相方について。

NSC45期生たくみです、お願いします🙇‍♂️

今回は相方について話してみたいと思います。

僕はNSCに入る事を入学半年前に決めたのですが入る前から相方は重要視していました、なぜなら以前にも書いた通り僕には出来ない事があまりにも多かったからです、なので1人で出来る準備をしながら相方にほしい希望などをまとめていました。

ツッコミの相方で主な希望は

・最低限の礼儀

・明るく高いコミュニケーション能力

・高身長(自分に特徴がないので身長差に甘えようとしてました)

・漫才の練習をできる時間を作れる

の4つでした。これをとりあえずまとめてみたのはいいんですが相方ばっかりは運なので常にNSCで検索して同期の方がいないかずっとチェックしながら、組んでから笑いの方向性にズレが出ないようあらかじめネタをたくさん書き殴り、自分の方向を目に分かる形にしていました。

そして面接、入学を迎え同期の方々と顔を合わすのですが、僕の想像していた相方像に近い方はあまりいなかったのですが、それはもう見た目からキャラクター性のある人たちが沢山いて、僕はいきなり置いてかれそうで不安になりました。(無事的中しました。)

一応僕も顔を覚えてもらえるよう考えた結果超サイヤ人並みに髪を逆立て行ってましたが空回り(今も汗で髪が崩れてボサボサの状態で授業に出てます、泣きたい)

そんな状態ですが初めから諦めるわけにもいかないので根暗なりに勇気を出して色んな方とお話をさせていただくのですが、自分がもし相方になったらこの人のツッコミパワーに負けてしまうだろうなと思わされる人や、同じボケで実績と熱意が詰まった人ばかりで、稀に出会う理想の近い方を見つけてもその人の眼中に自分はいませんでした。

思えば当たり前の話なんですけど上記の能力を持ってる方は同じ能力を持った方とすぐに打ち解けて自分が相手されるわけないんですよね。

なので結局入学当初は見つからずLINEを交換してもらえた人に話しかけて返信を返してくれた人の中から3つ年上の「K君」と4月末にコンビを組む事になりました、(知ってる方もいるとは思いますがここでは伏せさせて頂きます)

LINEでは割と意気投合していてコンビ名も僕が付けたかった「リベンジ」にK君がくっつけて気に入ってた名前「リベンジゲンブ」というコンビ名に決まりました、由来としては

どんなに辛い思いをしても勝つまで諦めず、「リベンジ」

長く続けていけるコンビ「ゲンブ」(長寿の象徴である亀の神、玄武からだったと思います)

そしてK君とリベンジゲンブを組んだのですが、会った初日からいきなり方向性に大きなズレが生まれていました、その日は公園のベンチで3時間ほど2人で譲歩しながら話続けても落とし所が見つからず「このコンビは長く続かないだろうな」と、いきなりコンビ名と真逆の事を思いながら帰ったのを覚えてます

そんなスタートを切ったリベンジゲンブですが、とりあえず方向性は違えどRUSHという目標へ向けて(NSC生が出られるライブ)2人で頑張ろうという事で5月頭は相方の都合で会えないながらも時間を作って公園でネタ合わせを始めました。

そしてまた問題が起きてしまいました。
漫才ネタをやっていくのに笑いの方向性までめちゃくちゃズレていました、ここまで違うと組めたのが逆に奇跡だと思います、僕達はお互いネタを持ってきてそれぞれ試すやり方をしていたのですが、僕はK君のネタを演じるのが難しくて飛び飛び、K君は僕のネタがハマらずネタに乗れませんでした。

僕は組んだ際にズレを防ぐようのネタ帳を送り、その中からネタ持ってきたのですが、それはツッコミの方が自然に近い口調で話せるように空白を作り、ネタテーマボケワードなどパーツを沢山揃え一緒に納得のいく形に組み立てれる親切設計のネタでした。

しかしK君にハマらず組み立てすら上手くいかないので僕が完成されてるK君のネタを乗ってとりあえず漫才の練習をする事に決めたのですが、僕がする役が多くて上手くいかずにぎこちないまま練習しました。

そしてたった数回の練習で僕はネタ合わせが苦痛になりました、自分が面白いと思わないものを作業的に覚え続け、ネタに対する自分の意見、第三者がみた時に違和感を覚えるであろう部分の指摘をしても却下されて、僕は自分の笑いを否定された気分になってしまいました。

そしてある日僕はネタ合わせを飛ばしてしまいます(K君本当にごめんなさい)

そしてその後会うことになって会うのですがK君は優しい人だったのでネタ合わせを飛ばした僕を許すどころか心配してくれました、そして僕は以前からK君とは話してたコント動画を撮ろうと即興謝罪コントの動画を撮ってもらったのですがここでも問題が起きました。

K君は優しいが故に周りをとても気にするので、ネタとして怒るのと周りへの誤解に繋がると、とても嫌がってしまいました。

そしてその日は結局K君の意向で即興コントを消し帰りましたが

後日K君からLINEで解散を告げられました、「たくみは売れるために色々考えてくれたけど俺が足を引っ張ってしまう」と、特に何も出来なかった僕に気を遣ってメッセージをくれて僕も承諾しました。コンビとしては上手くいきませんでしたが僕はK君に救われた部分が多く尊敬してるので仲違いになるような事はありませんでした。

そしてそこから僕は急いで新たな相方を探して、話したり、アピール動画などを作ってみるのですが、また声はかけられる頻度は少ないですし話せてもやっぱり僕の方向性が少数派で相手にされず、時には傷つくような事をたくさん言われて、毎回傷つきながら電車に乗って帰って、家では同期のネタをひたすら観ながらメモを取り続ける2ヶ月を送っています

先週は同期の方とお話をして、その方は僕の方向性などを理解してくださり、コンビのお誘いをいただき組む方向性で進んでいたのですが、笑い以前の性格的に合わず、かなり嫌だなと思う仕打ちを受けてたので、その方には申し訳ないですがこちらからお断りさせてもらいました。

そして一年に一度彦星と織姫が出会う七夕の日に相方を探せる機会をいたたげたのにも関わらず、みんなが各々話し合う中僕は上手く人と話せず30分以上一人で上を向いて半泣きになってました、その瞬間の僕は坂本九より上を向いて涙をこらえましたが天井が見えるだけで天の川は見えませんでした。

1人が嫌で入ったはずのNSCを1人で過ごし同期達の勢いに置いてかれ続ける毎日は本当に嫌になりますが合わない人と組んでもそれはそれで持たないので

僕は今何も出来ないままもがきつかれて、今はお笑いを避けてすらしまっています。人生で初めて自分からやりまくて始めた事でお金もたくさん払ったのにこんな過ごし方をしてしまってる僕は本当にどうしようもないですね、自分が嫌になる毎日です。もう人が分からない。

ダラダラと駄文を垂れ流してしまいすみません。

ここまで読んでくれた方にはとても感謝しています、本当にありがとうございます。








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