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打首獄門同好会が好きだというお話

ここ最近、打首獄門同好会にドハマりである。
きっかけは「水曜どうでしょう」が好きすぎて、四国88ヶ所巡りの歌を作ったってのを聞いたから。

それから「コウペンちゃん」とコラボした「なつのうた」を息子に聞かせたところ、息子もドハマリしてしまい、先日親子で初のライブにも行ってきた。このご時世にと言われるかもしれないが行ってきた。

どのへんがすきなのか

有名なバンドなんでそこまで説明はいらないと思っているので、私が好きになったポイントなんてのを書いていきたいと思う。

サウンドはどストレートなラウドロックだと思っている。ラウドロックと言いつつも、いろんなエッセンスが散りばめられているのでこれまた面白い。

歌詞と題材がいい

題材が素晴らしい。本当に日常系である。
仕事をしたくないと歌う「ハタラキタクナイ」や、日本の米がうまいことを歌う「日本の米は世界一」など、共感の嵐なのだ。

それがかなりハードなサウンドに乗っかってきて、大澤会長とあすかさんの男女ボーカルでの掛け合い。

ストレートに入ってくる。こうなんていうのか、詩的な歌詞というか文学的な歌詞というのも大好きだが、このストレートな感じがいい。

好きな曲

せっかくなんで好きな曲とその理由なんてのを書いてみよう。

新曲の「カンガルーはどこに行ったのか」である。もうなんていうか、すごい。これ「しまじろうのわお」で流れてるらしいんだけど、いいんだろうか。歌詞に突然現れる「カンガルー」、そして重めもサウンド。情操教育にもってこいなわけがない。しかしサビのポップなメロディとハモリが最高。

これを聞いて、みんなも考えることを考えてみて、カンガルーが出てきてほしい。

「新型コロナウイルスが憎い」である。このご時世、ライブができなくなったアーティストのストレートな思いが込められているんじゃないだろうか。

しかしながら「すこぶる憎い」である。
私なら「死ぬほど憎い」とかにしてしまいそうなところだが、そこが大澤会長のすごいところ。もっとストレートな「怒り」を表現できたと思うんだけど、それを「すこぶる」にしているところ。なんていうのか、振り上げた拳はどこに下ろすべきかわからない、そんなもんにゃりとした状況を現している気がする。すごくいい。

疾走感!どんがらがっしゃと大騒ぎしている曲である。歌詞も大騒ぎしてるだけ、「お前らどんがらがっしゃ」に意味を求めてはいけないし、意味なんか自分で考えて騒げばいい。そんな歌。

まあ今回のライブではやらなかったけど、この曲を生で聞きながら大騒ぎしたいものである。

好きな曲はこの辺にしておこう。とりあえずYouTubeに上がっている曲は全部聞いてほしい。ひらけかんきっきーずも含め

コロナ禍でのうごき

コロナ禍で3回もツアーファイナルが中止(1回は無観客で開催)になったバンドである。このタイミングでツアーするのが悪いと言われるかもしれないが、ライブに行った感想からすると対策は万全であった。

万全なライブでクラスタなし。もうなんかライブを主戦場としているバンドとしてはこれ以上ないんじゃないかという対策(入り口での消毒はもちろん、ライブの流れを止めることになる換気の時間を設けるなどなど)を実施していたので納得ではある。

ただ前述したとおりに、今回のライブもファイナルだけが中止になった。無念というかなんというか、やり場のない怒りというか、きっとそういうのがぐるぐる回っているんだろうなぁと思いますわ。

その前にツイートしていた会長の心情がハフポストにも記事になってたりしましたが、こちらもぜひ読んでください。

歌詞もストレートながら、ツイッターでの発言もなかなかストレート。沖縄のライブでは台風の関係で機材を重複して用意する必要があり、赤字になりましたというMCがあったり。

そういうところ含めて打首獄門同好会なんだろうな。こういろんなものをひっくるめての表現者。また沖縄でライブが見れる日を楽しみに待っています。息子を連れてまた行きますよ。

さて

もうすぐ訪れるであろう「明日」にむけて。


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