英語レポート・英語論文執筆に便利なツール (for Mac, 2020年版)

こんばんは、牛乳です。諸々の締切から逃避してブログを書いています。

さて、ありきたりなタイトルで始まった本記事ですが、今回は自分の備忘録も兼ねて執筆しています。最近 (というか絶賛今) 英語論文を書く機会があったので、作業の負担を少しでも減らそうと便利なツールを色々と調べていたのですが、情報が古いものが多く、丁寧に探すとより便利なツールが見つかるといった状況でした。そこで今回は、2020年4月の時点で、Macユーザーの筆者が、英文を書く際に便利だと思ったツールをまとめておこうと思った次第です。論文執筆に限らずとも、東○大学の前期教養で必修のALESSやALESA攻略にも便利だと思うので、良ければ参考にしてみてください。

DeepL翻訳

https://www.deepl.com/ja/translator

2020年4月現在、Google翻訳よりも綺麗に英日間を訳せる場合が多いツールだと思います。筆者はそんなに英語が得意ではないので、日本語で考えた文章は取り敢えずこれに突っ込んで様子を見ています。

機械翻訳の結果をそのまま採用することは基本的にはなく、自らの文法知識と照らし合わせて場合によっては結局イチから書き直すということも往々にしてあるのですが、DeepLの場合だと文法の構造が (個人的には) 読みやすく仕上がるため、ちょこちょこ語彙を修正するだけで済む文もそれなりにありました。

しかもDeepLは翻訳結果の各フレーズについて別の翻訳の選択肢も提示してくれるので、語彙が少ない筆者にとってはとてもありがたかったです。

CasualConc

https://sites.google.com/site/casualconcj/

自分が今書こうと思っている単語の用法が適切かどうかをチェックするときに使うツールです。例えば「resultはsuggestsなのかimpliesなのかこの場合どちらが良いんだろう」と悩んだときなどはこれを使って用例一覧を調べています。

CasualConcはtxtファイル等を大量に読み込んでそれらを分析するツールなので、自分が書いている文章の分野に近いテキストを大量に集めてくれば、よりその分野での適切な表現を見つけることができます。必要なtxtファイルですが、基本的にはサーベイした論文pdfを、後述するAntfileConverterでまとめてtxtファイルに変換し、それを読み込ませて使用しています。

また、CasualConcとよく似た使い方として、自分が書こうとしているフレーズをGoogle Scholarの検索窓に入れてみて、ちゃんと意図した用法でヒットするか確認するという手もあります。

AntfileConverter

https://www.laurenceanthony.net/software/antfileconverter/

pdfファイル内の文字を取得してtxtファイルに一括変換してくれるソフトです。筆者は論文をMendeleyで管理しているので、Mendeleyの論文フォルダをまとめてこのソフトに投げてCasualConcの下準備をしています。

ただしこのソフト、更新が止まっていてバージョンがかなり古いので、もし他に大量のpdfファイルをtxtに変換してくれるソフトが有れば、そちらを使ったほうが良いかもしれません。(類似するソフトを軽く探したものの、筆者には見つけられませんでした。)

Mac標準の辞書アプリ

https://support.apple.com/ja-jp/guide/mac-help/mchl3983326c/mac

恥ずかしながら最近まで知らなかったのですが、Macには標準でウィズダム和英/英和辞典やOxfordの英英辞典が入っています。可算・不可算があやふやなときや、単語の意味をちゃんと確認したいときはGoogleの検索窓に「meumeu 意味」と入力するよりも辞書アプリを使ったほうが堅実だと思います。

おわりに

以上、便利ツールの紹介でした。もし他に便利なツールを見つけたら是非教えて下さい。少しでも英文を書くハードルが下がれば幸いです。

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