【デュエプレ】大会アーカイブで観るMRCプレイング振り返り【準優勝】
公認大会のZweiLanceCUPで準優勝しました。
プレイング面で反省があったので、忘備録として残しておきます。
↓はそれぞれ準決勝と決勝のリンク
戦歴
1回戦: シード
2回戦: Nエクス⭕️
3回戦: キリコ⭕️
4回戦: Nエクス (N抜き?) ⭕️
5回戦: 青黒墓地進化⭕️
6回戦: N抜き4Cエクス⭕️
準決勝: 青黒墓地進化⭕️
決勝: キリコ❌
ちょうどNワールドの採用率が全体的に下がってきており、MRCへの警戒が薄くなっていたのが追い風でした。
デッキリストと要点
MRCをライデンホールでアタックキャンセルし、シューヴェルト2面+ヴォルグ2面の状況を作って安全に詰めることを基本路線に据えた構築です。
また、MRC着地までは「相手のNワールド着地にリスクを持たせる」「先攻時に相手のNワールドをハンデスする」ことを意識したカード採択をしています。
ライデンホールはフィニッシュパーツでありながら、Nワールドの直前にティーガー+ヴォルグの形でばら撒くことで、覚醒リンクを許すか墓地リセットを1ターン先延ばしにするかの択を迫れる点が優秀です。
ただし、このカードはサイキックを2面展開して初めて十分なカードパワーを持つため、ライデンの生贄に充てられる小型の生物をデッキに搭載しなければいけません。
そこで、登場時にMRCを墓地に落としさえすればライデンのコストにしても惜しくないディミトリを4枚採用しています。
この枠を5〜8枚目のチャージャーにしているリストもよく見られますが、ブロッカーがないとMRC出すまでに受けきれなくて負けるリスクが高いと筆者は考えています。
リュウセイホールの3000火力に当たらず、エクスや勝利リュウセイのパンチをブロックしてリーサルを1ターンずらし、盾のオーダーを機能させるという価値は無視できません。
また、プライマルスクリームは前環境では必須クラスのカードでしたが、手打ちの返しにNを投げられると実質的なターンスキップとなってしまうため、現環境ではリスクが高すぎると判断して試験的に不採用にしています。
代わりに入ったジェニーダーツは後手のハンデスプランを太くしてくれる点で非常に使い勝手が良かったです。
準決勝
青黒墓地進化対面です。
準決勝はそれなりに満足のいくプレーだったので、振り返りは少ないです。
先攻4ターン目
ヤミノオーダーでデスマーチを処理せずコダマンマを処理しました。
直前のフィーチャー卓でスタートダッシュリバイバーが入っているのを確認していたので、リバイバーで墓地からデスマーチを蘇生されて即時打点に変換されるのを避けるためにこうしました。
結果、5ターン目に横になっているデスマーチを処理する手段がなく、トップドルゲドスで負ける盤面になっていたのですが、そのリスクを考慮しても妥当な判断だったかなと思います。
決勝戦
キリコ対面です。色々ミスしています。
先攻2ターン目
先手のハンデスは「撃たない前提で、例外的に撃つべきかどうか考える」のがセオリーだと考えているため、ジェニーを出さずにエンドしました。
このプレーを見て解説陣が驚いていたようですが、筆者は逆にそのことに驚いてしまいました。
そもそもハンデスは相手の手札と1対1トレードするカードです。
もし仮に先手側の手札が5枚全てジェニーだったとして、それらを全てプレーするとどうなるでしょう。
後手の1枚のリソース差ぶんで盤面に脅威が残り、先手が負けます。
この観点において、先手の1対1交換のハンデスはそもそもカードゲームのセオリーから外れているということを念頭に置く必要があります。
それでもなお、先手でハンデスを撃つ場面は沢山あると筆者は考えており、そこがこのゲームの難しいところです。
例えば以下の通り。
こちらの手札リソースが今後増える見込みがある場合
手札を1枚切っても直近数ターンの動きに支障がない場合
先2ハンデスでトレードできるカードの質の期待値が異常に高い場合
今回のケースでは以下のような思考を辿り、ジェニーを出さない選択をしました。
配られた手札でチャージャー→5ホール→5ホールの動きが確約
ジェニーを先2で切ると、トップの2枚のうち1枚以上が多色だった場合(約36%)にホールの一方を埋める必要が生じてしまう
この手堅い手札で36%の濁りは無視できないリスク
これが例えば2枚目のホールがもっと弱いカードだったとしたら、筆者は先2でもジェニーを出していたと思います。
これとは全く別のプランとして、ジェニーを設置して自壊させずにエンドする択は、一考の余地があるかなと思います。
というのも、このマッチアップの要点はいかに相手の最速Nワールドを咎められるかという点にあるからです。
今回は先攻でジェニー・チャージャー・ライデンの3枚が揃っていたので、相手の最速Nワールドの直前にティーガー+ヴォルグの構えを作ることができました。
36%の確率でリバイヴを埋めないといけない状況にはなりますが、それ込みでも筋の通った良いプランだと思います。
悲しいことに、試合中はそのプランが見えていませんでした。
今度試してみようと思います。
先攻4ターン目
墓地にクリーチャーが何もいない状況でリバイヴホールから入りました。
リバイヴは本来墓地のMRCを回収する役目があるので、ライデンから入るべきのように見えます。
このとき考えていたことは以下の通りです。
直後のターンでNが飛んできた場合はどちらのホールを撃っても関係ない
なので、Nが2ターン先で飛んでくることをケアしたい
最も起こりやすい事象は「吸い込むでNをサーチした場合」
その場合、盤面のヴォルグが生存してターンが帰ってくる
盤面に生物が残った状態でターンが帰って来れば、ライデンホールからティーガー+ヴォルグの構えを作れるためNワールドの設置にリスクを持たせられる
要するに、2ターン先にNワールドを置かれる展開になったときの受けを作りたいがために手札のライデンホールを残しておきたかったのです。
今振り返るとかなり微妙な択でした。
理由は以下の通りです。
直近数ターンのランダムドローでMRCかリバイヴを直引きする必要がある
1枚リバイヴをマナに埋めているため、要求値が高い
リバイヴをキープしないと直近数ターンのディミトリも受からなくなる
吸い込むをバウンスで撃たれた場合にプランが崩れる (決勝戦の展開)
手札に引いてしまったオーダーの仕事が数ターンない
以上のことを考えると、最速Nをされても盤面に生物が残り、吸い込むからNをサーチされた場合でもプランがある「オーダー出しリリィ除去」が最も受けの広い択だったかなと思いました。
先攻5ターン目
マナ未チャージのこの局面のプレーがかなり下手でした。
相手の母なる大地を腐らせにいこうと考えていたのですが、相手のマナにいる生物がとにかく弱かったので、それにこだわる必要がありませんでした。
キリコ側のハンドにNがなさそうなことはある程度透けていたので、トップNだけ切ってノーチャージオーダーとかで良かったのかも。
オーダーをライデンのコストにし、リュウセイにデスゲートを当てるようなゲーム運びをすれば違った結果になっていたかもしれません。
先攻6ターン目
ジャスミンごときにオーダーを切ってはいけないです。絶対に。
相手の母なる大地を腐らせようと躍起になりすぎでした。
相手のマナにサファイアがありますが、ブースト大地でもそのサファイアにオーダーを当てれば間に合ってはいます。
加えて、直後のターンにはリュウセイが出てくるリスクもあります。
リュウセイに除去を当てられないとMRCがタップインで出てきてしまうため、そのMRCに大地を当てられるようなゲーム展開になる負け筋までありました。
いずれにせよ、ヤミノオーダーという良質な除去をバニラに切るべきではありませんでした。
先攻9ターン目
これは相手の大地でオーダーを複数回引き摺り出されてLOする負け筋が見えていませんでした。
アマテラスに自爆するのが正しいですが、それでもなおディミトリは出していたと思います。
理由は明白で、壁を立てておかないとそもそもマナにあるサファイアが大地から出てきて2手詰めになってしまううえ、後出しのディミトリは吸い込むや2枚目の大地で対処されてしまうからです。
LOに一直線ですが、そのリスクを背負ってでもディミトリを出す必要がありました。
先攻10ターン目
最後の分岐です。
相手の手札が大地2枚とNワールドであることは確定していたので、33%の勝負をすべきか、ジェニーをマナに逃してNワールド後のアクションを太くするかを最後まで悩んでいました。
ここで筆者は「大地でエクス出し→N出し→盾詰め」という展開が見えておらず、N出しエンドで済むならまだ勝率4〜5割くらいあるなと判断してしまいました。
盾のトリガーが死ぬほど弱いことは確定していたので、もしこのプランが見えていれば間違いなくジェニーを出して33%のハンデス勝負を仕掛けたと思います。
おわりに
決勝戦終わった直後は「いや〜最後ミスったけど惜しかったな〜w」くらいの気持ちでしたが、ちゃんと振り返るとめちゃくちゃミスっててまあまあ萎えています。
最近カードゲームの地力の向上を少なからず感じていて天狗になっていたところだったので、良い薬になりました。
やはり大会はいいですね。
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