はじめに
はじめまして。たくさふと申します。同名でツイッターもやっており、連携もしているので私のことを知っている方もいるでしょう。
以前から、ツイッターでは書けないが、ブログを作って書くほどでもない四方山話を公開する場が欲しいと思っており、この度noteを始めてみることにした。初回ということで、ライターという面にスポットを当てた自己紹介と、こうして始めたきっかけについて、つらつらと書いていこうと思う。
そもそも、私は文章を書いて報酬を頂いている人間である。と、いっても、専業ライターではない。所謂兼業ライターというやつである。普段は一般的な会社員として働き、勤務時間外でライターとしてのお仕事もしている。
報酬を頂いて文章を書いているという点ではプロライターと言ってもいいのかもしれないが、ライターとしての収入は年間20万にも満たず、良くてセミプロレベルだろう。そんなゆるライターなたくさふの、文を書くという行為との付き合いを振り返っていく。
小学生の頃、私は文を書くという行為が嫌いだった。今思い返すと、文章どころか、文字を書くことすら嫌いだったようにも思える。読書感想文は毎年苦痛だったし、文集も嫌いだった。だが、その意識は中高で一変する。
私の学年を担当した国語教師は毎年文集を課題に出していた。その意図については本人に直接聞いてみない限り分からないが、テーマへの自由度が高く、自分の好きなことを書くことが許された。私は自動車やレーシングカーについての文を毎度のように書いていたのだが、それを通して自分の考えをアウトプットする面白さ、楽しさを知り、文章を書くことが徐々に好きになっていった。
同時期に面白く(humorous)読ませる文章との出会いも、苦手意識を払拭するきっかけとなった。「生徒会の一存シリーズ」や「ゲーマーズ」の作者である葵せきな氏、彼のブログ「栄養のないサプリメント」である。内容自体は日常を綴った一般的なブログではあるのだが、短い文章でも必ずしっかりとオチがついており、その構成力と表現力にとても魅了された。
現在コラムを掲載させていただいている会社では、きっちりした文章だけでなく、緩く面白い文章も書けるという部分を評価していただいており、氏のブログが私の文体に少なからず影響を与えたことは間違いないだろう。
その後、大学生となってからはレポートや論文くらいでしか文章を書くことがなくなり、苦手意識はなくなっていたものの、とはいえ積極的に文章を書くということもなくなっていた。
そうして数年ほど自己表現という意味での執筆から離れて久しかったのだが、あるイベントで参加者配布用のパンフレットを作成する機会を得る。これが大変好評だったことで、自分には一定レベル以上の執筆能力があるのでは?と自信を持つきっかけとなった。
その後、WEB媒体に持ち込み→採用となり、ライターとしての道へ踏み出すことになったのである。
さて、ライターになるまでの振り返りはここまでして、ここからはなぜ今回始めようと思ったかについてを説明しようと思う。序文でも書いたように、以前から色々と書きたい事柄のストックは持っていたのだが、どうもきっかけがなく、また、文章書くならお仕事の文章書くべきだよなということもあり見送っていた。
先日友人がツイッターで軽バズりした。詳細は省くが、そこで改めて感じたことは、ツイッターでツリー形式に文章を書いても大半の人は1つ目しか読まないということ。ほとんどの人はぱっと目に見えた文章だけで判断しているのである。
逆に言うと、「わざわざリンクを踏んで文章を読みに来る人は超少数派」とも考えられる。ネット全盛期になり、ニュースの見出しだけしか読まない人が増えた、なんて定期的に話題になっているが、それと同様である。
noteのリンクを踏んでわざわざ読みに来る人は、”一定以上の知的好奇心”があり"140文字以上の文章を読む事ができる最低限の教養"を持つ人を選別することができるのではないか?意図の通じない相手を考慮して当たり障りのない事しか書けないツイッターよりも踏み込んだ内容を書けるのではないか?と判断した。
そのような人であれば、仮に私の書く内容に批判的だったとしても、感情論に終始することなく、建設的な議論ができるのではないかと思い、こうしてnoteを始めるに至ったのである。
余談ではあるが、高学歴漫才コンビ「ロザン」のyoutubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、時事問題をよく取り上げて喋っているのだが、再生回数を考えると驚くほどコメント欄が荒れていないし炎上もしない。
彼らの動画にはテロップが一切入っていないのだが、これによって視覚情報のみに頼り、深く考えず条件反射的にコメントしてしまうタイプの視聴者を排除し、耳で聞いて内容を理解することが出来る人だけを残すことに成功したのだ。これは非常に良く出来たシステムであり、お二人の頭の良さがよく分かるいい例である。→https://youtu.be/YkLzvFhMhEw
さて、初回ということで私と文章との関わりや、始めたきっかけについて書いてきたがいかがだっただろうか?次回からは趣味や生き方、仕事についてなど思ったままに書いていこうと思っている。また、これについての意見を聞きたいなんて要望があれば考慮するので忌憚なく意見をいただけると幸いである。よろしくお願いします。
※当noteは全文無料で読めるようにしてあるが、兼業ライターという立場もあるので、形式上有料設定を入れさせていただきます。いわば投げ銭のようなものだと思っていただければいいので、もし面白いと思う内容があれば購入していただくと、ありがたくビール代にさせていただこうと思います。
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