見出し画像

【デュエプレ】16弾メタゲーム変遷予想【ND】

競技としてデュエプレに取り組むにあたって、最近環境読み(メタゲーム予想)の重要性を感じることが多くなりました。

そこで自分の成長のために、今後環境がどのように動くか、新弾リリース直後のタイミングで予測した記事を書いてみることにしました。

自分のために書いている節があるので、図が少なかったり、読みづらかったりする箇所もあるかもしれませんが、大目に見ていただけると幸いです。

ステージ0: 《Nエクス》《ハンタービート》の隆盛

新弾のカードを色々入れたデッキを試す段階。

  • ガイアールホールやシューティングホールが軸のハンタービート》

  • Nエクスのギミックを搭載したキリコ》

  • Nエクスのギミックのみを主軸にした《Nエクス》

  • エクスを追加した《NEX》

  • エイリアン軸の《ドロマー超次元》

辺りが環境に出てくる。
特に《ハンタービート》《キリコ》は使用率が高め。

この時点では皆新弾のカードを試したいモチベーションの方が高く、またランクマッチのシーズン切り替わりまで2週間ほどあるため、《MRC》《速攻》といった既存の環境デッキの使用率は低くなりがちかつあまり考慮されない。

ステージ1: MRC最強伝説

キリコとビートダウンを狩るデッキが続々と登場する時期。

  • 《MRC》

  • 《速攻》

  • 《トリーヴァグレイトフル》

が環境の中心に。

《MRC》

《MRC》はNワールドを余裕で貫通するうえ、スパークのない中速デッキには必勝に近い性能を持つ。

ハンター軸のビートダウンは、デッキの色の制約が厳しく、スパークの入らない赤緑やシータで組むことになりやすい。
そのため、《MRC》に対してどうしても不利がついてしまう。

《MRC》のデッキ強度や、Nワールドに対する評価の誤りに基づく警戒の薄さ、新弾直後特有のメタカードを積まない風潮により、文句なしのTier1に。

新弾のデスゲートによって圧倒的な強化を貰った点も無視できない。

《速攻》

《速攻》も《キリコ》や《ハンタービート》に対してポジションが良い。

先述した通り、《ハンタービート》は色の都合上白いカードを入れるスペースがないため、トリガーが薄くなってしまいやすい。
そこを突く形で《速攻》が勝ちを重ねることになる。

とはいえ基本は「アグロ対ミッドレンジ」というミッドレンジ優勢の構造のはずなので、メタゲームが進むにつれて《ハンタービート》側の勝率が上がっていくと考えられるが、デッキの完成度の差でこの時点では《速攻》が優勢だろう。

《キリコ》に対しての相性は言わずもがな。

《トリーヴァグレイトフル》

《トリーヴァグレイトフル》は、ここまで見たデッキタイプ全てに対して戦えるポテンシャルのあるデッキである。

《キリコ》がサファイア型ではなくNエクス型にした影響で、純粋な殴り合いの展開が生まれるようになったことは、盾とトリガーの厚いデストラーデにとっては朗報だろう。
イカヅチや永遠リュウセイがあるので有利とまでは言いづらそうだが、15弾環境と比べるとかなり戦えるようになる。

《ハンタービート》や《速攻》に対してはデストラーデのパワーで制圧する。
しかしトリガーの枚数次第によっては《速攻》に貫通されるケースも起こり得るうえ、《赤緑速攻》に至ってはシシマイがかなり重いこともあり、《速攻》を環境から撲滅するまでには至らないだろう。

《MRC》に対しては、お清めドラヴィタのパッケージでなんとかできる。
デッキ構造上の相性としては《MRC》が有利なのだが、お清めとドラヴィタホールのパッケージをトリーヴァ側が採用している場合に限り、その採用枚数ぶんだけトリーヴァ側が勝てるようになる。

リップルからNワールドをサーチできる点も大きい。
盤面を固めたあとにNワールドを展開し、盾を割り始めることでトリガーのリスクを最小限にしてリーサルを迎えることができる。

このように、Tier1の《MRC》に対して明確な勝ち筋を用意しながら他のデッキに対しても戦える点で、《トリーヴァグレイトフル》もTier1となり得るが、この段階ではまだ《MRC》への警戒が浅く、十分な勝率を出しきれないと考えられる。

その他

環境を定義するとまではいかないものの、環境で戦える十分なパワーを持ち得るのが《赤緑ハンター》《白緑カスケード》《リースNEX》。

ステージ2: 対MRC戦線

《MRC》が強過ぎて圧倒的なヘイトを溜め始める段階。

  • 《MRC》

  • 《ラッカ超次元》

  • 《トリーヴァグレイトフル》

の3つがTier1になりつつも

  • 《速攻》

  • 《キリコ》

  • リースカラー主軸のコントロール

辺りも一定の強さを発揮し、環境を形成していく。

《MRC》

強いっす。

《ラッカ超次元》

《キリコ》の使用率の低下、《MRC》への明確なメタ、バルザークによる対デストラーデ性能から使用率が増加すると考えられる。

15弾環境末期にオーフレイム抜きの構築が散見されるようになったが、この型は《MRC》に対してかなり相性の良いデッキ構成になっている。

メタゲームがある程度明確になってきたこのタイミングでなら採用カードの方針を立てやすく、環境に合わせた最適なチューニングをしやすい。

ブレイズクロー・シューティングホール・超次元の選定などなど、デッキコンセプトの議論もこの辺りで暫定解が出ると予想される。
特にシューティングホールは貴重な超次元の枠を代償に、従来構築よりも1ターン早くフィニッシャーを用意できるようになった点が非常に大きい。
環境の最適なゲームレンジに応じて、デッキの方向性が決まるだろう。

《トリーヴァグレイトフル》

お清めドラヴィタNワールドのパッケージが以前より主流になり、絶対に《MRC》を倒したい人の最有力選択肢として変わらずTier1に存在する。

ただし環境に存在する《ラッカ超次元》《速攻》に対して勝つためにトリガーを一定枚数積む必要があり、お清めドラヴィタのデッキスペースが圧迫された分だけ以前より相性が悪化してしまう。

《速攻》

《MRC》に対して先攻を取れば貫通できる点、《ラッカ超次元》《トリーヴァグレイトフル》についてもトリガー次第でイージーウィンできるポテンシャルが評価され、変わらず環境の選択肢として存在する。
また、各種デッキがMRCの対策カードを積まざるを得ない都合で、環境内のトリガー採用枚数が減少傾向にあるのも追い風である。

とはいえ環境上位3デッキが厚いトリガー構成をとっているため、ステージ1ほどポジションが良いわけではない。
メタゲームを回す良い潤滑剤として、一定のパワーを発揮することになる。

《キリコ》

《速攻》《トリーヴァグレイトフル》に押し負けていた《キリコ》だが、デッキの研究が進み、リストが最適化されることで復権する。

《トリーヴァグレイトフル》に押し負けないためにサファイアの採用が再度検討されるだけでなく、デッキ内のトリガー枚数やその種類も環境や好みに応じてチューニングされていく。
Nワールドとエクスの採用枚数は減少していくものの、デッキの選択肢として完全に採用されなくなるわけではない。

ただしNワールドの採用枚数を減らす都合で《MRC》への勝率はグッと下がってしまい、環境上のポジションが良いとは言いづらい状況が続く。

とは言ってもカードがカッコいいので愛好家も多く、試行錯誤しながら一定の使用率を保つことにはなる。
筆者もなんだかんだ息抜きに使いそう。

リースカラー主軸のコントロール

お清めドラヴィタのパッケージがあれば《MRC》と戦える点、16弾でエクスや永遠リュウセイ、Nワールドなどグッドスタッフ性の高いカードが多く収録された点から、デッキビルダーが良い感じのコントロールを組みそう。

永遠リュウセイのフィニッシュ性能・エクスの汎用性が非常に高いためリースカラーで組まれることになりそうで、マナベースが許せば《トリーヴァグレイトフル》の派生として黒抜き4Cで組まれることもあり得る。

デッキのチューニング次第で各対面への相性が変わるのも魅力であり、オリジナルデッキを作るのが好きな人はこの基盤を触り続けることになることからも、常に環境に一定数存在すると考えられる。

ステージ3: 最終的な着地点

この辺りでおおよそのメタゲームが確定し、以下のような3すくみでデッキタイプが循環する、流動性のある環境になると考えられる。

  • グループ1: 《MRC》《速攻》

  • グループ2: 《トリーヴァグレイトフル》《ラッカ超次元》

  • グループ3: 《キリコ》

メタを積まないデッキを蹴散らす圧倒的なパワーを持った《MRC》が環境を定義し、そこに有利なギミックを搭載できる《トリーヴァグレイトフル》《ラッカ超次元》が続く。
この2デッキに対してイージーウィンできるポテンシャルと人気補正から《キリコ》が良いポジションにつくものの、今度はそこに有利な《速攻》《MRC》が上位にやってきてメタゲームが循環する、という流れである。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
16弾環境が終わる頃には、予想に対する振り返り記事も出せれば良いなと考えています。

この記事が何かの参考になったのであれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?