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Xに蔓延るインプレゾンビの特徴と消す方法

今回はSNSのXに蔓延る「インプレゾンビ」の特徴と消す方法について解説します。

インプレゾンビとは何か?

前提として「インプレゾンビ」とは、Xでインプレッションを稼ぐために他人のポストをコピペしたり話題に無関係の動画や文字列を投稿しまくる害悪アカウントのことです。インプレッションとは、ざっくりいうとポストが他人に見られることで、インプレッション数は、ポストが閲覧された回数を指します。インプレゾンビの正体は、大体が外国人でアカウントの説明を見るとインドや中東系が多いようです。つまり、インドや中東の人たちがインターネットを通して日本で乞食しているわけです。

インプレゾンビはなぜ嫌われているのか?

インプレゾンビが嫌われている理由は、盛り上がっている話題に食いついて、人のポストをコピペしまくったり無関係のポストでスレッドを荒らしていくからです。現実の被害も出始めていて、日本で災害などがあった際に、インプレゾンビが無関係なポストをしまくったことで本当に伝わらなければならない情報が埋もれてしまったり、偽情報が拡散されたりしています。

なぜインプレゾンビが湧いているのか?

インプレゾンビが湧く原因となったのが、Xの収益化制度です。Xの収益化制度は、月額980円をイーロン・マスクに貢ぐことで利用でき、一定の条件をクリアすると、YouTubeの広告収入的なお金をマスクが下賜してくれます。マスクから下賜されるためには、直近3ヶ月間で500万インプレッションを達成し、フォロワー500人以上を獲得する必要があります。インプレゾンビが話題のスレッドに現れる理由は、この条件を満たすためです。特に、「500万インプレッションを達成」するために盛り上がっているスレッドにことごとく出現しています。話題のスレッドに食いつけば見られる可能性が上がるという理論です。

実際にXで稼げるのか?

実際にインプレゾンビが稼げているのかは未知数です。フォロワー数が240万人の「ひろゆき」氏によれば、半年間で36万円ほどの収益があったようですが、これはひろゆき氏が元々フォロワー数が多く、インプレッション数が多いからです。一ヶ月あたりで割ると、約5~6万円ですが、ひろゆき氏ほどのフォロワー数を抱えていても、到底Xの収益だけで暮らすことはできません。しかし、それは日本での話。これがインドや中東などの物価がはるかに日本よりも安い地域では、これで生活できてしまうという話です。つまり、インドや中東の人にとっては、「Xで日本人のポストをコピペしてるだけで暮らせるじゃん」ということらしいです。

インプレゾンビを消す方法は?

残念ながら、現在インプレゾンビを確実に消す方法はありません。一応、裏技的な方法もありますが、確実ではありません。裏技は「検索する際にlang:ja near:東京 within:950kmをつけて検索する」というものです。ただし、この方法ではアカウントが日本に登録されていないと、日本人のアカウントでも消されてしまうという欠点があります。また、検索する際の裏技ですから、おすすめ欄に流れてきたポストのリプライ欄などには当然のようにゾンビっているままです。
ネットで消す方法を調べていると、「スパムとして報告する」という方法が出てきますが、スパムとして報告したところで次から次へとインプレゾンビは湧いてきますから、それを全部報告するのは現実的ではありません。また、マスクとしても対策する気はまったくないようです。当然です。インプレゾンビはマスクにお金を貢いでいるわけですから、マスクとしては自分に貢いでくれているアカウントを消す理由はありません。
こういう時、日本人は知恵を使って対処してきたものです。自動的にインプレゾンビを消す拡張機能などが開発されるのが当然の流れですが、今のところそういった拡張機能などもありません。なぜなら、インプレゾンビと普通のアカウントを機械的に見分ける方法が難しいからです。XのAPIを使うためには、マスクに高額献金しなければならず、開発自体に金がかかります。というわけで、今のところインプレゾンビは放し飼い状態になっているわけです。

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