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ミニ絵本を作る

先日アップしたミニ絵本「月夜のコンサート」ですが、実物はA7(ハガキの半分)サイズのミニ絵本です。印刷自体はオフセット印刷ですが、製本は1冊1冊手作り。

このサイズになった理由は、出来るだけ安く作るにはどうしたら良いか?

ポストカード印刷は安い、自分で4面付けデータを作ると、さらに安い。という安易な考えだった訳ですが、手のひらサイズで、なかなか良いです。

まずはポストカードサイズに印刷されたものを半分、折り折り。ローラーは紙折り専用ローラーです。

表紙は裏面に折りアタリの罫線を入れてます。四隅を斜めにカット。

表紙と背表紙の大きさにカットした 1mm厚のボール紙を、アタリに合わせて貼る。接着剤には、水で溶いた木工用ボンド。

裏面にボール紙を貼り終えたら、表にニス塗り塗り。塗らなくても大丈夫だけど、ニスを塗ると擦れに多少強くなる。それにツヤも出るし、色合いも多少締まった感じになる。

ニス乾燥中。

先ほど折った本文ページ(8枚)を、ピシッと固定。

ここで、この超強力両面テープ。粗面用ということで、厚みがあってスポンジ状になってます。

これを真っ二つに!

これを先ほどの背中の部分に貼る。

今度はこの上質紙。これを上の本文ページの束と合体させます。

合体!


こんな感じになります。

ムダに並べてみました!

さらにムダにアップにしてみました!

表紙のニスが乾いたところで、折り返し部分を接着。

やっぱりムダに並べてみました!

そして、今度はこれ。「透明美色」というセロハンテープ。通常のものより、薄めで透明度も高く、さらに側面がべたつきません。経年劣化が少ないらしいです。

ページとページの隙間に貼り貼り。この絵本、構造上、パカッと180度近く開く事になるので、背中の両面テープから剥がれやすい。苦肉の策として、テープで補強。本来、こういう無線綴じ状態の場合、ノド(本の真ん中)の部分は、開き過ぎないように、余裕を持たせてデザインされてるものですが、これは、ポストカードを半分に折っただけ、しかも厚みもあるので、致し方ないかなと。  安くあげようなどと考えたのが、ここで痛い事に。製本の段階で非常に面倒な作業が増えちゃいました。

今度は、本文と表紙を合体。上質紙の部分を表紙に貼ります。

合体したところで、表紙と背表紙の間のくびれを作ります。

丸い竹ヒゴで、軽く押す。

それっぽいでしょ!

本文と表紙に合体した上質紙の間に紙テープを貼ります。ここもセロテープでも良いのだけど、同じ上質紙を短冊に切ったものを貼った方が、仕上がりが良い感じ。

ほれ、この通り!

サインを入れて、完成!



絵本の内容については、こちら参照してください。
https://note.mu/takomasaru/n/nbee56a68538a


そして、このミニ絵本、通販してます。1冊1,500円。100円じゃありません!
http://takolaboratory.shop-pro.jp/?pid=57054706


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