『普通』という言葉が『普通』ではなくなる時代が来る。
僕は、「普通」や「一般的」という言葉はもうすぐでなくなると思っています。
いや、なくならないかもしれないが、「人と違うこと」や「普通じゃないこと」こそかっこいいという時代がもうすぐ目の前に来ているでしょう。
みなさんハリーポッターは知ってますよね?
ハリーポッターの世界では、魔法使いの血が入っていない人を『マグル』と呼んでいます。
そしてマグルつまり『一般人』は魔法使いの世界では差別さえされます。
『君マグルなんだ』って魔法世界で言うように、これからの世界も『君普通なんだ』と言われる時代が訪れると考えています。
大人はよく言います。
『そんなの普通じゃない』
『みんなに合わせよう』
『平等にしないといけない』
と。
ここで僕は問いたい。
『普通ってどこの社会での普通ですか?』
『みんなと合わせるって、みんなの何と合わせるんですか?』
『何をどうすることが、そしてどこで切り取れば平等になるのですか?』
今の時代ではテレビを見る人が減って来ています。
テレビの視聴率は下がり、子供はYoutubeやvine、tiktalkなどテレビよりもスマホでアプリや動画を見ている時間の方が長いと言います。
それだけ世代間、そして世代の中でもメディアは多様化してきている。
触れるメディアによって、つまり属するコミュニティによって『普通』は全く違うのです。
最近はもう、マスレベル(日本とか東京とか)で『普通』を定義づけることはできないのではないかと思います。
今までの日本という単位で見られて来た『普通』は、法律やテレビが言うことでした。
しかし、このように触れるメディアが多様化し、コミュニティが細分化されればされるほど『普通』の基準は大きく変わってくる。
だから僕はこう考えました。
『もっとコミュニティが小さく細分化されて、みんなそれぞれ自分の好きなコミュニティを見つけられるようになったら良いのに。そしてそこで経済が完結したら良いのに。』
まず僕の周りだけでも新しい小さな経済圏を作ることはできるかもしれない。
MIKKEには様々なクリエイターが集まっています。
既に僕の周りの『クリエイター』はコミュニティ化していて、ただの集まりではなくなって来ています。
もちろんクリエイターだけでレイヤーを作ってしまうと広すぎるので、いくつか条件は設けています。(ここの詳細についてはまた今度お話しできたらと思っています。)
今回のコワーキングスペースを作るプロジェクトは、『この小さなクリエイターコミュニティ内で経済圏を作る』と言う取り組みです。
国内ないし、世界中により多くの小さな経済圏が生まれ、あらゆるレイヤーで切り取られたコミュニティを人が自ら選ぶことができる社会になると良いなあと。
自分の居場所を、より見つけやすい世の中を作りたいなと。。。
このコワーキングスペースを作るプロジェクトは、小さな経済圏のモデルケースになったら良いなと思います。そしてここで得たノウハウはオープンソースにしてどんどん発信することで、誰もが小さな経済圏を作ることができるような社会を目指していきます。
したがって今回のプロジェクトは、
コワーキングスペースという皮を羽織った、小さな経済圏を創り出すプロジェクトなのです。
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