シティリーグBest4 マッドパーティ
はじめまして たくまといいます。
今回10/10に行われたシティリーグ福山にてbest4という結果を残すことができたので初めてnoteを書こうと思います。
初めて書くのでいろいろお見苦しい点もあるかと思いますが温かい目で見ていただければ幸いです。
この記事は自分が使っていたデッキレシピの紹介がメインになっております。各デッキへの有利不利や対策等の詳しいことは自分よりも詳しく書かれている方のnoteを読むことをお勧めします。
1.マッドパーティとは
横浜CLで注目を浴びた事でご存じの方も多いかと思いますが簡単にこのデッキの説明をするとマッドパーティとは爆炎ウォーカーで新しく出たテーマでトラッシュにあるマッドパーティという技を持つポケモンの数×20のダメージを与えるという過去にあったよるのこうしんデッキとほぼ同タイプのテーマデッキです。
トラッシュに送ってしまえばあとはエネルギーを毎ターンつけることができるれば高火力を連発できること、非GX,Vのデッキなのでサイドレースで有利をとれるという点が非常に強いデッキです。
非GX,Vのデッキで高火力といえばひのたまサーカスのズガドーン、通称小ズガのデッキがありますが毎ターン殴るのに溶接工を打つ必要があり毎ターン殴るのにマッドパーティよりは要求値が高いのかなと思っています。
このデッキがもつパワーとか可能性は使いだした当初から感じてはいたのですが自分の力不足で握りだした当初は全くと言っていいほど勝てませんでした。
特に三神と呼ばれるアルセウス&ディアルガ&パルキアGXのオルタージェネシスGXのせいでサイドレースが有利という強みを奪われたりドラパルトVMAXのダイファントムで盤面をぐちゃぐちゃにされたりと逆風ばかりだったように思います。
しかしジラーチ♢を生かしたいわゆるコンボを使うことで三神系統に対してもサイドレースで不利にならない、ムゲンゾーンで登場したムゲンダイナVMAXの登場で弱点を突かれるドラパルトVMAXのデッキが減るといった相対的な追い風もありました。
そういった環境の変化や新たな戦術の情報をしれたこともありマッドパーティはいがいといけるのではないか?というものがありました。
2.デッキの使用理由と環境について
このことからシティの1ヶ月くらい前にはマッドパーティとマルヤクデVMAXのデッキの二択にして練習をしていました。マルヤクデが候補に挙がっていた理由は割愛します。
そして2週間前にずっと使っていたマッドパーティのデッキをどうしても使いたいという欲に駆られて環境考察もあまりしないままマッドパーティを使うことを決めました。
後でも述べますが自分がマッドパーティをあの日使った理由は環境を読み切ったからでもなくただただマッドパーティを使いたかったから。みんなマッドパーティを甘く見ててくれれば対策もされないだろうしワンチャンあるのでは?と思っただけです。
しかしながらシティの1週間前に行われた横浜CLでの配信卓にマッドパーティが登場しました。しかも全勝同士の配信卓でそこでTier1のデッキに勝利しさらに決勝トーナメントに進出した16人の中に2人も使用者がいたことで注目を浴びたように思います。
そのことで対策されてしまうのではないか?との懸念が出てきましたがいまさらデッキを変えることも出来ないし、練習不足のデッキで出るよりはこのデッキで行こうと思いました。
3.デッキレシピと各カードについて
デッキコード[1VFFkV-ZVAvMW-VFFFVk]
こちらが当日使用したデッキのレシピです。そこまで特別なカードは入れておらず基本的なマッドパーティのデッキだと思います。
3-1. 採用カード
ポケモン
マッドパーティ(ホルビー、デデンネ、ガラルバリコオル、ポットデス)×4
メインアタッカーであり打点を上げるため、特性を使ってドロソにするなど役割は重要なので4枚づつの採用。
ヤバチャ2枚 メタモン♢
ポットデスの進化前。メタモン♢と合わせて3枚あるので序盤で2体はポットデスが立てれるように並べていきます。ヤバチャだけでスタートしてしまうとガラルジグザグマの特性を連打されて先行ワンキルされる可能性があるので注意が必要です。
ヤレユータン(さるぢえ) 2枚
博士の研究やデデンネGXで手札をトラッシュに送ることが多いこのデッキで特性を使ってエネルギーや必要札をデッキに回避させることができるのでとても強いです。それだけでなく重要なコンボにも使用します。サイド落ちしたらプレイングにも大きく影響するカードなので2枚採用です。
ジラーチ♢、バリヤード(パントマイム)
いわゆるコンボと言われるギミックに必要なカードです。ジラーチ♢がサイド落ちした場合には仕込む必要がないのでまだいいのですが、バリヤードがサイド落ちした場合を考慮して2枚採用にしようと思いましたが枠の関係上1枚のみの採用になりました。
ミュウツー(マインドリポート)
デデンネGXや博士の研究でボスなどを巻き込んでしまった時に回収するために使います。逆に言えばボスの指令がトラッシュにあるとさるぢえと組み合わせれば好きな時に持ってこれるので使い勝手が良い分ベンチを埋めてしまうことになるのでコンボなどの邪魔になることもあるので無駄に使うことは控えましょう。
ミミッキュ(いやしジャマー)
このカードが出た当初にマオスイをケアして採用していましたが自分のプレイングの下手さと当時はセキタンザンがまだ出ていないこともありマオスイ自体の採用が少なかったこともありすぐ抜いてそれからずっと忘れてしまっていましたが配信卓で使用されているのをみて自分も採用しました。シティ当日は必要なデッキタイプと当たらなかったためしようはしませんでしたがその後のジムバトル等で使用する機会が増え必要性を実感しています。
フィオネ 1枚
このカードは特性により前のポケモンと後ろを入れ替えることに使いますが、自分は特性で山の下に戻るのでセルフでLOしてしまうことを防ぐことにも使っています。ヤレユータンをボスの司令塔で前に縛られてそのままLOしてしまうことがありましたがこれでそれをごまかしたりしてました。実際プレイングがもっと上手な方は不採用でも全然いいと思います。
デデンネGX、クロバットV 各1枚
以前はサイド落ちを考慮しデデンネGXを2枚採用としていましたが、無人発電所の採用が増えてきているということでそれの対策として1枚をクロバットVにしました。負け筋になることがあるので序盤は無理に出さないようにして終盤にボスの指令などの必要札に触るときに使えるのが理想です。
グッズ
クイックボール 4枚
スーパーボール 3枚
ミステリートレジャー3枚
自分はボール系統のカードは上記の配分で使用していました。スーパーボールとミステリートレジャーに関しては前日までは2-4にしていましたがガラルバリコオルに触ることのできるカードがスーパーボールしか入っていないためポットデスの特性を使う際のコストを持ってこれないことがあったためこの配分にしました。結果的にスーパーボールだと山から7枚の中という不確定要素でありながらすべてのポケモンに触ることができるためこちらの方が安定感が増したように思います。欲を言うならスーパーボールはもう1枚増やすことができればさらに安定したかなとは思います。
ダート自転車 2枚
グッズで山を掘れるカードです。マッドパーティを落としながら使えるので強いカードだと思います。序盤は積極的に使用してもいいですが終盤に使用すると2枚とも必要札であったりすることがよくあるので思い切ってボール系のコストにしてもいいかもしれません。
回収ネット 4枚
スタートしたポケモンがヤレユータンやミュウツーなどUターンボードで逃げれないポケモンを下げるため博士で切ってしまうのでベンチに並べざるを得なかったポケモンの回収などなど用途は多岐に渡るので最大枚数採用しました。
グレートキャッチャー 1枚
基本的にはベンチのGXポケモンを呼び出してコンボを含めてサイドを3枚とって勝つなど終盤の決め手にしていたカードですが序盤に自分の盤面が整っていないときに後ろに逃げエネの重いポケモンなどがいるときに呼び出して相手のテンポを遅らせたりするために使うこともあります。
Uターンボード 1枚
とりあえず逃げエネが1のポケモンにつけてバトル場のポケモンが気絶した場合にそのポケモンをとりあえず出しておくといった感じで使います。特にドラパルトVMAX対面だとダイファントムで後ろのホルビーやヤバチャが倒されてしまうため出しておくことができません。なので手札にホルビーとツインエネを抱えた状態にしてボード付きのポケモンを出して自分の番が来たらホルビーを出してツインエネを付けて逃がして殴ってという風にすればとりあえずは戦えると思い採用しました。ただそんなことしてもドラパルトにはかなり不利なので薄い勝ち筋を拾うためのカードです。
サポート
博士の研究 4枚
手札をトラッシュして7枚新たに引ける説明不要の最強カードなので4枚採用。ホミカを採用していた時は3枚や2枚にしていた時もありましたが初手に使えるかどうかがかなり重要なので4枚採用に戻しました。
ボスの指令 2枚
後ろに逃げた手負いのVMAXを呼び出したり決め手になるカードなので2枚以上ほしいが枠の関係とミュウツーで回収できることなどから2枚にしました。
フウとラン 1枚
グッズロックを仕掛けられながらヤレユータンなどのポケモンをバトル場に呼び出された際に入れ替え札として使います。使用する機会は少ないがないと詰んでしまうこともあるので1枚だけ入れました。山札に戻す効果の方はよっぽどのことがない限り使いません。
スタジアム
混沌のうねり 1枚
うまく使えれば相手のスタジアムを2枚割ることができるカードですし雑に張っていても相手のスタジアムを1枚はけん制できるので採用しています。
エネルギー
ツインエネルギー 4枚
ツインエネルギーはメインのアタッカーのエネルギーなので4枚採用は不動です。基本エネルギーではないので一度トラッシュすると二度と使えなくなるので手札に余分に来た場合はさるぢえを使い山に戻すなどして大切に使いましょう。
トリプル加速エネルギー 2枚
ポットデスにしかつけることができず番の終わりにトラッシュしなければならずとりあえず手張りしておくことができません。3枚もあると多いかなと思い2枚にしました。
しかしながらこの枚数は3枚にしておかなければならなかったと思います。自分が当たるだろうと予測したデッキとの対面ではコンボも使えることからおよそ4~5回ワザを打てれば大丈夫と思っていましたが、完全な非GX、Vのデッキと当たった時にはこの枚数では最終的にワザを打てなくなって負けることが出てきます。なのでトリプル加速は3枚にしましょう。
3-2.不採用カード
オドリドリGX
デッキを作成した当初はこれを採用してポットデス一体とで回していましたがボスやグレートキャッチャーで呼び出されて落とされるとサイド2枚とられることに加えドローが減るので途端に動きが悪くなるのでポットデスを2体立てることの方が強く動けていたので不採用にしました。
ケケンカニ、グソクムシャ
どちらもメタモン♢を進化元にツインエネルギーで打てるワザを持っているポケモンです。ケケンカニはムゲンダイナVMAXにグソクムシャはセキタンザンVMAXに弱点をつけるポケモンですがそれ以外のデッキでは使いどころがないのでただの不要札になってしまいます。ホミカを採用しているデッキであればコストに使えたりするかもしれませんがここに枠をとる余裕はないと思ったので不採用としました。
リセットスタンプ
相手の動きを止めることができる負けの盤面をひっくり返すことができる可能性のあるカードですが博士の研究やデデンネGXで切ってしまうことが多く使うなら2枚くらい採用しなければならずそこまでの枠がないため不採用。
ホミカ
手札を残しながらマッドパーティーなどポケモンをトラッシュし最大6枚までドローできるので相性はとてもいいカードです。自分も最初は4枚採用でした。しかし博士の研究と違い手札にホミカ、ポケモン2体が必要になるため1枚では完結しないため手札状況によっては3枚のみのドローもしくは使えない場面があったので徐々に枚数を減らし1枚採用にするくらいならと最終的には不採用としました。
あとはしんかのおこうや、そっくりベル、グズマ&ハラなど試したカードはいろいろありますが長くなるので一つ一つの説明は割愛させていただきます。
4.シティ当日のマッチアップ
1戦目 超ミュウミュウ 後攻 勝ち
2戦目 小ズガ 後攻 勝ち
3戦目 小ズガ 後攻 勝ち
4戦目 小ズガ 後攻 勝ち
5戦目 マッドパーティ 先行 負け
4-1の同率6位で決勝トーナメントへ
決勝一回戦 マッドパーティ 先行 勝ち
準決勝(予選5戦目の方) マッドパーティ 後攻 負け
Best4で終わりました。
見てもらえれば一目瞭然だとは思いますが当日は初戦の超ミュウミュウ以外小ズガとマッドパーティにしか当たりませんでした。しかも初戦の方もマッドパーティ対面は切った構築にしていたそうです。環境読みというのは全くしておらず(そもそもあまり得意ではない)、当日の環境、マッチング運、初手の動き、等々いろいろと運がよかった1日でした。しかし自分としてはここまでマッドパーティが増えることは予測していませんでした。(決勝トーナメント8人中3人がマッドパーティ。後から聞いた話ですがそれ以外にもマッドパーティを使っていた人が何人もいたそうです。)その為、ミラーになった場合の練習が不足していたように思いました。
5.シティを終えて
しかし、自分の中では初めてシティリーグという舞台で決勝トーナメントに進出できさらにBest4という結果を残すことができました。今シーズンはCLでCSPが獲得できないこともありシティリーグで継続的に結果を残すことが非常に大切なシーズンだと思います。その中でシーズン1からこのような結果を残すことができて非常にうれしく思っています。
一緒に練習してくれた方々、カードの採用、不採用についてアドバイスしてくれた方々のおかけだと思っています。本当にありがとうございました。
6.レギュレーション変更後のマッドパーティ
先日の11/6にレギュレーションの変更についての発表がありました。具体的には皆さんご存じかと思います。マッドパーティのデッキで使えなくなるカードは
ポケモンでは、メタモン♢、ジラーチ♢、グッズではミステリートレジャー、ダート自転車、サポートはフウとラン
このように何枚も落ちるというわけではないです。なので別のカードで代用して調整をしていけば火力という点ではそこまでの弱体化はないように思います。
今自分が考えている代用カードは
メタモン♢→ヤバチャ3枚目、ミステリートレジャー→しんかのおこう又はそっくりベル、ダート自転車は代用というよりはボール系を増やして初動を安定させるほうがいいかと思います。フウとラン→とりつかいこのように考えています。ミステリートレジャーの枠に関してはポケモン通信を含め要検証だと思います。
しかしこの中でもジラーチ♢が落ちるというとこはコンボギミックが使えなくなり三神系統のデッキへの勝率がガクンと下がってしまいます。しかしジラーチ♢に代わるようなカードは現状のカードプールには見当たらずこれに関しては今後に期待するしかないのが現状だと思います。
コンボに代わるというわけではないですがクラッシュハンマーを採用して三神のGXワザを打つのを遅らせることができればサイドレースでもそこまでの差はつかないかもしれませんがコインが絡む不確定な要素の為、そこまで有効な方法とは言えないと思います。
ですがそれ以外のデッキに対しては打点の高さ、サイドレースの有利性などからまだまだやれるデッキではあると思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?