あとは楽しさだけ☆

いつもありがとうございます。

2か月前に日本に来たばかりで日本語猛勉強中のALTから、「タクトさんには、“めちゃくちゃ”という日本語を教わりました!めちゃくちゃ優しい!本当にありがとう!」というラインをもらった学校事務職員のタクトです。

#会話の中で“めちゃくちゃ”を多用してたらしい


今回は、今の学校現場で、多くの人がなんだかんだ甘く見積もってるけど、「絶対もっと真剣に考えた方が良いのにっ!」と思うことについてです。

「楽しさ」だけ後回しになってない?

良い学校運営、良い教育活動のために先生方をはじめ学校の職員は本当に一生懸命やっています。

まずは、前回の記事にもした「安心・安全」。日常の授業から外部対応の行事まで、学校の管轄内で行われるありとあらゆる活動において、計画内容の中に必ず、子どもたちの安心・安全面に対する考慮がされています。

また、学校運営のメインである教育活動の「内容」については、それこそ国単位の文科省でも議論され、現場レベルの各学校でも議論され、本当に練られたものが出ていると思います。(内容の是非は僕なんかじゃ判断できないけど、先生らみんな一生懸命考えていることは間違いないという意味で。)

ただ、その「内容」の、“伝え方”や“見せ方”の部分がまだまだやれることがあるのに、小さくまとまってしまってるような気がしています。

もちろん、先生方も「楽しい方が良い」とは思っているので、一生懸命その方向でやってくれてはいます。でも、個人的には、もっと色々なやり方で、もっと自由な中で、思いっきり楽しさに振り切ってみても良いかもしれないなぁと個人的に思っています。

「楽しさ」にちゃんとコストを割く。

僕は、子どもの頃、学校で好きじゃない授業のときはすぐ眠くなっちゃうやつだったので余計思うのですが、何かを勉強させるなら、絶対に絶対に、まず何より先に“楽しく”させちゃった方が効率が良い。

僕は、物を覚えるのが苦手すぎて、社会の授業で歴史を暗記するみたいのはホントに1ミリもできなかったんですが、大好きな映画「スターウォーズ」のことなら、キャラクターの名前も事件があった年表もすらすら覚えれた・・・というか、めちゃくちゃ前のめりで勉強できました。テストがあるわけでもないのに、今でも寝る前にスターウォーズの図鑑を見たりするくらいです。

これってめちゃくちゃ重要だなと思っていて、勉強の感覚でなく、好きだから興味あるから知りたい!っていう欲求なだけ。何かを学ぶor学ばせたいのであれば、この状態に持っていくのが非常に大切だと思っています。そうなっちゃえば、後は勝手に前のめりになってくれるので、結果、学びの吸収率が良い。

学校という「学びの場」を謳うのであれば、ここにコストを割くことを忘れちゃいけないなと思います。

だって、気持ちがのってない状態で勉強させるなんて、めちゃくちゃ効率が悪いことをしていて、しかも、子どもも先生も嬉しくない誰得状態です。

子どもたちに真面目に勉強することを求めるのではなく、もっと学校側が楽しさを高めて、“学校が”子どもたちの興味・関心を引き出してやれば、学校としては学ばせたいことを効率よく進められるし、子どもたちも余計な我慢をすることなく前のめりに学べます。

でもこれは、先生方だけの問題ではなくて、学校運営のシステムや、過去の歴史から積み上げられてきた「楽しさはあくまでオマケ。このぐらいだね」という慣習みたいなものの影響が大きいと思います。(先生たちは今ある枠の中で楽しませようとしてくれている。)

インターネットによって情報の質がグンと高まり、あらゆるサービスが受けられるようになり、競合がめちゃくちゃ増えた(いきなり世界戦になる)今、学校がここの部分に割くコストを見誤ると本当に取り残されて魅力のない場所になってしまうんだろうなぁと思っています。

学校の職員が今現代の舞台や映画やショーなどのエンターテイメントがどうなっているかをちゃんと学んで、学校で子どもたちに楽しいと思わせる・興味を持たせて伝えることを真剣に考えるようになったら面白いです。

何かを表現するときの演出の仕方、伝えるときの話の仕方・声の出し方、舞台(教室)の装飾や席の配置や目線の持っていき方、きっと学校にとってはまだまだ未開拓の分野で改善できることがたくさんある気がします。

極論を言うと、まず内容の重要さはガン無視して、めちゃくちゃ楽しい空間や雰囲気を作り上げて、最大限に興味・関心を持たせてから本当に学ばせたいことを教えた方が良いんじゃないかなぁとか思ったりもしています。

・・・と、ここで言っているだけでは何も変わらないので、まずは自分ができること、子どもはもちろん職員に対して、「“楽しい”は本当に大切だよね。」とみんなが思うような職員室の文化創りを日々積み重ねていきます。

長くなっちゃいましたが、「一人でも多くの子どもにとって、学校を楽しい場所にする。」は、僕のいつも考えてる目標でもあるので、記事にしました。

でも、あとはコレさえできたら本当に最高だと思うんだよなぁ~。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

未来を創るのは今の子どもたち。

明るく楽しい未来のために、明るく楽しい学校を創る。

明るく楽しい学校の未来を拓く人になる、学校事務職員、村松拓人。








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