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昔、あんなに夢中だったのに・・・

あのエネルギーはどこへ消えた?

 40代に入ると「昔は、あんなに夢中だったのに」と思うことありませんか? 奥さんのことじゃないですよ。趣味の話です。もう一度言います。「趣味の話」です。
 20代の頃は自動車が大好きだった。整備も運転も大好きだった。お金がなかったが、なんとか19万円の中古車を買った。自分でカーナビをつけたり、カッコいいマッドガード(泥除け)やハンドルのホーンボタンを自作して取り付けた。運転も高速道路を使わずに、東京から実家の三重まで一般道を徹夜でドライブした。冬は国道1号ルート、夏は国道19号〜20号ルートを走った。どんなに眠くても、車に乗ると目が冴えた。
 彼女とのドライブ。どんなに話が盛り上がっていても、鈴鹿峠を通過するときは、話しかけないのが暗黙のルールだった。時たま助手席で”ゴツン"「イタッ」と声がする以外は、エンジン音しか聞こえない。
 当時、助手席で頭をぶつけていた女性は今、運転席でいつもハンドルを握っている。整備でエンジンオイルを交換しようと思っても、本当にやるまで1ヶ月以上かかる。3000km毎のオイル交換も、年に1回程度になった。あのエネルギーはどこへ消えた?

第二の青春となるか? 50代!

 50代になり、プログラミングの学習を始めた。子育ても一段落し、自分の時間を楽しむ余裕が出てきた。たまたまその時にプログラミングと出会った。そんな感じだ。そのたまたまが、まだ続く。
 先月、友人から車をタダでもらった。30年前のスズキ・カルタスセダンだ。軽自動車のような小さなセダンだ。だが中身がエゲツない。ボディー以外は、カルタスGTIのガチの改造車だ。「14S”改”」5速マニュアルだ!
 この時ばかりは、私がハンドルを握る。嫁もマニュアル車の運転が好きだが素直に譲ってくれる。家族の誰かが出かける時「車で送ってこうか?」とついつい、運転するきっかけを探してしまう。「大丈夫」と言われると少し悲しい。
 プログラミングと同じように、楽しい車に出会うことができた。
 第二の青春となるか? 50代!

平成3年登録。私と同じオッサンです。
普通に8000回転まで回る。1速が一番楽しい車。


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