【第2回ニコメド記事投稿祭】音ゲーMAD原曲メドレー ΔMAD 制作後記

 今回は自分が初めて制作し、投稿した原曲メドレーの「音ゲーMAD原曲メドレー ΔMAD」の制作後記を書きます。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38335558

メドレーを作ろうと思ったきっかけから音ゲーMADメドレーにしようと思うまで

 きっかけは二つあって、一つ目は去年の10月中旬に音声MAD wikiで音ゲーksk合作(sm16524918)の存在を知り合作本編を見たこと、二つ目はその合作を見た3日後に投稿されたmega(目が)のFavOtoMædⅡ(sm37680560)という音MADを見たことです。
 この二つが組み合わさって音ゲーが好きだったこともあり、一人合作版音ゲーksk合作を作ろうとしていました。つまり、この時点では音MADを作ることをメインに考えていました。(この時の名残がメドレーに影響している)
 しかし当初は音ゲーMADメドレーではなく音ゲー曲メドレーで作ろうとしていて、しかも選曲をあまり考えずに行った結果、10曲目でまだBPM168だし、BPMの関係で入れたい曲入れられないしとめちゃくちゃでした。(10曲目のBPMについてksk合作はBPM180、当メドレーはBPM181)
 そこで11月の始めに一旦ゼロにし、気持ちを切り替えて1月中旬に再スタートしました。その際に初めて選曲をきちんとするため、音ゲーMADメドレーにしようと思いました。

選曲について

 上記にも書いてある通り当初のメドレーでは選曲で失敗したので、まず選曲範囲をさらに絞ろうと思いました。そこで参考にしたのがotoMAD-synthesis.midの制作後記です。(当時はブロマガでotoMAD-synthesis.mid .txtというタイトルでした。)
https://muffler.red/?index=57

 ここに書いてあったことを基に、音MAD作者が選ぶ音MAD10選のうち上位の音ゲーMADから選曲したり、他の音MAD曲メドレーに起用されていないものという所を参考にしてksk合作で使用されていない曲縛りにしたりしました。その結果2014年以降の音MAD10選の音ゲーMAD1位が全て採用されていたり、古い曲が少なく新しい曲が多めになったりしました。
 他にあった選曲基準として、できるだけ自分が好きな音MADメドレーで採用された楽曲を1曲入れるというのもあり、この基準のみで採用された楽曲が3つあります。(他にも好きなメドレーはあるが10選上位とかでも選曲されてる)
 これらに加え、趣味枠をわずかに設け選曲を行った結果、かなり満足のいくものになりました。

メドレー全体に関して

  曲のテンポに関してBPMが離れすぎないようにBPM200以下の所では差を10以下、200以上の所では20以下にしてあります。
 曲数と時間に関して、今回は2021年ということもあり21曲か21+1曲で22曲にしようと思っていました。最終的に21曲になりました。曲の長さも長いパートや短いパートが集中しないようにしました。そのおかげで、メドレーそのものの長さが8分40秒くらいになり、今回のメドレーで使用した851ゴチカクットの作者である8:51:22 pmさんリスペクトとして動画の再生時間を8分51秒にしました。
 レイアウトに関しては様々な音MADメドレーを参考にしました。(otoMAD-synthesis.mid、FavOtoMædⅡ、ビデオゲーム合作2 -NEXT STAGE!-、おとめっど)
 サムネは各楽曲からジャケットがあるものをBPM順に組み合わせています。(IIDX楽曲のジャケットはBEMANI Fan Siteから持ってきました。)

各楽曲の選曲理由などの雑記

01 黒船来航 (BPM 136)
 1曲目を決めることに関して、サヨナラ*ヘヴン(BPM 111)やChronos(BPM128)がksk合作で使われていたこともあり悩みました。候補としてDo Back Burn(BPM 136)などもありましたが、イントロで響き渡る汽笛の音が良い雰囲気だったのと、次のTrashに繋げることを考えた結果こちらが採用されました。
 動画に関して2012年10選の音ゲーMAD4位である黒白来航は確定として、他にも革命☆来航(sm30727574)や黒船来肛(sm35865228)などもを入れるか迷いました。しかしクッキー☆と他の例のアレや際どいものを混ぜるのはいかがなものかと思ったのと、1曲目は1つの動画でいきたいと思ったのでやめました。

02 Trash (BPM 140)
 
2018年10選の音ゲーMAD4位のトラァーーーーーッシュ!!!!を理由に採用しました。
 動画は上のに加え、おとめっども採用理由の一つなので氷山の下にはを入れ、後一つおとめっどの使用動画に入っていないものから選びたかったのでトラァーーッシュ!!リスペクトのあるほっぱんを入れました。その後、動画制作中にOTOMAD TRIBUTE(sm38303248)でTrash箱にフタがあってよかったな~がリメイクされていたので急遽入れました。
 その結果、ほっぱんのサビ前半のリスペクト元であるトラァーッシュ!と後半のTrash箱で比較動画みたいになりました。

03 DRAGONLADY (BPM 150)
 
2014年10選音ゲーMAD1位、全体2位のほむらちゃんごめんね私DJになるを理由に採用しました。(正確にはこのMADで使われているのはDRAGONLADY (SUPER FIRE PROWREST REMIX)(BPM 155)だが今回はDRAGONLADYとして入れました。)
 後、2014年10選音ゲー3位のセロリタベテル!の見せ場であるイントロ部分も入れたかったので同曲重ねを行いました。
 動画は上記の2つに加えて、DRAGONすかねこれ(sm37056336)とデトロ!開けろイDRAGONLADYだ!(sm36948340)を入れようと思っていたけど、2020年の動画が多くバランスをとるために2019年以前のものを探したところDRAGONNOSHAを発見、そしてセロリタベテル!とバイクでヴァイクガウサギルということでotoM@D-cinderella.girlsのDRAGONLADYパートが入りました。

04 〆 (BPM 160)
 
2019年の10選音ゲーMAD4位の原曲であるこの曲はメドレーがほとんど出来上がった時に、大トリをある曲からエンドマークにした際に空いた枠で入れたこともあって、最後から2番目に採用された曲です。
 採用した区間については、同じゆく年くる年シリーズを理由に採用されたシンセシスの伊賀忍者屋敷 BGMパートを参考にしてみました。

05 Cynical Joker (BPM 160)
 2020年10選音ゲーMAD2位のOyakusoku Jokerを理由に採用しました。
 動画は元凶であるMazokuと一番10選票数の多いのOyakusoku、それを再現したJimanを入れました。これらに加えてドナルドを入れるかどうか迷いましたが、令和ドナルドを象徴する音MADの一つだと思ったので入れました。
 こうして並べてみてみると、Oyakusoku JokerにもCynical Mazoku要素が入っているのを見つけたりして、新しい発見がありました。

06 Fly far bounce (BPM 163)
 一つ目の趣味枠です。Oyakusoku Jokerのサビ最後の宇宙に行く所のリスペクト元という意味でも繋がっていたりします。また今回のメドレーでは唯一の猫叉Master曲でもあります。(猫叉Master曲はサヨナラ*ヘヴンやThe Sky of Sadness(BPM 138)、Esperanza(BPM 135)などがある)
 採用部分に関して、サビの後半が徐々に遅くなることもあり入れることができませんでした。またバックにCynical Jokerのサビ後半を流すかどうかで試行錯誤した所でもあります。
 動画に関しては、前の曲からの繋ぎがカットインっぽくなってて良い感じになったなと思いました。

07 Green Lime (BPM 168)
 otoMAD-synthesis.mid枠です。
 シンセシスで採用されたGreen AEDをバックに、2018年10選で30票を獲得したバトルドームシンス、AEDリスペクトで面白いと思った修造シンス、そしてLOVE Y.R.Pリスペクトをしているライオンキング合作ⅡのGreen Limeパートを入れました。
 あと、2020年の10選で最も票数の多かった劔谷高校合作(sm36387237)や Green Limeパートが印象的だったyouTUBE-synthesis.collab(sm36577129)なども入れたかったけど、入れると動画が紹介しきれないので無理でした。
 ちなみに、Cynical Jokerからこの曲までそれっぽいストーリーが出来上がるように選曲してみました。(Cynicalで助走→Fly farで飛び立つ→Green Limeで落ちてしまって大丈夫ですか)

08 FLOWER (BPM 173)
 二つ目の趣味枠です。完全に趣味で入れました。
 最初の方でも述べたように、音MADを作ることを意識していたので、休憩できるような音MADを入れたいと思い動画をチンキモシリーズの始まりである柴田理恵のFLOWERだけにしました。
 このBPM付近だとB.B.K.K.B.K.K.(BPM 170)も候補に入っていましたが繋ぎが思いつかなかったのと上の理由で入れませんでした。
 このメドレーを使って一人合作をやったり、複数のパートを担当する人がこのパートを選んだりした際はぜひ休憩していってください。

09 LOVE B.B.B (BPM 173)
 2015年10選音ゲーMAD1位、全体3位のLOVE Y.R.Pを理由に選びました。
 鉄道MADで使われた音ゲー曲となるとKAMAITACHI(BPM 165)やPRANA(BPM 188)などがありますが、今回は10選における票数が多いこれにしました。
 動画の方は、さらに一つ鉄道MADを加えて、次のパートのことも考えて鉄道MAD以外も入れたいなと思いLOVE A.S.K(sm35072526)やLOVE もんも...♡(sm36526885)なども考えていましたが、合作じゃないバトルドームの音MADが欲しくなったのでLOVE B.D.Mを採用しました。

10 Sakura Reflection (BPM 181)
 2012年の10選音ゲー2位である死ぬほど忙しい人の為の「I'm so Ramelection」を理由に入れました。
 しかし困ったことにこの音MADで使われているもう片方のI'm so Happy (BPM 181)はksk合作で使用されているため入れることができません。そこでI'm so Happyが流れている時はLOVE B.B.Bを流しました。(なんかLOVE B.B.BのサビとSakura Reflectionの音程が徐々に合わさっていく所って似ている気がする)
 後半は一転攻勢ということで元凶と膳MAD、おとまどれの2作品を入れて雰囲気を変えてみました。ちなみに、サビ直前の声ネタが不自然にならないようにするのが結構大変でした。

11 WONDER_WOBBLER (BPM 186)
 ノートルダムの鐘メドレーから採用しました。
 Ver1.1からで追加された曲なのでソニコン(sm32895601)は使えません。なので、真ん中には単品で最も票数の多い倒れるだけで腹筋WONDER_WOBBLERを入れ、左右には初めてVer1.1が使われた合作とVer1.1が使われているもので一番好きなのを入れました。
 あと、このメドレーの動画作っているときに俺たちのノートルダムの鐘合作のWONDER_WOBBLERパートがキワミ合作を意識していることに気がつきました。

12 しゅぎょうスカ (BPM 189)
 この曲はメドレーの構成もほとんど終わっていた時に2017年の音ゲーMADが少ないことが分かったことから採用されたこともあって、最後から3番目にメドレー入りした曲です。
 2017年の音ゲーMADに使われた曲として、アヴァロンの丘(BPM 158)やGOLDEN CROSS(BPM 150)、JUGGLE(BPM 148)、En FIRE-G SOUL(BPM 180)、ファミリードンドン(BPM 122)などがありましたが、どれも入れにくくなってしまい、合作で使われた曲しか無い、となって目を付けたのがビデオゲーム合作2でした。ビデオゲーム合作2で使われていた音ゲー曲はこの曲だけでしたが、ピッタリと前後の曲と繋ぐことができました。
 そして、この曲はリズム天国枠でもあり、音ゲーが素材の音MADもありで痒い所に手が届くそんな曲でした。
 ビデオゲーム合作2で使われていた区間が8小節と短かったので、サビにあたる部分はOshamaとマッシュアップさせました。

13 Oshama Scramble! (BPM 190)
 ここから3曲連続で原曲のBPMが190かつ大作の音MADが並びます。
 この曲は2016年10選音ゲーMAD1位、全体3位のOshakasama Scramble!が採用理由です。
 採用区間に関して、2020年10選で音ゲーMAD3位の自転車が増えたり減ったりするOshama Scramble!を入れたかったのでそれを入れてもスムーズに進む区間を選ぶ必要がありました。よってイントロ・牛乳地帯は採用できず、大サビ直前からラストまでを採用しました。そして、長くなり過ぎないように大サビを半分の長さにしました。
 動画に関しては上記の二つに、シンセシスに入っていないOshakasamaリスペクトが欲しかったのでGochiusa Scramble!を加えました。

14 BEAT-NEW-WORLD (BPM 190)
 2019年音MAD10選1位、2019年の見る専も作者も選ぶ音MAD10選1位、平成の音MAD1位であるBEAT-NICONICO-WORLDと、2017年の音ゲーMAD1位のBEAT-KYM-WORLDを理由に採用しました。
 まず演出について、音MADに合わせてレイアウトが変わるアイデアはおとまどれの最終鬼畜フランドール・Sに影響されました。おとめっどを使った音MADのビーニコリスペクトでは16:9から4:3に変わる演出が取り入れられているのでここでも16:9から4:3に変わっています。
 動画について、上記の二つに加え、本当はBEAT-「BEAT-NEW-WORLD」-WORLDみたいな感じで1000再生以上のBEAT-NEW-WORLDを全部入れようと考えたけど即ボツにしました。最終的にフルサイズで作られている私的オールスターを二つ加えました。
 採用区間は、ビーニコのスパ王と私的BEAT-NEW-WORLDの王選手のナイタープロ野球盤の動きが比較ができる所にしました。

15 Panic! Pop'n! Picnic! (BPM 190)
 2020年の音MAD10選1位であるピクニック日野茜を理由に入れました。
 堂々の2020年1位ということと、またこの曲を使用している音MADが少ないこともあって動画は一つになりました。
 採用区間に関して、元々入れようとしていた次の曲との繋ぎを考えた結果FavOtoMædⅡで採用されいる区間よりも長くなりました。

16 天国と地獄 (BPM 多分195.2)
 この曲は、音ゲー曲ではないHaunted Dance(BPM 192)を間違って入れてしまったので、その曲を外す代わりに採用された曲で、一番最後に入れることが決まった曲です。色々と大変でしたがレイアウト構成で参考にしたFavOtoMæd要素を入れることができて最終的には良かったと思います。
 動画に関してはFavOtoMædを使った合作の天国と地獄パートと前3つは古い作品のものを採用しました。謎の2ランクダウン好き

17 ROTTERDAM SHOGUN (BPM199)
 
2020年の音ゲーMAD4位であるわるなぎファンクブラザーズを理由に採用しました。このMADが投稿された当時、この曲で音MADが作られるとは思っていなかったのでびっくりしました。
 採用区間について、元々Haunted Danceのアウトロとマッシュアップさせるつもりだったので、その名残として前半部分はエビマヨ地帯と同曲重ねしています。

18 Daily Lunch Special (BPM 205)
 趣味枠としてDaily 三村かな子(推しが武道館いってくれたら死ぬ) Specialが好きだったので入れました。(5票以下n選2020の1位がこの音MADだと思っていたくらい好きです。)
 しかしこの音MADだけだと動画がモザイクだけになってしまうので前にたるき亭の日替わり定食を入れました。
 採用区間について、どっちもかなり好きだったので転調後も入れ結構長めのパートになりました。

19 FREEDOM DiVE↓ (BPM 222.22)
 最後の趣味枠として採用した曲です。疾走感シリーズも好きだし、BMS楽曲の中でも特に有名な曲でもあるので採用しました。
 採用区間は前のパートが長かったこともありサビ前半の16小節分に抑えました。
 動画については、疾走感シリーズの元凶でもある柴田の疾走感と2020年に流行った食べるならジャイアン、2019年音ゲーMAD6位のGO!ピロミ、あとZ会MADも入れたかったのでここで入れました。
 ここで食べm@sシリーズの元祖でもあるFREEDOM ちょこ先輩↓ (sm33374765)も入れたかったけど、思ったよりアイマスシリーズのMADが多かったので取りやめました。
追記(5/23): GO!ピロミは10選音ゲーMAD7位でした

20 Renegade Fruits (BPM 240)
 2019年の音ゲーMAD2位の生いわよ!を理由に採用しました。
 動画に関しては、本家と、サビの部分が本家以上にはちゃめちゃなA・RA・いわよ!、そして方向性を変えおしゃれ路線なRenegade モカを選びました。他にもRenegade Kitty(sm36857516)を入れようかと思いましたが目が痛くなりそうなのでやめました。何か機会があれば入れてみたいですね。

21 エンドマークに希望と涙を添えて (BPM 257)
 
2018年の音MAD10選1位のエンドーショージにパンツ一枚とハイテンションを添えてを理由に入れました。
 採用区間に関して、元々は一番最後の曲ではなかったものの、採用した時からラスサビからアウトロまで入れようと思っていたのは変わっていません。
 ちなみに、元々入れたかった最後の曲というのはナージャ!!EGOISMダンス・レッスンズ440(sm36702261)よりEGOISM 440(BPM 440)です。ラストでかなりBPMを上げたら面白そうだと思ったのですが、エンドマークの終わり方が綺麗すぎるのと、音MDMが開催された年の10選1位というすごい成績なのでここで終わらせた方が良いと思ったのでこの曲が大トリになりました。
 動画の方についてエンドマーク三部作は確実として、小宮果穂に勇気と283を添えてを入れるかどうか迷いましたが、ダウンタウンのことについて言及していることと、三部作後投稿されていなかったエンドマークの音MADが2年ぶりに投稿された嬉しさで入れました。
 演出について、アウトロで左右の動画が小さくなっていくのはエンドマーク音MADの彼方に飛んでいく人や物などを再現したもので、その後周りの曲名表示などが透明になっていくのはotoMAD-synthesis.midのGIRL'∫ 綴RHYTHMパートに影響を受けたものです。

最後に

 長くなりましたがまだここに書いていないメドレーに入れたかった音ゲーMAD曲があるので、また音ゲーMAD原曲メドレーを作ると思います。また音ゲーMADに関わらず様々な原曲メドレーを作っていきたいと思いました。

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