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2022/5/6 映画レビュー:ドクター・ストレンジ・マルチバース・オブ・マッドネス

2022/5/4(水)
TOHOシネマズ・日比谷にて観賞

2016年の前作も観ておらず、昨年公開されたスパイダーマン・ノーウェイ・ホームも観ずにいきなり本作品を鑑賞。

本編の前に流れたトップガン・マーヴェリックの予告編に思わず涙するも、本作品には最後までどうしても感情移入できなかったのはなぜだろうか。

マーベルの作品はこれまでも数多く観てきましたが、アイアンマンやスパイダーマンいずれにおいても、主人公のヒーローが何かしらの痛み(弱み)を抱いていたのに比べ、本作品のドクター・ストレンジはそうした弱みが無かったからかもしれない。

確かにクリスティーンやウィッチ・ワンダとの関係性にそうした弱みを見出す人も多いだろう。

しかしながら「マルチバース」という(本作品で一番重要な)設定があるがために、過去の傷や痛みが別の「バース(世界)」では、あたかも背負っていないのではないか?と観客が思い込んでしまうからなのではないか(私だけなのかも知れません)。

あの「死霊のはらわた」のサム・ライミ監督作品ということもあり、最後のあたりは彼のオタク趣味的なグロテスクな描写が(ひたすら)続いて、そこだけは妙に納得(そのために監督を承諾したのかも知れません)。

次回作の展開を示唆する思わせぶりなラストは、さすがマーベル作品。結局、色々と文句を言いながらも次回作を観てしまうのは我々に刷り込まれたDNA(エピジェネティクス?)の影響かもしれません。

採点:★★★★☆






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