難民を考える
最近、欧州における難民を調べてます。欧州ではシリア内戦などの影響で多くの難民が流入しており、その難民の処遇を巡って国内外を問わず意見が対立し社会的な大問題になっています。
しかし、欧州に住みつけた難民は全体の中でも極々わずか。多くの難民は欧州への入境が認められずトルコなど周辺国でのキャンプ生活を余儀なくされています。それもそのはず。難民に亡命する資格ってのは実はないんですね。あるのは各国が難民を受け入れるか否かという判断だけ。
さて、我々日本人にとって難民問題は関係のない話でしょうか?僕はそうは思いません。朝鮮半島や米中関係はいつでも不安定だし、最近では香港のデモに対していつ人民解放軍が出動するのかもわからない状況です。そもそも「難民」とは当該国に居れば暴力や迫害にさらされるため国外への非難を求める人々です。この不安定な北東アジアで有事が発生すれば日本にも難民が押し寄せるのは明らか。
であるから、我々は今こそ欧州から学んで将来に対する備えをする必要があると思うんです。日本で難民問題が広く研究されることを願って。
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