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古き良き

こんにちは。今回の部員日記は法学部法律学科4年の尾崎巧が務めさせていただきます。

今回は、私が普段身につけているお気に入りの雪駄を紹介しようと思います。完全に自己満ですが、興味がない方も騙されたと思って一度読んでみてください。(梁君、お手柔らかに)

今回紹介する雪駄は私が去年の春に購入したものです。「なんだその下駄!変なの!」って履くたびに笑われたこの雪駄。まず下駄ではない、雪駄だバカヤロー!
しかもこれはただの雪駄ではなく、製作者の想いに溢れた一足なんです!

みなさんは普段履く履物はどんなものが多いですか?
スニーカー、革靴、サンダルといったようなものを履くことしかないと思います。
しかし日本人は本来これらのものを履いていませんでした。
明治維新により西洋文化を受け入れるようになり、日本古来の草履や下駄、雪駄に代わって、「靴」を履くようになりました。日本古来の伝統的な履物は現代では見る影をなくし、人々から忘れられようとしています。そんな古き良き日本の履物を、現代の我々の生活に融合させた雪駄を紹介したいと思います。

今回私が紹介するのは、日本のデザインユニットである「goyemon」が手掛ける「雲駄-unda-」という商品です。昨年、新ブランドとして展開を始めたgoyemonは「違和感のない違和感」をコンセプトに日本の伝統技術と現代の最新技術を融合した商品を展開していく予定で、その第一弾が雪駄✖️スニーカーの雲駄でした。スニーカーとの融合とは言っても、奈良県の伝統的な雪駄メーカーで生産を行っているため、雪駄としての完成度も非常に高い一足になっております。
私は昨年、クラウドファウンディングを行なっているgoyemonをたまたま目にし、一般発売前に手に入れることができました。この雲駄を履いて外に出るだけでワクワクする高揚感をみなさんにも感じてもらいたいと思い、今回紹介することにしました。

この雪駄の1番の特徴はなんと言ってもこのエアソールです。みなさんも馴染みのあるエアマックス等のスニーカーに採用されているソールで、空気のクッション材とポリウレタンの樹脂素材が使用されています。そのため、クッション性に優れたスニーカーのような履き心地で、雲駄のコンセプトでもある「雲の上を歩いているような履き心地」を実現しています。長時間歩いても疲れません。

また、アウトソールには、日本で財福をもたらすとして日本で信仰されている七福神の毘沙門天の鎧兜にも使われている「毘沙門亀甲」という模様がデザインとして採用されています。

そしてヒール部分には、本来の雪駄で使用されている金具をモチーフにしてデザインされています。本来、雪駄はこの金具を鳴らしながら歩くのが粋とされていましたが、現代の道では金具だと滑って危ないので、ラバー素材でデザインとして落とし込まれています。

天板には、京都で掘られたコットンレーヨンの生地が使用されていて、少しざらざらとしたカーペットのような肌触りです。デザインとしては、伝統的な雪駄に使用されている竹革を表現しています。また、内側には低反発クッションが入っているため、より歩きやすく感じます。

鼻緒部分には、伝統的な雪駄によく使われるビロードという生地が使用されていますが、足の付け根の部分や、内側等の直接肌に触れる部分はフェイクスエードが使用されており、履き心地も現代に合わせてアップグレードされています。

ここまでウンチクを語るみたいになってしまいましたが、なにが言いたいかと言うと、これめちゃくちゃ良い!!
古き良き日本の文化、そしてこの雲駄を作るにあたり込められた想いを感じながら歩ける幸せを皆さんにも是非味わっていただきたいです。

https://goyemon.official.ec

長く拙い文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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