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「振り返り」で実践して良かったこと

はじめに

LAPRASでCSOをやっている太田です。

CSOって何?って感じだと思います。聞かれたときは事業計画の策定や修正、モニタリングなどをやっていると答えているんですが、この規模の会社だとそれだけだと価値がないので、幅広く「なんでも屋」をしているというのが正しい表現なのかもしれないです。

今回は年末ということもあり「振り返り」についての自分がいつも実際にやっている工夫について書こうと思います。

参考になる人もならない人もいるかと思いますが、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

なお、今回の記事は LAPRAS Advent Calendar 2020の20日目の記事です。


本文の前に

完全に自分の主観なので、反論の余地があると思うのですが、

・スタートアップはチームでの振り返りをしないもしくは不十分な会社が多い

・スタートアップはチームでの振り返りが下手な会社が多い

と感じてます。

多分、この背景には

・目の前の業務が多いので、振り返りをしている時間がない

・前提が日々変わらないので振り返りに意味が見いだせない

・振り返りをして何か変わった成功体験がないので振り返りに意味が見いだせない

このあたりかなーと思っています。

振り返りにおいてよくある問題点

・振り返りポイントが分解できていない

色々言っているけども、「AがよくなかったのはA'だったからだ。なので次回はAをしない」という内容を、表現を変えて話している状況。これは難しくいうとトートロジー、短くいうと進次郎構文というやつです。

・ネクストアクションが見えづらい

その改善点はわかったけど、次やるとしたらどうするの?に対して明確な話をせずに(または話す場が別途設定されずに)終わることが多く、「振り返った」ことで満足感をえてしまうケースです。(これ結構ありますし、自分も昔よくやってました。。。。)

「たら」「れば」で振り返る

上記問題への対応として、

自分の場合基本的に振り返りは「たら」「れば」で振り返ってもらうようにしています。

「たられば」はビジネスにおいては否定的な意味でとらえられることが多いですが、振り返りには非常に便利です。

何か振り返りたいプロジェクトがある際には「あのプロジェクトスタート前に今の頭を持った上で戻れるとしたら行動は何を変えますか?」という感じで振り返りをします。

これの狙いは

1) 振り返りとネクストアクション設定を一気通関で行えること

2) 振り返りがより具体的になること

の2点です。

振り返りが具体的になれば議論の幅がでやすいです。

「それは〜〜という前提(や結果)を知っているからだと思うけど、その前提って現実的に(努力などをすれば)当時知れた?」

「もっと時間をかければと言っているけど、当時XXXとYYYで忙しかったと思うけど現実的に可能だった?」

みたいな感じで通常の「よかった」「悪かった」の振り返りよりもこのテンプレートに落とすとネクストアクションの議論が深まりやすいと感じています。(どうしても「よかった/悪かった」で出してしまうとネクストアクションに現実味のない反省会になってしまうことが多い)

また、振り返りが具体的になれば、問題の捉え方の認知が本人と周りがすり合いやすい

この振り返りをすると、Aさんはこのプロジェクト進行の課題を~だと感じているけど、周りから見たらそれは違うということが多く出てきます。

それに対しても周りから「これについてはどうとらえているか?」など「自分はXXXについてはコントロールできる要素が少ないから、具体的にはYYYの方が〜〜〜」などコメントが入りやすくなります。

最後に

振り返りはスタートアップにこそより重要であると感じています。

なぜなら、我々は大企業のように社内に経験値がたまっているわけでもない。また、新しいフィールドを切り拓いている訳だから「前提」がコロコロ変わるしそれにより正解もコロコロ変わる。

そんな状況の中で、日々「賢く」なっていくことが求められています。

なので、これからも振り返りを大切にしようと、一年を振り返って思ったのでこの記事を書かせてもらいました。

本当の最後に。。。

最後に、LAPRASでは現在エンジニアからビジネスサイドまで複数のポジションで絶賛採用中です!興味があればぜひお気軽に「話を聞きたい」を押して頂ければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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