クリエイティブリーダーシップ特論2レポート7.6

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科
クリエイティブリーダシップコース
クリエイティブリーダシップ特論2 大橋 磨州 さん 「2020.7.6」

大橋さんとは誰?
上野アメ横呑める魚屋「魚草」代表。1982 横浜市生まれ、慶応大文学部卒業後、東京大学文化人類学大学院中退。修士論文のフィールドワークでアメ横に入り、アメ横の魚屋でアルバイトをして、その街の魅力を理解し、大学院中退して、アメ横最初の「飲める魚屋、魚草」を創業。

「街と人」
 外国人としてアメ横の初印象は上野公園に行く時たまに見た中華物産店が多い、にぎやかな商店街でした。築地とアメ横の関係や昔の歴史には一切知らなかった。興味をあった原因は「月曜から夜ふかし」で出た変な人だち。あの時考えたのはこんな人もうまく受け入れる街もあるんだ。
 大橋さんはアメ横に飛び降りた理由もこの包容性に心を引いたと思う。
 分からない人から見ると、東大という超一流大学から中退して魚屋をやり始めは馬鹿なこと思われるかもしれないが、私にとってその「正しい道」から抜き出す、「自分の道」に踏むの勇気は羨ましいです。
 「1000円、1000円、今だけ1000円! !」のアメ横だから、メニューは「アメ横史上、最高の1000円」をキャッチコピーに、「○○+酒=1000円」のセットを数種類。魚屋だから、提供する酒のアテはもちろん魚だけ。これは「魚草」です。これは大橋さんの「居場所」です。
 彼は魚屋では働き始めた初日から、人が密集な街に立ち、知識がなくとも魚屋としての振る舞いが求められ、お客さんも大橋さんを「魚屋さん」として接してくる時は、アメ横には自分が秋田で見た「西馬音内盆踊り」のような雰囲気があることが発見した。ここの人は魚の知識が豊富な人ではない、長く付き合いできる人もではない。でも誰でもここで自分の居場所を見つける。仕事での役割を与えられたことにより、大橋さんは「居場所」を得たと感じたという。

「街とコミュニティー」
アメ横の価値は場を提供するだけじゃなくて、歴史と文脈も積み重ねて、この限られた地域で文化を生み出される。ここの人々は独自なコミュニティーをデザインした。街の特性・特徴や文化、空気感みたいなものが、自然とそこに住んだり、働く人達に伝染というか、付着するようなことがあるんだろうなと思う。人も居場所をすっと作ってくて、整体の雰囲気を影響していた。大橋さんが経営している魚草のように店単位で、居場所を作る人達もいる。その店舗での体験の合計が、コミュニティー を完成し、文化を作る。



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