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TAK'S BIOGRAPHY

今秋、販促品として発売を予定していた自伝本が昨今のなんやかんやで企画自体が頓挫した為、渡米編日本語版下書きを蔵出しします。

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#522  basic data

Episode3  "Tak'sの復讐"

悩みと自信があった。

まずは、場所。

ロンドンかL.A.か…

言い換えればローリング・ストーンズかモトリー・クルーか…

大物になれるかどーかはスポットライトの当たる場所に立っているかどうかによる、そー考えていたからね。

とても子供じみた考え方で20代の若者っぽい

この考えが改められるのはこの時からずっーと先。

いくつの時と聞かれても分からない。

だって未だにちょっとそーゆー考え方あるからね!

ようするに執筆時の現在も、場所や環境のせいにしている。

でも、それでイイんじゃねーかって。

自分自身の能力の無さは自覚しなくたって周りが勝手に教えてくれる。

教わりたくもねぇのに。

コクってもないのにフラれるってゆーのに近い。

こんな風に自分に甘いから根拠の無い自信は常に持っている。

根拠が無いから自信って言える。

根拠が有ればそれは保証とか保険って言い方になってしまうからね。

自信があれば悩みの大半はノリと勢いで解決出来る。

L.A.にしよう!

そうしよう!

たまたま投げたダーツがL.A.に近かったから

たまたま広げた雑誌にL.A.が載ってたから

そんな"っぽい"エピソードは無かった。

ロンドンよく知らねーし、ロサンゼルスをL.A.って言うのカッチョ良くね?

みたいなノリの中のノリ。

この時、魂の故郷アメリカの土を踏む2週間前

この時、魂の故郷アメリカでホームをレスる3週間前

渡米の決意を決めたらやるべきコトが見えてきた。

関係の清算

とてもとても良しなにしていただいた人にどう伝えるか。

1年半、養ってくれた敬愛するあの人に。

2週間で話を付け、その上で感謝を示す。

金では表せない感謝を。

ってゆーか、金なんてねぇし。

その晩、苦手な赤ワインを買ってきた。

その人が好きな銘柄の赤ワイン。

日本酒、マッコリ、赤ワインが苦手なオレは「今日は酔えねぇな、シラフでどう切りだそうか…」なんて考えてたら向こうから話してくれた。

出て行くんだねって。

ホント察しのイイ人だねって言ったら、急に「いつもありがとう、今日は好きなワイン買ってきたから一緒に飲もう!」なんて言ってきたら大体想像つくわ!だそうです。

揉めに揉めると予想してた議題がこっちのキモチが揺れ動くほどに優しく許してくれた。

許してくれてありがとうはやめて。

いつかアナタが出て行くのは分かってたし、束縛と感じたかも知れないけど、ワタシはそうしたくなかった。

でも、アナタの方が察しが良くて、ワタシに束縛されてるフリしてくれてありがとう。

仕事中も側に居てくれた気がして嬉しかったよ。

って言ってくれた。

女性には何やっても勝てねぇなと知った日だった。

敬愛するアナタへ

この本読んでますか。

おそらく読んでませんね。

関係者向けのモンだからそりゃそーだわ。

でも、何かのキッカケでコレを読んでるなら伝えます。 

あれから十数年

オレは上手いことやってるよ!

結婚したって風のウワサで聞きました。

おめでとうございます。

もう一度言うけど、オレは上手いことやってるよ!

この言葉でアナタには何を言いたいのか伝わると思います。

ホントに何も無いオレを面倒見てくれて感謝してます。

月並みな言い方だけど、アナタが居なければ今のオレはありません。

そのうちどっかで逢えたらワインでも飲みましょう。

お互いこれからも上手いことやっていこうぜ!

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これから2ブロックずつ投稿していきます。

来年あたりまた自伝本企画が復活したら残りのEpisodeもお楽しみ下さい。

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