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君、僕。

ふわあぁぁ。。。

いま欠伸したのは、僕。
今年で20歳の大学生2年生だ。

関西から東京の大学に通うために上京してきて
ひとり暮らしをしている。
さすがにひとり暮らしに慣れてきた2年目の皐月。


今日は日曜日で大学はないし、珍しくバイトも休み。
カーテンの隙間の中からいい感じの日光が
差し込んでいる。
出かけるには最適な日だ!!って誰もが思うだろう。
自分もそう思った。
でも久しぶりの何も予定がない日なので
身体を休ませてあげることにした。

と言ってもベッドの上でスマホをずっと触っていた。
気付けば、あっという間に13時だ。
お昼ごはんを食べて、眠くなってきたのでまた昼寝でも
しようかなぁと思っていると、ピコンッ!と
LINEの通知が一件入った。

今から〇〇の家遊びに行くね!!

ちょっと待て!?!?
急すぎる通知とそのLINEの相手を見て声を出さずには
いられなかった。


LINEの通知は佐々木からだった。

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佐々木も同じく関西から上京してきている。
高校の時からの知り合い、って訳では無いが
大学初日たまたま隣の席に座っていた佐々木に
初対面ながら声をかけた所、話が合う点が多く
そこから佐々木とは仲良くなった。

あと本人は言っていない、、絶対言えないが、、
彼女の笑顔を見ていると幸せを貰えるし、好きだ。

って言ってる場合じゃない。あまりにも突然すぎるので
佐々木に電話をかけることにした。

もしもし~?佐々木今からはさすがに急すぎるよ~~

え~いいじゃん!〇〇と遊びたいと思って
家飛び出してきちゃった!!
あと15分で着くから楽しみにしてて~!!

突然すぎるとは言ったものの、佐々木が遊びたいって
言ってくれた事実に喜びを隠せなかった。

と、フワフワした自分を一気に現実に戻すものが
目の前にあった…



つづく…


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