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愛は他人にしか届かない

私は尋ねる。

「 愛を欲しがっても満たされないのはなぜですか 」


彼は答える。

存在に気づいてもらえたものは愛を感じる

愛を引っ張ってきて自分に注ぐことはできない
自分に入ってくる愛は他人にしか届けることができない
自分に対する愛は他人からしかやってこない

ただ愛を欲しがってもそれはどこにもいかず
それはここに消えてしまうのだ
”自分”に実体はない空虚なものだからだ
その”愛に対する飢え”が生み出した幻想で
頭脳が作り出したものだ
そしてそれは消えていく
これが癒えない飢えであることに気づくこと
そこから方向が変わり始める

愛はそこら中にある
だけれど気づかないものだ
私がそこに目を向けることで
そこに愛が生まれる
そこに愛が生まれることで
それは愛を受け取る

私が意識をすること
自分の意識を向けること
それは外に向ける
自分の心や身体に向けることもまた
愛すること
利己のようで利他の行為だ
自分の身体に親切にすること
自分の心に親切にする
そこに愛を芽生えさせることだ

我を忘れて”自分”のに注意を向ける
”自分”の心に注意を向けよう

愛を巡らせることで
愛はやってくることを信じる
それが宇宙の巡りだから

自分の内にある宇宙を抱く自分は宇宙に抱かれている

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