マウスなしでPCを使ってみよう
はじめに
こんばんは。
Webディレクターとして働いているTakumiと申します。
この記事では、Webアクセシビリティの中で話に上がる、「キーボードのみでの操作」について、実際に試してみたレポートを残していきます。
Webアクセシビリティとは
このようなWebアクセシビリティを守る基準などの参考として、公表されているガイドラインであるWCAG2.1には、次のような記載があります。
しかし、私は今まで実際にキーボードのみで操作した経験はありませんでしたので、こちらを実際に試してみた、というのが今回のnoteの内容となります。
試してみた内容
・マウスおよびパッドを使用せずに=キーボードのみを使用して、PCの起動からブラウザを使用しました。
・使用ブラウザ
→microsoft edge
なお、検索エンジンはgoogleに変更しています。
体験レポート
使ってみた感想
・ブラウザを起動するまで
慣れていないこともありますが、まずブラウザの起動方法で戸惑いました。
最終的にはWindowsボタンからブラウザを開くことで対応しました。
例えばマウスが使えなくなった時など、いきなりこのような状態になると、結構困りそうだなと思います。
・ブラウザを開いた後
検索自体は特に不便などは感じず、対応できました。
使ってみた感覚としては、ショートカットキーを使用する感覚に近いですね。
困ったポイント
・タブで操作できないもの
この図の都道府県47分がすべてtabで一つずつ移動するので、かなり選ぶのが大変でした。
また、どこにカーソルがあるかも表示されないため、普通に使用していると、挙動がおかしくなったと捉えられそうと感じます。
・特殊なアプリケーション(地図など)
どのようにタブが動くか想像しにくいため、予想外の場所にカーソルが移動してしまうことがあります。
ちなみに、写真の状態ではおそらく『メーカーを選択』にカーソルがある状態なのですが、それがなかなか認識できません。
まとめ
使える場面においては、マウスよりも楽な部分もありました(戻るボタンなど)。
tab操作は普段より少し面倒ですが、完全に操作ができないことはないです。HTMLの順番に従ってtabが進むため、通常のサイト構造であれば迷うことはないと思います。
その一方で、開くメニューや特殊なアプリケーションでは、「tabでどこを選んでいるかわからない」という問題がありました。
総合して、使ってみた結果、「思ったよりは困らない」というのが正直な感想です。
ただし、上記の困った点など、どうしても各Webページにおいて、使用できないコンテンツなどがあるため、その部分の情報を得ることができない人がいるなどが問題となりえるのではと考えました。
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