見出し画像

ZORN武道館 『My Life』 感想

いやぁああああああ最高でしたよ本当。
ZORNさんの日本武道館講演。間違いなく日本語ラップ史に残る素晴らしいライブだった。ラッパーのアベンジャーズ。次々と現れる大好きなラッパー(+芸人)を見て涙とニヤケが止まらなかった。もうね〜人生レベルで楽しみにしてたのよ、高校生の時からZORNさんを聴いてて今年でもう5年目ってくらい支えになってて。
10月27日に武道館講演のお知らせが来て、この日のために地獄の卒業研究全力で終わらしたまじで。
ほぼ初めてだけど、この感情を文章に残したくて始めてみた。以下本当にオタク丸出しでめっちゃきもいけどご容赦。

画像1


以前一緒に行ったLOVEツアーを後輩と観ながら新幹線で向かった。おにぎりはシーチキン。他にもマルボロメンソールとかエメマンとか歌詞に出てくるけど俺はタバコ吸わないしライブ中にトイレ行くのも嫌だなって思ってやめた、笑(後輩はちょうどマルボロメンソール吸いに行ってた)
めっちゃビクビクしながら向かった東京、百合子さんのおかげか思っていた以上に人の数は少なかったので一安心。

九段下についてからはもうテンション上がりっぱなし、見る人見る人がみんなかっこいい。そりゃそうよな、みんな好きな音楽一緒やから身なりも似てくるよなって。武道館についてからは、vansとノースフェイスの多さにわろてまう。もちろん俺もvansにノースを着てった、ZORNさんに影響されてる人しかいないやんここってニヤニヤした。(後輩もしっかりvansに874履いてた)入り口でおみやげを受け取ってから席を確認。

画像2

僕の席はこんな感じ。近い!!!!近すぎる!!!日本武道館は2回目だけど、この箱の良さはやっぱステージとの近さにあると思う。

いつ始まるんやろ〜って思ってたらいきなりの消灯、Shinkoiwaと共に現れるDJ TATSUKIさんとZORNさん。声出し禁止なのに湧く歓声。草。
いや〜泣いた。ずっと見たかった景色。ずっと見たかったライブ。ZORNさんは去年の8月10日のLOVEツアーぶりかな。嬉しすぎて涙ちょちょぎれ。
I wanna be a rap starでは、ZORNさんの「立て〜!!!!」で歓声と共に立ち上がるオーディエンス。行きの新幹線で見たDVDのあの光景。鳥肌も一緒に立った()
コレやったら個人的にアツいな〜とか言って新幹線でdarkside聴いてたから、イントロが鳴った瞬間うっわぁ…ってなったと同時に漢さんの登場で声出してなかったのに思わずやべぇえええって声が出てしまった。漢さんはずりぃよ、、
その次のbird in the cageは大学受験の勉強時に聴いてた事思い出して、darkness時代の曲のカッコよさ、それを武道館でやるという事に感動してすんごい泣いた。やっぱあのdarknessのシリアスな雰囲気たまらんのよね。
そっからAnarchyさんと共にNo Pain No Gain。初めて実物見たけどマジでギャング共のアイドルなんやなって思った。マジでカッケェ。ヤバすぎ。降り止まない雨2 Da future。darkness曲からの2 Da futureの流れが好き。2 Da Futureを聴いていて卒業研究で苦労して悩んでた時期を思い出して泣いた。

Mamory LaneChanging。なんかここら辺は純粋にライブを楽しんでた。Changingのビートのデッデッデッ!って音に合わせて拳を振るTATSUKIさんとZORNさん。俺も一緒に振った。ここでBach Logicさんのビートやっぱエグいなぁ〜とか思ってた。そんでKvi BabaさんとのInvisible LightsKeep Wishing。若手であの堂々としたステージング、本当に凄かった。Keep WishingのZORNさんの鬼気迫るバース大好きなんだよなぁ。とにかくしょっぱなから豪華客演でめっちゃブチ上がった。

そのあとくらいにMCがあった。その時に「hiphopは逆境に立ち向かう音楽とか、今日のライブは不要不急ではないと思います。」みたいな事を言っていた。現場でもコロナが本当に怖くてずっと怯えてたけど、その一言を聞いて俺が今日来たのは間違いじゃなかったと非常に救われた気持ちになった。Have a good timeは個人的にめちゃ好きでゴリゴリ楽しみにしてたのでAKLOさんがいなかったのがちょっと残念だった。けど、ラップするチャイコフスキーことZORNさんのラップの巧さが光る「今日も快適なこのマイエリア〜」のラインを生で聞けたので結局満足してしまうチョロヲタ。

そっからMuseHoney And Mustard葛飾ラップソディーと優しい曲が続く。ちょっとMuseの歌詞被せてる男子〜!俺は好き。Honey And MustardはZORNさんが歌うhook気持ちよかったな。「得も言われぬ気持ちはエモいじゃない」本当にこう思ってるからこの記事も書いてる。葛飾ラップソディーではWeedyさんが出てきて、ここでも地元愛を感じた。

こっからは去年のZORNさんの勢いを彷彿とさせる怒涛のパート。dubby bunnyさんのギターで格段にカッコよくなってるWalk this way。ここでAKLOさん登場で、初めて見た二人の共演する姿でまた泣いた。
そっからNORIKIYOさんが出たRollin'でまた沸いた。
RGTOはNORIKIYOさんのバースを生で聴けたのが嬉しすぎて、ラップうっっまぁ…ってニヤニヤ止まらなかった。TATSUKIさんがしっ!ヴァ(ryのとこで見事な音抜きしててま〜じでカッコ良かった。

Passionかんおけとギラついた曲が続く。その流れでのIf I Die。遂にAKさんですよ、いやぁぁああああカッケェ!!!!!!!!楽曲も有名なのくらいしか知らないけど、あんなにかっこいいのかAKさんは!!地元もめちゃくちゃ近いし、本当に嬉しくなった。てか今気づいた、かんおけとIf I Dieって両方テーマが近い曲扱ってるんだな。いやぁ秀逸。

LetterMyLoveと家族愛を感じる構成。Letterで毎回優しく語るZORNさん大好きなんだよなぁ。男が憧れるパパだよありゃ。そん時娘に「彼氏出来たら紹介しろ、俺より韻踏めたら認めてやる」みたいなこと言ってたのマジでわろた、無理やんけ。

そして、MyLove終わってからの見事なMC、間違い無いんだよなぁ、ZORNさんは本当にマイク一本でこの武道館までのし上がって来たんだよ、それを踏まえてのOne Micは最高でしかなかった。初披露のタンポポ。ZORNさんのライブにも関わらず、会場の揃いに揃った「誰?」「Dr.K!!!!!」を聴けてみんなのHIPHOP愛が伝わってきて本当に幸せだった。てか、生KREVAさんカッコ良すぎません!?オーラが凄いのよ、、、
この二曲はZORNさんがKREVAさんのエッセンスもたくさん受けていて、元気が出るリリックが多い、、そのリリックに元気付けられまた泣いた。KREVAさんと顔見合わせての掛け合いパートがコレまたたまんねぇのよ。

柴又の夕焼けで帰宅したZORNさんとTATSUKIさん。帰ってきたと思ったらまさかのカミナリさん!!!!笑 カミナリさんのヘッズっぷりを番組とかで拝見してて本当にファンで、、、嬉し過ぎました、てか大好きなlife goes onのバースフルで歌うたくみくんたまらんすぎる。あと、曲名交えた漫才も(笑)

「ブレない まるでSHINGO★西成」「俺が狂ったのは般若のせい」
帰ってくるなりDon't look backで2人の名前出してから昭和の2人が出てくる流れ完璧すぎ、、LOVEツアーのMCとZORNさんのこれまであって武道館のステージ上に立つあの3人は本当に感動だった。各々が最ッ低のMCであり、狂わされたMCの名前を歌う。昭和パートは1曲で終わったけどこの曲で終わらせる事が美学だと思う。俺が狂ったのは間違いなくZORNさんのせいですよ。

ここで急にdarknessの震エテ眠レ、文字通り震えました。
「何人もやめていったが俺はまだ立ってるぜ」この言葉を武道館で聞くことができる、そんな幸せなことはない。この言葉に手をあげるヘッズが何人かいてなんかいいなぁって思った。
BOSSさんから影響を受けたといわれるdarknessの曲からのLife storyはそりゃ最高の流れですよね。初めて見たBOSSさんのラップは見る人の心に語りかける様なラップで本当に見惚れてしまいました。本当に武道館の翌朝も作業着のZORNさんはマジでカッコいい。あと、「俺の意見より嫁の機嫌」このライン超好き(笑)

そっからのサプライズアカペラ。あれはDJ RYOWさんかな〜って思ってます勝手に(笑)TOKONAとかトウカイテイオーとか出ててリリック尖りまくりでカッコ良かった、たまに出る尖ったリリックもまたたまらんのよ。

そしてついに…もう無いんじゃないかと一瞬諦めかけていたMACCHOさんとのREP…‼︎相当会場ブチ上がってたなこれ。そんでまさかのAREA AREAのサプライズ!!流れ的にまさかとは思ったけどやっぱりZORNさんのバースも!!!もう会場のブチ上がりここで凄いことになってて、あぁみんな日本語ラップっていう一つのコンテンツを共有してんだなって凄い幸せな気分に勝手になってた。笑
初めてライブであのビートを聴いたけどあんなに心地いいんだなあれ、書いて思い出してちょっと涙目になっててウケる

Evergreen。これはwikipedia先生によると「時を経ても色褪せない名曲」という意味らしい。ZORNさんが武道館でやった曲全部Evergreenだよホント。
All my homiesは全然泣く曲じゃないのに新小岩のホーミー達が出てきてZORNさんほんとに地元を愛してるし愛されてるんだなって凄く感動してた。バッズの香りがする青春を過ごしたことは無かったけど、地元の仲間達がいるってのはどこも変わらないんだなと勝手に重ねてしまった。

ここでMCがあって、その際に「ラッパーの数だけHIPHOPがあっていい」とZORNさん自らHIPHOPの概念を提示してくれて、更には「自分にとってのHIPHOPは人生です」(= My Life)の流れで今回のライブタイトルでもあるMy Lifeで幕を閉じた。

踏んだり蹴ったり散々な目 諦めることは簡単だぜ
ガンガン前 人生一回 生きていたいただ精一杯

My Lifeのこの歌詞に何度救われたことか。
ZORNさんはHIPHOPの事を人生だと言っているけど、僕にとってのHIPHOPも同じく人生だと思う。ギラギラした曲も優しい曲も面白い歌も聞き手が勝手に重ねることでどうとでも聴く事ができる。
僕が大好きなラッパー達が次々に現れるZORNさんのライブはまさにそれが感じられたものであったし、僕の大学4年間のHIPHOPの思い出の中でも最も素晴らしい物になったと思う。

コロナにも関わらず開催をしてくれたZORNさん・運営には感謝しか無いし、今回俺は声出せなかったけどいつかコロナが収まったら喉が枯れるくらいたっくさん声を出して全力でライブを楽しみたいな。

全然関係無いけど、三回くらい思わず声出た。
・漢さん登場
・カミナリさん登場
・AREA AREA披露
サプライズずりぃよ、、

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?