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アパレルブランドの「お店のショールーム化」をMIKKE的に実験してみた。

こんばんは。

今日はMIKKEが運営する、クリエイター向けの医食住空間Chat Baseで最近開催しているこちらの展示がなぜ開かれ、どんな展示なのかということを簡単にご紹介したいと思い、noteにまとめてみます。

この展示は、「みんなもっと意味を持って装いをしたら良いのに」ということ想いから始まった展示です。

何でも良い。
ただ好きだからでも良いし、思い出があるからでも良い。
ちゃんと意味を持って装ってほしいというのが根っこにあります。

そして、それを実現する1つの手段として「アートを着る」という体験をこの展示では提供しています。

アートを買うのに合理性を見出すのはかなり難しいです。
日本のアート市場というのは小さく、特にまだ表に出て来ていないアーティストの作品は金融商品にはなかなか、なり得ない。

だからこそ、そんなアートを買うには、
アーティストと話すとか、、、
思い出として買うとか、、、
飾ったらオシャレそうとか、、、

何かしらの理由づけが必要になります。
その理由づけをする行為こそが、「意味を持って装う」という部分とも重なると思い、今回のような形を取る運びとなりました。

僕らは多くの訪れた人が「アート/服」を買うためのさまざまな理由付けをしています。

1つは試着です。
しかしアートを着るというのはアパレルショップで服を試着する体験とは少し違い、お祭りの時の法被や、ディズニーランドでミッキーの耳をつけるというような感覚に似ています。

そして結構面白いのが、面白がって着てみるのに今回の作品は大体の人が似合ってしまうというところです。
「ふざけて着てみたのに、意外と似合ってしまう」という体験を提供することで、アートや服を買う理由を作っています。

2つ目は、チェキを撮って記録を残す。
今回試着して頂いた人には必ず写真を撮らせて頂いております。
日付や、入れたい人は名前などを入れ、思い出を残す。
その時間を記録するために、アートを買うという体験も付随させているのです。

そして3つ目は、あなたの想像が作品になるという体験。
今回の展示は、着るアートを飾るのと同時に、その作品の周りに壁画を描いているのです。
そしてその作品に、感想を書いたシールを貼っていくことができて、さらにはそのシールを元にアーティストがギャラリーを何度も訪れ、描き足してい来ます。
あなたの「想像したもの」や「感じたもの」が、作品になります。

僕たちは上記の①〜③の人が「アート/服」を購入する理由づけを行うことで、人がアートや服を意味を持って購入できる補助線を小さくとも1つ1つ引いていけたらと実験を行なっています。

展示は7月8日までです!

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