好きだった
好きだったものに、好きと伝えられずに終わってしまったのは何回目だろうか。
私が今まで生きてきた中で1番好きだったコンビ、うしろシティが解散するらしい。
ここ最近、金子さんが別の場所でコントを作っていたりしたので、なんとなく、もう終わってしまうのかもと思っていた。
阿諏訪さんも、YouTubeにときどきキャンプの映像を載せて、他の好きな事を楽しんでいるようだったし。
予感は的中して、今月30日に、うしろシティは解散するそうだ。
金子さんの考えるコントが好きだったし、2人の、2人にしかできない演技が大好きだった
もう二度と見れないのだと思うと、悔しくて、涙が出た
ひとつのコンテンツが終わっていく様に、悔し涙を流したのは初めてだった。
本当に好きだったし、ずっと前からいちばん面白いコント師だと思っていたけど、私はほとんど口に出さなかったし、ライブも見に行かなかった。時間のなさを理由にして。
無理すれば作れた時間だったのに、いつか、また今度、そうやって何回も繰り返して、見に行かなかった
こうやって、終わってから後悔することが、今までの人生で何度かあった。
好きだった名脇役の舞台俳優さんは、いつか生で見ようと思っていたら、俳優をやめて、小学校の先生になっていた。
もう二度と、演技をするところは見れないし、顔も見れない
好きだった歌手は、プライベートが忙しくて、めったに歌を歌わなくなった。
もう前みたいにあたらしく配信される曲にワクワクすることも、弾き語りの生放送のためにはやくお風呂に入ることも、二度とない
うしろシティも、私の中でこの人たちと一緒になってしまうんだ
かなしいしくやしいし、つらいし、やりきれない
もしかしたらもうYouTubeで気軽にコントが見られなくなるかもしれない
DVDを買おう、この気持ちを、記録に残さなければならない。
笑いすぎて疲れた時の事、心がくすぐったくなるような言葉選び、おじいさんの役の時の声、変な低い声の時はやばいキャラなこと、ツッコミとボケがいつのまにか逆転してるところ、もぎぼっこり、デシストインザスカイ、全部を忘れない。絶対に。
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