【全頭診断】フェブラリーS 予想

お疲れ様です。takuchaです。

今回はフェブラリーSの予想を行なっていきます。それではよろしくお願いします。

■フェブラリーSの狙い方について

フェブラリーSは東京ダート1600mで行われます。ダートコースの狙い方については正直よくわかっていないので、詳しいことは書かずに僕が見るところを箇条書きで書いていこうと思います。
・東京のダート1600mは芝スタートでクラスが上がるにつれて厳しい流れになるので道中で置かれないだけのスピードを持っているか。後ろから行く馬<前で運べる馬(マイル以下の経験が少ない馬は減点)
・直線で緩やかな坂が長く続くのでスピードの持続力があるか(1400mまでのスタミナしかない馬はアウト)

割と当たり前のことを書いてしまいましたが、しっかりとした追走スピードがあって最後まで脚が鈍らない「強い馬が勝つ」と考えて良いと思います。
また、当日は天候的にパサパサの馬場にはならなそうなのでその辺りも考慮したいですね。

■全頭診断

・アルクトス

この馬は戦績からも分かるとおり1400mがぴったりの馬ですね。マイルに対応できる条件としては最後に坂がないことと、足抜きの馬場になること。つまりスタミナが必要ない条件になった時です。重賞になってからの戦績を見ていただくと1400m戦では3-0-0-1。この一杯は59キロを背負って4着だった根岸Sで、重賞で59キロを背負った状態での4着はむしろ評価される点です。逆に1600m以上では2-1-0-4ですが、連帯した3戦はいずれも直線入り口が下り坂で小回りの盛岡でのものです。本質的に東京のダート1600mは長いと思います。ただし、今は本当に状態がよく、爪の状態からもここに直行してきたのは予定通りでしょうから、3列目には入れても良いかな、くらいの馬です。
枠に注文はないタイプですが、インティの外というのは競馬がしやすそうですね。

・インティ

昔は1800mあたりが良い馬でしたが、チャンピオンSではむしろ1800mは長いように見えました。馬は年齢を重ねると筋肉が硬くなって適性距離が短くなるというのが持論ですが、この馬はちょうどその感じで今は1600mくらいがちょうど良さそうです。実績からも前駆の筋肉量からも坂の方が走りやすいと思うので東京は良いと思います。ここ2年のフェブラリーSは2年前が前半600m34.6の超ハイペースで前総崩れ、昨年は出遅れと不運なレースになっています。
今回はいきたい馬はいなそうで速いペースにはならなそうですし、出遅れなければあると思っています。
枠も出ていくには良い枠なので腹を括って行って欲しいです。

・エアスピネル

ダートに転向してから1600m以下での成績が0−4−1−1と勝ち切れてはいませんが、中央では馬券を外していませんから本質に合うのでしょう。チャンピオンズカップは距離が長いとはいえ、昨年もテーオーケインズは別として2着から1秒離されていないので能力もやはり高いです。昨年のフェブラリーSは馬体の完成度が素晴らしかったため、3番手評価としていましたが今年も9歳馬には見えず、昨年ほどではないにしても素晴らしいフォトパドックでした。また、元々芝の一線級で走っていたこの馬が芝を一番長く走れる大外枠に入ったというのもポイントが高いです。
舞台だけでなく枠順にも恵まれたので、この馬もチャンスあると思います。

・カフェファラオ

この馬を考える上で、チャンピオンズCと函館記念は除外して考えなければいけません。というのも芝は度外視、またダートでも1800m以上はこの馬には長いです。シリウスSは勝っていますが、ダートの3歳戦はペースがゆるいので参考外です。速いペースの1800m戦、さらに揉まれ弱い馬なので外を回さなければいけない状況ではチャンピオンズCは対応できるわけがないレースなので。
3歳戦は論外という理論からいくと参考にできるのは昨年のフェブラリーSだけなのですが、これは素直に評価して良いと思います。チャンピオンCで速いペースを経験したことがよかったのでしょう。本質ではマイルがピッタリか若干長いようにも見えますが、距離短縮で息が入っていました。
ただ、今回も同じローテですが人気するのであればあまり高い評価はしたくないです。理由としては評価できるレースがフェブラリーSしかないこと、フォトパドックで見た馬体が仕上がり切っていないこと、チャンピオンズCで抵抗できなすぎたことです。いくら1800mは長いとはいえ直線向いてズルズルの馬ではないと思うので、馬体を考えても今は良い時期ではなさそうです。実力は十分買える馬ですが、調子から見ると微妙です。

・ケイティブレイブ

近走の成績不振もそうですが、この馬は元々地方の深いダートでのスタミナ勝負に強いタイプです。2020年のフェブラリーSでは16番人気2着を演出しましたが、その前の中央での好走はを2017年のチャンピオンズCまで遡ることになります。流石に2017年ほどの充実度はありませんし、インティのところでも出したように2020年のフェブラリーSは前が総崩れで上がり3ハロンが36.5もかかったタフネスレースでした。今回は逃げ争いになるメンバーでもありませんし、力も展開も流石に向かないと思います。
今回はブリンカーを装着してきましたが、元々レースは一生懸命走るタイプですしあまり効くようには思いません。

・サンライズノヴァ

元々マイルがピッタリな馬でフェブラリーSは2年連続で本命打ってた馬(昨年も…)だったんですけど、ここにきてマイルで負けていますね。(2020まではマイルで5-1-1-2)
これまでは松若騎手と手が合っていないと思っていたのですが、盛岡で悟りました。この馬はマイルがギリギリで後ろでじっとしていないと距離がもたない馬、もしくはもたなくなっています。1400mのJBCスプリントはレベルが低かったとはいえ自分から動いていって連帯しているのでそこまで衰えもないと思え、ただ盛岡のマイルチャンピオンシップやかしわ記念ではでは動いていって垂れているように動いていけるのは1400mまでなのだと思います。1800mもじっとしていればもつからチャンピオンズCも善戦までは可能という感じだと思います。
再三言いますが今回はそこまでペースは早くなりません。となると後ろの出番はないと思うので今回は軽視したいと思います。

・サンライズホープ

今がダート馬の成長期であるのは間違い無いですが、マイルでの実績が無いことが気になります。また、マイルでの実績が無いにしてもフェブラリーSでは、チャンピオンCの負け方も大事だと思っています。(例えば、直線向いての手応えは良かったが明らかにラストの坂で止まってしまったなどはフェブラリーSで買える馬)この馬は1800m-2000mが主戦場であるにも関わらず、直線向いて下がって行ってしまったところを見ると、ペースの速さについていけず直線向いて息が入らなかったように見えました。この負け方は良く無い負け方です。G1ではまだ役者不足なのかなと思いました。
それに加えて先ほど言った通り、1600mで更にペースは早くなりますから今回は軽視で良いと思います。

・スワーヴアラミス

この馬もサンライズホープと同じでマイルの経験がない馬になります。チャンピオンズCを見ると1800mを主戦場にしている馬にしては追走が忙しく最後は脚をしっかり使えているものの、マイルへ対応できるか疑問が残りました。
前走勝利した東海SとチャンピオンズSを比較すると東海Sでは12秒後半のラップがあるのに対し、チャンピオンズCでは12秒後半のラップがない緩みのないペースだったため伸び切れなかったと考えると、速いラップタイムから速い脚を使うことになるフェブラリーSは経験値的に厳しいのではないかと思います。
ただし、1700mでハイペースのエルムSを勝利した実績はあるので見立てが違う可能性は考えられるので3列目に買うのはありです。

・ソダシ

この馬は力以上に人気してしまう馬のため、穴党としては買いにくい馬ではありますが、馬体とダート適性は悪くないと思います。個人的な芝からダートに代わるときの簡単な距離の感覚としては
・芝マイルで勝利→ダート1400mを戦えるスピード
・芝2000mで勝利→ダート1800mまでを戦えるスタミナ
というイメージです。この馬は札幌記念を勝ってはいますが芝2000mやダート1800mはギリギリだと思いますし、そういう意味ではフェブラリーSの方がチャンピオンズCよりも合っている印象はあります。
馬体も調教も芝での実績も考えると過剰人気だからと買わないのは痛い目を見そうなので買い目には入れますが、ダートでの好走歴がないこと、砂を被った経験がないことを考えるとこの本命にする理由は全くないです。

・ソリストサンダー

先に言わせていただきますが、今回の本命です。この馬は実績や馬体から今が充実期です。昨年のフェブラリーSはOP特別の1700mからの距離短縮だったため位置が取れませんでしたが、今年は根岸Sからの距離延長なのである程度の位置が取れそうです。その根岸Sは1人気に応えられず着外でした。陣営コメントで1400mで忙しくて息が入らなかったというコメントが出ていました。確かにその通りではあるのですが、結構紙一重で息が入っていないなという手応えだったかなと思います。直線ではむしろ終われずに伸びていましたからね。こういう馬は距離延長が良いです。軽いダートでないと走れないと思われがちですが、そこまで良馬場が良くないようにも見えず(もちろん軽い方が走れていますが)、そう思われて人気が落ちるのであれば期待したいです。当日はそこそこ水含んでそうな天気予報ですけどね。

・タイムフライヤー

この馬は東京ダートでいつか穴を開けるのではないかと密かに期待している馬です。根岸でも評価していましたが、このレースでは外に出そうとしたところをタガノビューティにブロックされてしまいました。手応えはタガノビューティーに負けないくらいのものはあったと思います。また、タイムフライヤーが東京ですごいと感じたのがこれもまた2020年のフェブラリーSなんですけど、前総崩れの展開の中この馬だけ3番手を追走から5着に粘っています。展開のバイアスを無視した激走だったと思います。
馬柱は抜群に汚れていますが、東京ダートの着順だけを見ると2,5,5,3,9,6とそこまで悪くなくここでだけは狙う価値がありそうです。

・ダイワキャグニー

2走前が初ダートで、砂を被らないよう外外を回す展開にはなりましたが、その中で勝ち馬と0.9秒差は立派です。ダートの進みはかなり良いと思いました。ただ、あくまでもG3でのダートの話でG1で通用するのかと言われるとあの一戦だけでは評価に困ります。芝でも重賞級の馬ではありますが、G1級の馬ではないため直感的になってしまいますが、経験は必要かなという印象です。買えなくはないですけど騎手込みで敬遠したくなりますね。
ここでの結果はどうあれ次もダートを使ってきたらそこが狙い時です。

・テイエムサウスダン

素晴らしいタイミングでのG1挑戦になったと思います。フォトパドックを見ましたが、前走からの2週間でまた良くなっているなというイメージを持ちました。馬の状態も素晴らしいですし、やはりフェブラリーSはダート1400mからの距離延長、もっというなら根岸Sからの連戦が一番良い形だと思うので買いたい!となるのはこの馬です。1600mは0-0-0-2となっており、成績からも1400mが最高で1600mは長いのだろうとは思いますが、距離短縮馬よりかはこなせる確率は高いと思いますし、状態の良さでカバーしてもおかしくないと思います。それくらい臨戦過程が良いです。ちなみに僕の考える距離長い組でこなせそう序列はこんな感じになってます→(レッドルゼル≧テイエムサウスダン>>アルクトス≧サンライズノヴァ)

・テオレーマ

前走はお見それしましたという他なかったです。TCK女王杯を予想する上で、この馬は1800mは長く自分から動いていけないと予想したのにガッツリ動いていかれました。力を見誤っていました。
JBCの走りから見ても1600mの方が良い馬だと思いますし、この距離短縮は良いと思います。牝馬とは思えないほど筋肉量がありますし、乾いたダートでもかなり鋭い末脚を使えるだけのパワーを秘めているので久々の混合戦のG1でも十分にやれるのではないかと思います。最内枠は少し懸念材料ではありますが、買うに価値はあります。

・ミューチャリー

ミューチャリーもケイティブレイブと同じような競馬を得意とするイメージで、長距離の持久力戦で良いタイプだと思います。昨年のフェブラリーSでは最後方でうまく流れに乗って追い込んできましたので、マイルもこなせないわけではないのだろうと思いました。ただし、善戦はできても勝負になるかと言われると話は別で、この馬での走りが極端に良くなく昨年もまずまずのスタートから芝スタートでついていけずに最後方からのレースになってしまいました。このあたりとマイルのペースに乗れるスピードがないため今回は切りで良いかなと思います。
ミューチャリーにはフェブラリーSよりもチャンピオンズCに出てきて欲しいです。

・レッドルゼル

相変わらず川田騎手にはマイルは長いと言われていますが馬自体は昨年よりも実績を積んで確実にパワーアップしています。昨年のフェブラリーSでは長いと言われていた1600mであったのに加え、一番長い距離を走ることになる大外枠発走となったため自信を持って切りましたが、上がり35.5の脚を使っての4着。今書きながら思っているんですが、普通距離が長い馬って坂のあるコースでは止まるんですね。ですがこの馬、大外枠発走から良馬場の1600mを普通に上がり2位で昨年上がってきているので多分普通にマイル走れます。ベストは1400mだから長いと言われているのでしょうが…今回は内枠からの発走で昨年より競馬はしやすいですし、今回も休み明けですが状態は良いです。買わない理由はありません。

■買う馬

・ソリストサンダー(本命予定)
・レッドルゼル
・インティ
・テイエムサウスダン
・テオレーマ
・エアスピネル
・カフェファラオ
・ソダシ
・(タイムフライヤー)

全然絞り切れない・・・笑




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