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【表現評論】スマイルプリキュア! コアレビュー Part 5 第25-30話

第25話 夏だ!海だ!あかねとなおの意地っ張り対決!!

あかねに海に誘われたみゆき。海の家の近くに行ってみると、あかねがお好み焼きを、なおがかき氷を売っているのを見つける。負けず嫌いな二人が売り上げやビーチバレーで勝負する。
小麦色に焼けた肌を手に入れようとやってきた敵に襲われ窮地に陥るプリキュアたち。それまでライバルだったキュアサニーとキュアマーチの協力により敵をやっつける。お好み焼きとかき氷のセットでお客さんを呼び込むでー!

第26話 夏祭り!夜空に咲く大きな大きな花!

ふつうの女子中学生が夏祭りを楽しむ会。飴細工屋さんが作ったキャンディの形の飴細工の造形美に舌を巻く。この回は表現評論的に語るものがあまりにもない。

第27話 夏のふしぎ!? おばあちゃんのたからもの

ただのほのぼの回かと思いきや、意外にも面白かった。
座敷童や天狗、かっぱの言い伝えがある土地に住むみゆきのおばあちゃんの家に向かった一行。縁側で休んでいるところに敵がやってくる。いつものようにバッドエナジーをおばあちゃんから奪おうとするものの、おばあちゃんがまったく絶望しないためバッドエナジーを回収することができない。いつもならピエーロの復活メーターが上がるところ、この回はなにも変動がない。このような変化球には素直に驚いた。敵がおばあちゃんの家を燃やそうと火の玉を放った瞬間、突風が吹いて火の玉を消す奇跡が起きる。そのスキをついてプリキュアたちは敵を退治する。さっきの突風は天狗のおかげなのだろう。不思議なできごとがうまく日常と融合しているすばらしい回である。

第28話 ウソ?ホント?おばけなんかこわくない!

みゆきとなおのおばけ嫌いを直そうと、学校の七不思議のような噂を検証していく回。この回で特徴的なのは、多くの場面で鼻の上に影が描かれていることだ。

独特な作画

れいかが生徒会の投書に寄せられたという噂を順番に追っていくのだが、鼻の上に影があることで、れいかのコメントのたびにれいかのこわい一面が見え隠れするように感じた。実際れいかにそのような意図はないのかもしれないが、みゆきとなおが怖がっているのを楽しんでいるように見える。
戦闘シーンでは敵が学校に変身しているのだが、図体が大きすぎて動けないためプリキュアに簡単に倒されてしまうという拍子抜け表現だった。たまにはこういうのもいいかもしれない。

第29話 プリキュアがゲームニスイコマレ~ル!?

ストーリー上の意味がほとんどない回。夏休み最終日に敵の罠に引っ掛かり、ゲーム対決をすることとなったプリキュアたちの奮闘劇。表現評論の観点で語るものがない。

第30話 本の扉で世界一周大旅行!!

プリキュアたちは本棚さえあれば生きたいところに行けるのだが、それを最大限に悪用した回。本棚の力を借りて世界旅行をするみゆきたち。最後にアマゾン川クルーズを楽しんでいるところに、ピラニアに変身した敵が襲いかかる。プリキュアたちはキュアデコルによって人魚となり水の中での戦闘を繰り広げる。熱くなったキュアピースがピースサンダーを水中で放つことにより、敵だけでなく味方にもダメージを与えてしまう。純水は電気を通さないといわれているが、ふつうの水や川の水は、水分子以外の不純物が大量にあるため電気を通す。このシーンではスーパードンキーコング3を思い出した。

スーパードンキーコング3 カミナリにきをつけろ

なんとかキュアデコルを集めきったプリキュアたち。これでメルヘンランドの女神様が復活すると思いきや、何やらよくわからないものが現れる。その裏で敵が何やら企んでいる描写があり、第30話が終わる。ここでちょうどディスクも終了するため、話の区切りとしてちょうどよい。

これはなんだ?

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