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【デュエマコラム】簡単に勝率が上がる方法

 こんにちは。たこ焼きそば。です。

 今日はずっと疑問に思ってたことを書きたいと思います。読めば確実に勝率アップ間違いなしなので是非最後まで読んでくれると嬉しいです。


 突然ですがあなたは明日、アドバンスのCSでモルトNEXTを使います。無限のカードの中から試行錯誤し、納得のいく40枚ができあがってますね。

 超次元ゾーンもあらゆる場面を想定し、勝つために選ばれた8枚の神器はあなたを勝利へと導くでしょう。

 仮想敵と対面練習をしてその都度調整し、自分のプレイスタイルに合うように洗練された、世界で一つだけの素晴らしいデッキ。これで明日のCSは優勝間違いなしですね。

 

 『ところで超GRゾーンのカードは決めましたか?』




は???

いやいや、モルトNEXTはGR使わないし入れる意味ないだろ。


 恐らくこれを見ているあなたは同じことを考えたと思います。ですがモルトNEXTに超GRゾーンのカードを入れる必要が無い、それは本当にその通りなのでしょうか?


 実際に考えてみて下さい。


 ゲーム開始に禁断と超次元があるデッキと、禁断と超次元、それにプラスで超GRゾーンがあるデッキ。

 前者は事前に読み取れる情報からモルトNEXTや赤単、赤緑アポロのようなデッキ圧縮目的や禁断の恩恵を活かしたデッキであると推測できます。

 しかし後者の場合、それに加えダーツデリートなど禁断とGRゾーンの両方を使うデッキも候補に上がってきます。

 
 対戦相手が先攻だった場合、この超GRゾーンという情報1つでプレイに若干の迷いが生じます。

 例えばもし相手がマーシャルデリートだった場合、進化元を除去するために除去札を抱える必要がある。

 ロジックサークルでラッキーダーツを仕込まれることも考えてお清めシャラップをキープする必要があるなど。

 ゲームに全く関係のない12枚の束のはずなのに、それが存在するだけで相手に若干の迷いが生まれます。

 誤差程度ではありますがほんの僅かでも相手に余分な思考をさせれば儲けもの。使うべき脳のリソースを本来考えなくていいようなことに消費してくれてる、これだけでも効果は覿面。

 人間は考える度に思考力が鈍り、こういった余計な情報を与えることで、僅かではありますが少しづつデバフをかけることができます。

 そしてその小さなデバフの積み重ねで相手がプレイミスをしてくれたなら…??

 ブラフを警戒して、モルトNEXTに刺さるはずだったカードより他のデッキに刺さるカードを優先してくれたなら……?


 これだけで超GRゾーンを入れる価値は十分にあるでしょう。

 例をあげて考えます。例えば下の写真を見て何か得られる情報はありますか?

選手を愚弄する気持ちは一切ありません

 例えば左上のマジックと左下の赤黒バイクは超GRゾーンがないため、強力な打点追加札であるMANGANO-CASTLE!が入っていないことが確定しており、MANGANO-CASTLE!はケアしなくて良いという情報が得られています。

 右上の白緑天門も音奏ハイオリーダデッキが入っていないという情報が事前に読み取れますね。

 他にも例をあげるとアナカラー系のデッキであればジェ霊二ーやシ蔑ザンド、ダイパ殺デーなどを警戒してくれてガイアッシュやバイケンといったカードをを無駄に抱えてくれたり。

 赤の入るデッキでは無駄に手札を与えるとドッカンデイヤーから大量の“魔神轟怒”ブランドやソニーソニックが飛び出してリーサルを組まれるという可能性もあるからとこしえの超人を出しておこう、など。

  このようにブラフのための外部ゾーンは入れ得なのです。 

 まれに「G.R.QX.で負けるじゃん」などの意見も耳にしますが、今までこのカードを見たことがある人がいるでしょうか。筆者はストレージコーナーでしか見たことがありません。

 仮にあったとして3マナで出して、GRを横向きにするために1点殴って、4t待つ。

 そもそも無法地帯アドバンスにはそんな猶予なんて一切無く、小手先のEXウィンよりも全てを圧殺するパワーギャング達の暴走でぐちゃぐちゃに潰してしまう方が早いでしょう。

 仮にそれで負けてるなら恐らくどんなカードでも負けていると思います。

 もちろん筆者がG.R.QX.を使ったコンボデッキを流行らせるために情報操作してる可能性は大いにありますが、環境の最上位に上がってこない限り今の所考えなくても大丈夫でしょう。

 むしろそんな一点特化のデッキに負ける可能性よりも、前述した相手の思考ミスを狙えることの方が多いので、トータルで考えるとブラフをする方が有効な場面が多いと思います。

 なるほど!ブラフでGR入れるのは有効なんだな!

 まぁ、どうせ使わないしメタルポンの助とか堕魔 ドゥザイコGRを12枚入れればいっか!デッキシートに書く時も『 ‪”‬ 』で済むから楽だし!



本当にもったいないです。


 それではブラフの効力が無くなってしまいます。

 例えば相互シャッフルをする時にもし相手がこぼしてしまったら……?

 故意では無いとはいえ相手に「GRは使わないと同義」という情報を相手に与えてしまいます。ブラフでGRを用意する際はこぼした時にもブラフとして成立する構成にしましょう。

 前述したモルトNEXTであればアアルカイトや“魔神轟怒”ブランド、愛魂憎男などを入れてダーツデリートに偽装。

 アナカラー系であればクリスマⅢやサザン・エー、カット丙を入れてオーラが入ってることをアピール。

 火文明はMANGANO-CASTLE!やドッカンデイヤーを警戒させるような構成などにしましょう。


 また、先程解説した写真にある、右下のマジックはとても考えられた構成をしており、GRをこぼした時に知識と流転と時空の決断を警戒させられる構成になっています。

 アドバンスは殴るデッキが多いので、これだけでシャッフの宣言を迷わせる、無駄にケアをさせるという意味ではこの構成は非常に有用です。

 
 超GRゾーンだけでなく、超次元ゾーンをも使わない構築だったとしても最低限レッドゾーンバスター/ドギラゴンX、レッドゾーンBSR、ヴォルグイソレイトシリーズは入れておきましょう。

 こうすることで相手視点で「イソレイトを出す色が揃ってるデッキだろうか?光のコマンドが入っている?水か闇を持っているドラゴンの可能性も捨てきれない。5以上の闇のコマンドが入っていることを考えてパワーマイナスでテンポを取られないようにするのも大事か。」

 こういった余分な思考をさせることで相手に「40枚しか使わないデッキじゃないこと」を匂わせることができます。

 デッキの色さえ合えばパンドラホールや「お前の相手オレだ、ザ=デッドマン!」を匂わせるためにドラグハート、フォートレスを入れるのもいいですね。

 初手埋めの際に相手に勘違いさせられるような構成にすることを心がけましょう。

 あまりブラフを重視しすぎるのも良くないので実用性最優先で考えましょう。

 アーテル・ゴルギーニが4枚入ってるけどさすがに4枚目は使わないだろう。空いた枠はブラフにしておこう。

 これは少し危険です。

 もしも、大事な大事な全国大会の決勝戦でドギラゴンXの4枚目使えたら勝てたのに3枚しか入れなかったせいで負けた…なんてことがあった場合、悔やんでも悔やみきれないですからね。


 ここまで説明すればブラフの有用性が分かったかと思います。ブラフはリスクなしで0.01%でも勝てる可能性が上がるから絶対にやった方が得なのに、

「なぜ超次元ゾーンや超GRゾーンをブラフで入れないのですか?」

と質問した際に帰ってくる返事は

「え?金かかるし、つくるのめんどくさいから」

 確かにその通りです。試合では一切使わないのにブラフのためにわざわざお金をかけるのか。40枚の値段すらバカにならないのに一切使わないカードに金を払うくらいなら他のデッキを組んだ方が良い。

 ですが、考えようによってはちょっとした手間を加えるだけで、ただ余分にシャッフルするだけで、1000円程度を払うだけで負けだった試合を勝ちにできるなら…?

 もしもそれが絶対に負けられない場面で起こったのなら…?




やる価値は十分にあるでしょう。




 気持ち程度のお布施として考えるのであればそれだけで充分じゃないでしょうか?外部ゾーンは使い回しできますし、構成も似たようなのが多く、いつか使う可能性があることを考えるなら全然損はした気分にもなりませんしね。

終わりに

 ここまで読んで頂きありがとうございます。こういう狡いことしか考えられない筆者ですが、少しでも参考になったら嬉しいです。

 性格が悪い筆者はデスロードのスリーブに黒単アビスを入れて黒緑アビスに偽装させたり、カクメイジンのスリーブに青黒コンプレックスを入れて、同期やミュート、クロックやシャッフを埋めた時にマジックに偽装させるなどやっておりました。

 本当に性格が終わってますね。正々堂々実力で戦うということを知らないのでしょうか。

 ちなみに超CSでは青黒コンプレックスをメンバーとリストシェアした際にカクメイジンのスリーブに入れることを提案し、メンバー2人がベスト16と128まで上り詰めました。

 聞くところアナジャがオニカマスを無駄にキープしてくれたおかげで勝ったようです(笑)

 え?筆者ですか?毎試合単騎飛んできて0-3です。因果応報って本当にあるんですね。次からは正々堂々と戦いたいと思います。

 とりあえず次期環境候補の黒緑アビスのスリーブどうしようかな。マーダン埋めで黒単アビスに偽装できるジャシン帝のでいっか。


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