見出し画像

山﨑天ちゃんのアバターを目指した夢の日々

僕は2021年3月、showroomで山﨑天ちゃんを応援するアバターを作るべく配信を行った。
これはその夢の日々の記録であり、このアバターの存在を知らない山﨑天ちゃん推しの方に知ってもらえるきっかけとなることをも願う。

ことの始まりはとある方々との出会いだ。元坂道研修生を応援していらっしゃるその方々は、推しメンを応援するアバターの作成をされていた。すぐに、僕もしたい、と思った。それは大きく2つの理由で。

1つ目はその推し事に感銘を受けたから。
推しメンへの愛が詰まった皆さんのアバターはとても愛おしく、魅力に満ち満ちていた。

2つ目は配信自体に興味があったから。
結局大学1年目にサークルに入れもしなかった僕には、ギターと歌を披露する場が全く無かった。



そして年末頃には、(佐藤璃果ちゃんのアバターはもう存在していたため必然的に)大好きな推しメンの2人のうちの1人である山﨑天ちゃんのアバターを作ることを僕は夢に見た。春休みで時間の取れるであろう3月にすることもすぐに決めた。

ところで、アバターを作るには、showroomにて1ヶ月間で50万ものポイントを稼ぐことが必要とされる。そしてそのポイントは配信主である僕がどれだけ意気込んでも1ポイントも稼ぐことはできず、ではどのようにして集めるのかというと、視聴者の方々が時間をかけて種を集めて下さったり、お金を使って有料ギフトを投げて下さったりして初めて貴重なポイントが入る。つまりこの夢の実現には、協力して下さる方々の存在が必要不可欠なのだ。

夢に描いてから行動に移すまで時間があったため、かつてアバターを作った方々からお話を聴けたり、どんな配信にするかあれこれ考えたり、キャスで"配信すること"に慣れたり…十分に準備ができた。

また、イベントを開始する数日前に僕は、日向坂46 3期生 山口陽世ちゃんのアバターを作った、リョウさんの配信にコラボという形でお邪魔させて頂いた。
リョウさんにはshowroomで配信をする上での基本的な注意点から、独自の考え方まで広くご指導頂いた。

そうして僕は、万全の状態でイベントに挑むことができた。



結果から言うと、僕の配信部屋「ねこへびるーむ」は12日間で50万ポイントを達成した。48回目の配信での達成だった。これは想定していたよりもずっと早い達成であった。それはつまり、沢山の協力して下さる方々が僕の周りに居て下さったということだ。

本来配信をする時に意識すべきは「いかに人を集めるか」「いかに人に立ち止まって聴いてもらえるか」「いかに2回目以降来てもらえるか」ということだと僕は思っている。

しかし僕の場合、Twitterで常日頃仲良くして下さっている方々が配信初回から僕の夢を応援して下さっていた。

だから僕は「いかに来て下さる人を楽しませられるか」「来ることを苦痛じゃなく感じさせられるか」「種を投げにではなく配信を聴きに来て下さるか」というところに重きを置いて配信をした。

だから、度々頂いた「てっちんの配信楽しい!」という言葉は1番嬉しかった。

改めて、僕のために時間やお金を使ってくださった方々、応援して下さった方々、皆様本当にありがとうございました。



配信を始めて2,3日経った頃、僕はある出会いをした。

そのきっかけは、僕が持っていた少量の"種"である。

種とは誰かしらのshowroomの配信を一定時間見ると貰える無料アイテムで、showroom配信を応援するアイテムとして最も基本的なものだ。

僕の配信を応援して下さっている方々はこの種を色んな部屋で集め、僕の配信の時間に合わせて投げて下さる。そうしてポイントが貯まる。

これは当然なのだが、配信する僕自身がいくら種を集めたところで、自分自身へ投げることは出来ない。だから配信者である僕が種を集める必要は無い、そう思っていた。

しかし、何故か配信をすると、その度に僕自身も種を貰える仕様となっていた。

配信の度にもらう種が所持上限(各色×99個)に達した頃、僕はこの種を持ったままにしておくのは勿体ないと思い、僕と同じイベントに挑戦している配信者の方のところへ投げに行くことにした。

イベント参加者一覧をざっと見て、配信中であった1つの部屋に、何となく入った。

その部屋の配信主は僕の1つ下の鹿児島の女の子、ののちゃんだった。

「こんにちは!」と適当に挨拶をして、適当に持っていた種を全て投げて、そうしてその配信を聴いていた。

その時少し電波が悪くしっかりとは声が聴けなかったが、ののちゃんは毎日家事をしながら、僕より遥かに細かいタイムテーブルで配信を行っていた。

素直に「応援したい」と思った。
何度か、種を集めてののちゃんの部屋に足を運んだ。ののちゃんも、僕の配信に来てくれるようになった。

お互いの視聴者の方々が交わり、協力し合い、それは間違いなく"素敵な出会い"であった。

その素敵な出会いは一方で、自分を見つめ直す契機となった。


アバターを作りたいから協力よろしくお願いします!と空き時間に沢山の配信予定を入れるののちゃんと比べ、僕はなまじ初めから応援して下さっている方々が多いが故に「1日このくらい配信しておけば50万ポイントを稼げるだろうし、配信が多すぎて来るのが苦だと思われることも無いだろう」という都合のいい考えのもと、1日3回程度の配信をしていた。そのことに気付かされた。

これは余談だが、僕の配信がほぼ無言の極限につまらないものだったとしても、50万ポイントは達成していたのではないかな、と思う。それ程元から仲良くして下さっている方々の協力が大きかったということだ。

「配信を楽しんでもらいたい」と思うのも僕のエゴ

「アバターに向けて全力で配信するので着いてきてほしい」と言うのも僕のエゴ

詰まるところどちらのエゴを通すかという選択を迫られているだけなのだと感じた。


悩んでいた時思い浮かんだのは、やはり山﨑天ちゃんだった。
天ちゃんがまだ71番・小麦ちゃんだった頃、オーディションのshowroom配信でコメントを読みながら言っていた言葉が頭に響いた。

「入ったら絶対推す」
ありがとーう!
入ったら推してくれんの?
絶対入る。
絶対受かる。

僕の推しは山﨑天ちゃんであり、
僕が作りたいのは山﨑天ちゃんの応援アバターである。
絶対つくる。
絶対気持ちが届く。
多分いける、ではない。
僕の推しは山﨑天ちゃんなんだ。
(これが絶対心っていうやつかな)

僕は僕が通すべきエゴを、その答えを見つけた。

達成した時に、「これが僕が作った山﨑天ちゃんの応援アバターだ」と胸を張って言えるように。

山﨑天ちゃんに誇れるアバターに。

僕はその日の夜、決意を伝えた。
次の日から、タイトなタイムテーブルでの配信を始めた。正直、少し怖かった。
今まで通り人が来て下さるのか。


わざわざ朝早くから起きて
1日何度も開かれる似たような配信に毎回足を運んで下さり
それなのに僕の配信を「楽しい」と言ってくださり
僕の体調を心配してくれる方がいて
僕を見守っていてくれる方がいて

僕はなんてしあわせ者なんだ。

心の底からそう感じた。



とある配信で、夕波あんねさんという方に出会った。
あんねさんは配信者の方で、僕がギターを弾いていることをテロップで知り、部屋を覗きに来て下さった。
すぐに、あんねさんの配信にお邪魔したことがあることに気がついた。翌日あんねさんの配信に改めてお邪魔した。
あんねさんは視聴者の方々との距離がとても近く、また別の部屋の配信者の方が、視聴者としてあんねさんの部屋を訪ねた際には、必ずその方の部屋の紹介をしていらした。
かく言う僕も紹介された。

そうしてあんねさんから配信者として大事なものを学ばせてもらった。
これも、素敵な出会い。

あんねさんやののちゃんから、「次の配信いつですか〜?」とか「配信楽しみにしてますね♪」と言われた。僕はお2人とは違い元来showroomで配信をしていた訳ではなく、このアバターのために始めた。
でも、こうしてアバターイベントをする中でshowroomにて出会った方々との交流は無くしたくないな、と感じた。
だからこのイベントが終わった後も、showroomでの配信は頻度は下がるが行っていこうと思う。
もちろんそれが段々と山﨑天ちゃん応援アバターの配布にも繋がっていくと嬉しい。


そして、これがその完成したアバターだ。

身体は天ちゃんの「天」をイメージして形取り
りんごを乗せ、カメラを首(?)にかけた。
シンプルではあるが、天ちゃんの応援アバターであることが分かりやすく伝わる、我ながら良いアバターになったと思う。(後は審査に通ってくれ)

アバターを配布できるようになったら、天ちゃんに直接伝えようと思う。

天ちゃんへの想いを形にしたこと。
沢山の方の力を借りたこと。
迷った時に天ちゃんが支えであったこと。
上手く言えるだろうか。




そして最後に感謝を伝えたい。


僕の配信といえば、沢山の方にコラボして頂いた。
コ酉さん
あすりあさん
ハジメさん
かまぺこさん
senaさん
れいさん
いかだもさん
月見里さん
リョウさん

コラボして頂いた方が豪華すぎて自分でも驚いた。事前に企画を準備して配信したり、唐突にコラボが決定したり、形は様々であったが、皆さんと話せたことは忘れられない思い出だし、このコラボを通してもっと皆さんのことを好きになった。
コラボして頂いた9名の方々、本当にありがとうございました。

リョウさん
かまぺこさん
この御二方には、ルーム情報に僕のルームである「ねこへびるーむ」のURLを載せて頂いた。
3月度のアバイベに挑戦されるので協力よろしくお願いします、という紹介文を添えて。
とっても嬉しかったです。
本当にありがとうございました。

あすりあさん
かまぺこさん
momoさん
この御三方には、showroomの推薦コメントを書いて頂いた。愛の詰まった文章を頂き、とっても嬉しかったです。
本当にありがとうございました。

れいくん
senaさん
この御二方には、主にアバターの色彩を相談させてもらった。れいさんのおかげでアバターの全体が引き締まった印象になったし、senaさんのおかげで自分の作ったアバターに自信が持てた。
本当にありがとうございました。

そして、僕の配信に来て下さった皆様
アイテムを投げて下さった皆様
コメントをして盛り上げて下さった皆様
温かい言葉をかけて下さった皆様
本当は一人ひとりの名前を挙げたいのですが、きりがなくなってしまうのでご容赦ください。

一人ひとりの応援が僕の力になりました。
一人ひとりのことを想いながら配信をしていました。
皆様のことが、もっともっと大好きになりました。これは愛です。愛しています。
これからも機会があればまた話したり、仲良くしてもらえると嬉しいです。

会って、直接感謝を伝えたいなぁ。

僕に素敵な景色を見させてくれて
僕に夢を叶えさせてくれて

皆様、本当にありがとうございました。





"showroom"と打つ度に頭に浮かんでは消えていくシャウエッセン

ここまで読んで頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?