タコレレnano制作記
タコ型のウクレレ「タコレレ」の製作過程です。今回は通常のソプラノサイズよりもさらに小さいウクレレを作りました。
ナットからサドルの間を 235mm としました。
左がソプラノサイズ。マイクロサイズよりも小さいので
「タコレレ nano 」と命名。
ということで、ここからは製作過程です。
合板に型紙を使って下書き。ネックも一体成型です!
ジグソーで切り抜いたのがこちら。
これを重ねるとこんな感じ。12mm厚×2、9mm厚×1、4mm厚×3のラワン合板6枚と、2mm厚のシナ合板2枚、計8枚で49mmの予定だったけど、このサイズにしては厚過ぎるかなと思って、ラワン合板 4mmを1枚抜いて45mmとしました。
まずは中の3枚を接着。
タコ足の真ん中を切断!
ジャック用の穴ですが、4mm を1枚抜いたために高さがギリギリに。
そうです! エレキウクレレです!
同じ型紙から切り抜いたとは到底思えない・・・
一番小さいところに合わせて、ヤスリで削り倒す!
ピックアップは、電子ブザーにコード付けただけのものです。
ジャックを固定。
ブリッジの真下あたりであろうところにペタリと貼る。ボディサイズが小さいので、ジャックと近過ぎる。
裏板を貼る前に、内側にタコを描く。
サウンドホールから、ニョロッと見えます!
しっかり固定。
ブリッジの部分にマスキングテープを貼る。ニスを塗っては、ヤスリがけ。
その途中で、この螺鈿シートを貼る。
沢山貼り過ぎると下品になるので、これくらいで。
赤い絵の具で下描き。
アクリル絵の具使ってます。
やっぱりタコがいないと寂しいので。
塗装が完了してから、マスキングテープを外して、ブリッジを接着。ブリッジは奮発して黒檀を使用!
さて問題はここです! ここまで作っておいて、ペグ用の穴を開けてない!
かなり強引に固定。
無事になんとか貫通。
Goto製のストレートペグを使用。
もうお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、ペグの間隔が狭くて、回した時に、ペグ同士がぶつかります!
しばらく、この状態にしていたのですが、チューニングが面倒くさい場合が多いので、ペグを削る事にしました。
ペグの両端をギリギリ回るところまで削りました。これでチューニングもバッチリ!
ついでに、1弦が外れやすかったので、0フレットを少し削って、弦高を下げて、さらにナットの溝もちょっぴり深くして、さらにテンションバーもちょっと下げました。これで、ある程度強くストロークしても外れなくなった。
音はというと、ウクレレっぽい音は出ます。小さいですけど。まぁ、エレキだし、ライブでも使えなくはない。
ただし、フレットレスなので、正確な演奏は非常に難しいです!
ということで、完成図は一番上まで戻ってください!
次はソプラノサイズの本格的なタコレレを制作予定ですが、材料費が無いので、未だ着手出来てません!
ちょっとでも役に立った(立つのか?)と思われた方、投げ銭よろしくお願いいたします。
この記事はこれで終わりです!
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