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あの頃の私。

いつもありがとうございます。
最近はずっと徹夜で過ごしてる、学校事務職員のタクトです。


ここ1年は自分の学校事務職員生活の中で最も多岐にわたる活動をして過ごしている。

本当に多忙な学校だけど、職員一人一人とのコミュニケーションを大切にすることで、職員室はとても明るい雰囲気で、私だけでなくみんなが楽しく仕事をしている。

学校運営に参画していくのが日常で、最近は来年度の教育課程編成会議で先生たちと議論する毎日だ。今日も校長先生と腹を割って働き方改革改革について話をしてきた。

他校の学校事務職員との繋がりも大きくなり、困ったことや助けて欲しいことがあればすぐに駆けつけてくれる同世代の最高の仲間たちもたくさんいる。


数年前から自分が目指してきた状況に近づきつつあるわけだが、しかし、やっていることは、教育活動の理解や職員との人間関係を土台に、今までの自分の経験や学びを取り組みに落とし込んでいく作業なので、数年前に撒いた種から、ようやく咲いた花を回収しているようなものだ。

「たしかに仕事の規模は大きくなってるけれど、これでいいのか?」


こんな時に振り返るのは、決まってまだ20代だった頃の自分だ。

あの頃の私は誰からも認められず、まるでノラ犬のように、もがき続けた。

自分の思いを上手く伝えられず、校長との人間関係づくりも上手くいかなかった。

子供たちとの接し方もわからず、避けていた時期もあった。

先生たちに自分の仕事を理解してもらえず嫌になっていたこともあった。

学校のため、先生のため、何より学校に通う子供たちのために何かをしたいのに、何もできない自分に絶望していた。

このままじゃダメだ。

苦しんだ末にそれでも何かを変えたいと思った私は、ついには職員会議を飛び出して、同期の仲間を学校の屋上に呼び出し、「私は学校を変えられる存在になる。そのために誰も歩いていない道を行く。」と言い放った。

同期の皆は黙って頷いた。

その日から、学校運営参画への挑戦が始まった。

最初は職員との人間関係づくり。管理職はもちろん、先生たち一人一人、週に数回しか来ない支援員や給食員のパートさんまで、誰一人置いていくことなく、関わる人みんなとコミュニケーションを大切にした。

それから先生たちと同じように目の前の子供たちと真剣に向き合った。休み時間や昼休みには子供たちとのふれあいを欠かさない。毎日一度は子どもと関わる時間を作った。

さらには教育課程についても理解を深めた。今自分の学校がどんな教育活動をしようとしてるのか、先生たちがどんな思いで授業してるのかを知ることが必要だとわかったからだ。
不思議な目で見られながらも何度も授業や行事に顔を出した。

最初は誰一人として、私に学校運営参画なんて求めちゃいなかった。

毎日、傷だらけになった。

無様だったかもしれない。

しかし、自分で決めた道を進むのに躊躇はなかった。教育委員会の方やベテラン学校事務職員から、なんでお前はそんなことしてるんだと言われたこともあった。でも、曲げられない、負けられない。やられたらやり返す、倍返しだ!!そんな言葉を言い放ちながら、自分に出来ることを必死で模索していた。

今、あの頃を振り返って過去のできごとと決別して成り上がってやろうと思う自分がいる。



・・・。




・・・今回、何故、このような文章を書いたかというと、今週一週間、徹夜で、「半沢直樹」をDVDでイッキ見したからに他ならない。

半沢直樹がムッチャかっこいいのだ。

「半沢直樹になりたい」といっても過言ではない。

なので、普段は『僕』のところを、『私』にしてみた。

半沢直樹が『私』と言っていたからだ。


ちなみに、「あの頃の私は誰にも認められるず、野良犬のようにもがき続けていた、」と書いたが、自分でも何を言っているのかサッパリわからない。

野良犬って、もがくの?


そして、会議を飛び出して学校の屋上に同期を呼び出したエピソードは強烈な作り話だ。

会議を飛び出したことなんてないし、同期を呼び出すには学校がバラバラなので時間がかかる。一番遠くの学校の同期とは20km以上離れていたのだ。

そして何より、俺は高所恐怖症なので屋上には行きたくない。
屋上に行ったら怖くて足がプルプルしちゃうのだ。


あと、毎日、傷だらけになったのも嘘だ。
学校は安全第一なので危険な箇所があったら秒速で修繕しなければならない。
傷を作れるタイミングなんかないのだ。

さらには、「やられたらやり返す、倍返しだ!」と言い放つエピソードに至っては自分でも全く意味がわからない作り話だ。

シンプルに半沢直樹の名ゼリフを言いたかっただけだと思う。

ついでに言うと、過去と決別しようとは全く思っていない。今も楽しいが過去も楽しい思い出はたくさんあるからだ。


ただ、
半沢直樹が、過去の辛い経験経て成り上がっていく感じになっていて、それが凄くカッコ良かったから、私も、そのスタンスでいきたい。

半沢直樹になりたいのだ。

私は、いつになれば、半沢直樹になれるのだろうか?

いや、いつになれば、半沢直樹に成り上がれるのだろうか?


最後になるが、「すぐに駆けつけてくれる最高の仲間たちがいる」と書いたが、あいつらが駆けつけてくるのはほぼほぼ飲み会のときだ。

年末も同世代の学校事務職員仲間で飲み会をやったが、みんな酔っ払って開始から丸々3時間、おれをイジリ倒して、仕事の話などロクにしなかった。
その前の飲み会では、30代半ばなのに飲みすぎてコンビニの駐車場で倒れふしてるやつもいた。

酔っ払いのダメな仲間しかいねぇ。終わった。

半沢直樹になれる気がしない。

#半沢直樹になりたい
#倍返しをしたい

最後まで読んでいただきありがとうございました。

未来を創るのは今の子どもたち。

明るく楽しい“未来”のために、明るく楽しい“学校”を創る。

学校の未来を拓く人になる、学校事務職員、タクト。

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