元解散芸人の独り言

試しに独り言を書き連ねてみます。
お笑いは何も関係ありません。
ただただ私の思考整理に付き合ってるぐらいの感覚で読んでいただければ。

1人の人間に依存しすぎてはいけない。

これは解散芸人としての経験としてもそうだけれども、今までの人生で味わってきたことの一つでもある。

芸歴3年で5回という回数からも察せる通り、私は自認よりも人間関係の構築が下手らしい。
無論元々コミュニケーションが上手だなんて全く思っていないけれども。

そんな私は、お笑いの活動を始める前からも、人間関係で沢山の失敗をしてきた。
その時に、私にとって最も悪かったであろう点は何か。
答えは冒頭で述べた通り、1人の人間に依存しすぎたことだ。

無論、元々の私の性格にも問題があることは分かっている。けれども、これは直すのに限界がある。日頃から直すように心がけてはいるけれども、どうやったって私は意地っ張りで少しプライドが高い。他にも自覚できていない悪い所も沢山あるだろう。
だから、合わない人が私から離れていくのは至極仕方の無いことだと思っている。無理に関わり続けて欲しいと要求できるほど、私は他者に利益をもたらせる人間では無い。

問題は、そうして離れていく人がいるのを分かっていながら、その準備ができていなかったこと。ある人がいなければ保てないような脆弱な精神を構築してしまったこと。
私はそれを今でも深く後悔しているし、その傷は時間が経った今でも癒える気配はない。

私が漫談をやる理由も、きっとこういった面もあるのだと思う。
漫才で作り出す笑いは、2人で1つ。
それだけに頼っていては、相手がいなくなった時、簡単に自分の信じていた面白さ・個性を見失ってしまう。

とは言えども、1人で生きていけるほど人間は強くできていない。特に、私と同年代の人や歳下の人なんかは、誰かに認められることが心の健康に繋がる時期だとも思う。(私自身もそう)

だからこそ、そういった人達に心がけて欲しいことがある。
それは、言葉を選ばずに言えば、依存先を増やすことだ。

更に掘り下げて話すと、自分のことを認めてくれる人が周りに当たり前にいる環境。そんな環境に身を置いて生きて欲しい。
誰か1人しか依存先が居ないような場合、それは環境が悪いか、1人の依存させる力が強すぎるかのどちらかであると思う。
そしてそれは、どちらも決して良いと言える環境ではない。(結婚と同じようなレベルで互いの一生を捧げあっているのなら別として)
抜け出せるならばそのような環境は抜け出して欲しいし、他にあなたのことを大切にしてくれる人を見つけて欲しい。

だが、それが難しい人もいるだろう。
自分が置かれている環境が良くないことは自覚できていても、抗えないような環境に置かれるようなこともある。

そういう時に考えられる対処法は、新しいコミュニティに属することだ。
自分の今までいなかった世界で、新しい仲間と出会って、その人たちと一緒に新しい自分を形成していく。
そうしていくつかの自分の面を広げておくことで、どこかの自分が瓦解した時にも、別の自分を、別の仲間を頼りに生きていくことができる。

そして、新しいコミュニティに属するような余裕もない人。
そういった人達に対して私が出せる答えは、1つしかない。
信じ切れる自分を構築すること。

これはすごく残酷な発言であることも理解している。
けれど、私の19年ぽっちの人生では、そのような答えしか出せないのだ。
どんなことがあっても、自分の信念を貫き、自分のために行動して、自分のために生き続ける。
それができる精神を持って、自分を律し、自分を愛する。
それができなければ、今頼っている誰かがいなくなった時に、人は簡単に崩れ去ってしまう。

もし今これを読んでいる人で、そういったことで苦しんでいる人がいれば、きっとこの答えは正しいとは言いきれないことを補足しておく。
きっと私よりも、長く厚みのある人生を送っている人は、もっとあなたの助けになる答えを持っていることだろう。

少し散らかったが、結局何が伝えたいか。
1人の人間に依存しすぎてはいけない。
これだけだ。

自分にとっての唯一の存在というのは、自分の想像よりも、遥かに一瞬で居なくなる。
これに怯えながら生きるのではなく、受け入れて、立ち向かって、前に進んでいける準備を常に整えて生きていて欲しいと思う。

以上、独り言でした。
ここまで読んでくれた方。
普段は舞台でもっと楽しいこと喋ってるから観に来て欲しいな!!!!!

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