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8月11日 2人に友達はいない

友達
気楽な友達
恋人
会いたい人
休日に会いたい人

休日に会いたいと言うのは
1人でいるよりも
その人といると
より休日が良い日になるから
会いたいと言うこと

最近入った新人おじさんは
友人とよくドライブ旅行に出かけたり
飲み会に出たりしているようだ

その話を彼にしたら

俺は友達なんていないし
飲みにも誘われないし
自分からしか誘わないし
俺はどちらかと言うと嫌われているから

と私を後ろから抱きしめながら
と言うか
子どものように
私に後ろから抱きつきながら

俺はこの人といるのがいいんだ

と言った

私も何故かそうだ
友達がいないわけではない
飲み会にもずっと誘われている
でも断り続けている

休みを使ってまで会いたい人というのは
なかなかいないものだ

仕事のボールは
跳ね返ってこない

私が今している仕事は
ただの仕事ではなくて
私の人生

彼がいたからできたのだけれど
私が
シングルマザーとして
あの男から逃げて
専門職を辞めて
ゼロから別の業界で成功して
財をなすという目標であって
人生の目標

そしてそこには
彼がいた

でも彼は
友人でも
家族でも
恋人でも
ない

仕事の上司

彼が突然この会社の社長を辞めて
地元である関東へ戻る日が
突然来るかもしれない

そうなったら
私はどうなるのだろうか

号泣するだろうか
毅然と見送って
営業として自分の足で歩み始めるだろうか

私は
彼の部下で
彼の友達で
彼の恋人

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