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おばあちゃんの遺書

こんばんは〜。

今日は私のおばあちゃんの遺書ついてのお話をさせていただきます。

私の実家は7人家族でした。

父、母、祖父、祖母、兄、姉(双子の姉)、私(双子の妹)
という家族構成です。

その同居していた父方のおばあちゃんのお話です。

私のおばあちゃんとは…

おばあちゃんの性格は…

・昔は自営業の店を切り盛りしながら、家事もこなす
 まさに"肝っ玉母ちゃん"
・明るくて優しい
・時々ネガティブ

そんなおばあちゃんは孫の私たちを溺愛していました。

小学生の頃は教育熱心で勉強を教えてくれました。

スキンシップが大好きで中学生になっても抱っこをしてくれたりしました。

優しくて、本当にたくさんの愛情を受けて育ちました。

そんな私も高校生になれば、思春期真っ只中。

夜遅くまでの部活。土日も部活。

家では友達と電話かメール三昧。

おばあちゃんとコミュニケーションをとることが少なくなっていきました。

そのおばあちゃんが私が18歳の時、
自宅で突然亡くなりました。

朝トイレに行く時、首の血管が切れてそのままあっという間だったそうです。

おばあちゃんが亡くなった直後は、寂しさと後悔の気持ちがいっぱいで1週間くらい泣き通していました。

おばあちゃんの遺書

そんな私が、気持ちの整理がついて一年くらいたった頃…

父があるものを見せてくれました。

おばあちゃんの遺書です。

その封筒を見た時、ショックを受けました。

「おばあちゃん…昔からネガティブな所があったけどそんなに思い詰めていたんだ…。なんでもっと優しくしてあげなかったんだろう。」

ショックを受けている私を見て、父が

「この遺書の日付見てみ?」

と言うので、日付を見ると…
私たち双子が生まれる前のものでした。

父によると
おばあちゃんは、私たちが生まれる前に甲状腺にガンが見つかっていたそうです。

ネガティブ気質なおばあちゃんは、それはとてつもない落ち込み様だったとか…

お医者さんからもあと一年もつかどうか…と言われ死を覚悟したそうです。

遺書はおそらく、その時に書いたものだろうとのこと。

父が
「その時にお父さん、おばあちゃんに言うたってん。

"母ちゃん!これから双子産まれんねんから頑張りや"

って。」

それからのおばあちゃんは、"双子に会いたい!"という事が生きる原動力になったそうです。

こわがりでネガティブな性格なのに、辛くて長いガンの治療にも積極的に取り組んでいきました。

そこから、余命1年と言われたおばあちゃんは

なんと、私が18歳になるまで長生きしてくれたのです!

私が生まれた事をこんなにも喜んでくれた人がいる。

私を宝のように大切に想ってくれた人がいた。

その事を実感できた出来事でした。 

自分を変える事もできる人の想い


"人の想い"って本当にすごいって思いますよね。

その想いでネガティブだった自分を変えて、寿命まで伸ばす事ができるのです。

おばあちゃんの人生が私にその事を教えてくれました。

自分の想いが強ければ強いほど、なりたい自分に変われそうな気がしませんか?

今日も最後までご覧頂きありがとうございました😊

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