(苦笑)。
自分のファーストキャリアとしては良かったと心から思っているのですが、遡れば新卒2年目の終わりくらいの頃から、「ここでずっと働き続けるか?」「自分はここでキャリアを歩んでいけるんだろうか?」みたいなことは不定期ながらも定期的に考えていました(前職でお世話になった上司の皆さんには怒られそうですが)。
紆余曲折は割愛しますが先にお伝えすると、休止期間を挟みつつ転職活動は計3回もやりました(笑)。
しかしながら、自分の中で「やり切った!」と思えていない段階での転職活動では不思議と気持ちにブレーキがかかり、1回目と2回目は「やっぱりもう一度頑張ろう」という感じで前職に留まり、気づいたら8年何とか頑張っていたというのが正直なところです。
ちなみに、LabBaseには2回目の転職活動で当時のエージェントからの紹介で出会いました。一度この時に選考に進んだものの、辞退しています。
三度目の正直でついに転職へ
そんなところから、三度目の正直でLabBaseへの転職に踏み切るわけですが、その理由は大きく3つでした。
RM(法人営業)の仕事に対して自分が精一杯やったと納得できる境地に至ったこと
LabBaseからもう一度選考のチャンスをもらうという縁ができたこと
「祖母の死」と、LabBaseの掲げるパーパス「研究の力を、人類の力に。」が自分の中でリンクしたこと
少し重い話になりますが、2回目の転職活動でLabBaseを辞退してから再びLabBaseと出会うまでの間に、祖母が他界しました。
祖母はある難病を抱えつつ、最後は認知症のような状態でこの世を去りました。晩年の祖母がどんどん衰えていくのを眺めるしかできない自分に無力さを感じていた中、死に直面してふと「自分は今さら医者や研究者にはなれない。でも、何かできることはなかったのだろうか?」という考えがよぎりました。
医者や研究者になれなくても、自分のやれることで何かを成し遂げたい
その想いを何か行動に移したいと考えた私は、前職で医療や公共団体に特化した支援を行う部署に異動の応募を出すことにしました。
応募にあたっては、想い先行型で解像度が低いながらもチャレンジしたいことを精一杯まとめ伝えました。しかし、希望は残念ながら叶わず。
そんなさなか巡ってきたのが、LabBaseの選考を再度受けられるとの話。
上記のような状況もあり「ここなら何か成し遂げられるかもしれない」という考えに至りました。
ですので三度目の正直については、LabBaseからチャンスをもらえていなければ、もしくは希望部署への応募が通っていたら実現していなかったと思います。転職はつくづく縁だなと思います。
大企業からスタートアップへ身を転じることについて、迷いがゼロだったかといえば嘘になりますが、期待感の方が上回ったというのと、家族も応援してくれたことで最終決断することができました(自分の両親には最後まで反対されましたが・・・苦笑)。
ここで余談ですが、実はLabBaseに内定承諾した後、前職で退職意向を伝えるまでの間に引越を伴う転勤辞令を出されています。
少しは医療とか公共に近い仕事ができるのかな?と期待したフシもありましたが、そういう異動でもなかったのでLabBaseに身を転じるために奔走しました(笑)。
そんな中、入社まで柔軟に寄り添った対応をしてくれたLabBaseの温かさや懐の深さに、より「行くしかない!」と確信が深まったのを覚えています。
Youは何しにLabBaseへ?
背景にある思い 「研究を頑張っている人の何か力になりたい」
上記で書いたように、医療や公共に近い仕事がしたいという思いはありながらも、LabBaseと出会って気づいたのは人々の生活を支えている根幹には「研究活動」があり、今世の中を当たり前のように支えているモノやコトの多くは「研究活動から生まれている」ということ。
医療だって「研究している人がいるから進歩する」という、考えてみたら当たり前のことに気づきました。
そんなこんなで、ド文系で「研究」なんて小学校の頃の自由研究でさえまともにやっていなかった自分が「研究の力を、人類の力に。」というLabBaseのパーパスにすごく共感できたんです。研究を頑張っている人の何か力になりたい、と。
そう強く思えたのにはもう一つ理由があります。私の幼なじみの存在です。彼は学生の頃から自分とは真逆、バリバリの理系で院卒の人物です。
LabBaseに出会ったとき、そんな彼の就職が決まったころに話した時のことを、当時の衝撃と共に思い出しました。
彼は大学院まで進んで流体力学の研究をしていて、最終的に研究室の推薦で就職先を決めましたが、よくよく聞くと彼曰く研究内容とはほぼ無関係の仕事をするとのこと。
「え、院まで行って頑張って研究してきたのに、それ活かさなくていいの!?」というようなことを言う私に対し、彼は「それでいいんだよ」というような感じ。当時の自分は「もったいない」と感じていました。
(もちろん、彼は彼でしっかり考えて決めたことなのでそれが悪いということでは決してなく)
そんな経験も相まって、研究を頑張った人が普通に就活をしていたら気づけなかったキャリアの選択肢ができたり、マッチ度の高い企業や学校と出会えたり、という世界が実現されたら、研究活動がより加速する世界になり、世の中へも良いインパクトが与えられると思いました。
現在やっている仕事
カスタマーサクセスとして、LabBaseの主要サービスの一つである「LabBase就職」の導入のご支援、LabBase就職をご利用いただいているお客様向けに採用のコンサルティングを行っています。
LabBase就職を使うことでお客様が採用成果を最大化できるよう伴走支援し、継続的な関係を築くことがミッションです。
上記業務以外にも、産学連携に関するプロジェクトなど、手を挙げたり誘っていただいたりで複数のプロジェクトにジョインしています。
まだ個人としてもLabBaseとしても、実現したい世界まで遠く感じる部分もありますが、そこへチャレンジし着実に前進していきたいと思っています。
入社してみて感じていること
入社してみて、パーパス実現に向けたエネルギーはめちゃめちゃ高いと感じます。さらに、人に対して温かくリスペクトできるメンバーばかりです。
人の良さは間違いない。これはカルチャーだと思います。
(道端で困っている方を見つけたら、社員全員が声かけてあげるタイプなんじゃないかな?と思うくらい)
私の年齢からすると年下のメンバーも多いですが、「本当に年下?」というくらいガンガン仕事を動かしていて、自分も負けてられないな!という気持ちで毎日仕事しています。
前職と比べると、リモートの環境で働くというのも不安がありましたが、思ったより早く環境に慣れ、家族の時間は増えました。
出社日も定期的にありハイブリッドな形で働いています。四半期に1度は全社で集まる会議もあり、オフラインのコミュニケーションも大事にしています。
まだ体制面や仕組みが整っていない部分はあったり、もちろん課題もあります。
でも、「これ無駄だな・・・」ということがベースとして少ないですし、仮にあっても即「変えよう!」みたいな感じもあったり、スピード感はまるで違うなと感じています。
また、もちろん適宜報連相は必要ですが個人の判断で任される部分も多いです。
やることはたくさんあるので、暇を感じている暇は全然ないですが(笑)、「月曜日、嫌だなぁ・・・」ということが全くと言っていいほどなくなりました!(前職否定ではありません!!)
とにかく伝えたいのは、エネルギッシュ&人がいい&充実感が感じられているということ!
文面では伝わりきらない部分もあると思うので、もしお会いすることがあればざっくばらんにいろいろお伝えできればと思います。
最後に
ここまで長文を読んでいただき、ありがとうございました。
冒頭でも書きましたが、本記事が読んでくださった皆さんの少しでも役に立てたのであれば幸いです。
LabBaseでは「研究の力を、人類の力に。」をパーパスに掲げ、研究者の可能性を最大化させ、日本の科学技術の未来を明るくしたいと思う仲間が集まり、日々切磋琢磨しています。
現在、複数の職種にて共に働く仲間を募集中です!カジュアル面談から可能ですので、最初から選考に抵抗あるなという方も是非お気軽にエントリーくださいませ。
(現在は全ての面談 / 選考をオンラインにて実施しています)
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