どうでもいいことたち


9月の末に東京に行って毎日ライブを観て、推しに会って楽しい日々を過ごしたんですよね。この為に生きてる!っていう生の実感というか。
ただここで特筆すべきは同時期に彼女ができたことでして、ちゃんと彼女ができたのが高校2年生ぶりだったこともありわかりやすく言うと浮かれてたんですよね。アイドルが言う 好き とは違う 好き がそこにはあって、それは自分にだけ向けられた正真正銘自分だけの「好き」という言葉と感情だったんです、それを受け取ることのできる環境というのがどうにも幸せで堪らなかったのです。

僕は趣味が多く(アイドルオタク、ポケモンカード、映画、ゲーム、ギター等)1人で人生を楽しむことが人より上手であるという自負のもと胸を張ってここ数年の時を1人堂々と過ごしてきたのですが、やはり誰かから愛を受け取るという行為はとても崇高で気高く尊いものであり心が浄化される素晴らしいものなのであるということを再認識した、味を覚えてしまったわけですね。好きと言われて付き合った彼女とは理由も解らず唐突に振られてたったの2週間で別れてしまうのですが、突如その幸せを失ってしまった僕は今まで享受して満足していたはずの1人の時間を"何か足りないものである"という風に感じてしまうわけです。つまり僕は表面上は彼女を失っただけの大学生一般男性(単位足りない)なのですが、その実は彼女を失い、元は幸せに感じていたはずの自分1人の時間を楽しく感じることもできなくなってしまった大学生一般男性(単位足りない)になってしまったわけです。これはあまりにも辛いことですよね。引きずって引きずってあと数日で1ヶ月が経過しようとしています。そして単位は足りません。明日の大学も行きたくありません。

とは言いつつ1ヶ月経った今、ポケカをすればそれなりに熱中して勝敗に一喜一憂しながら楽しむことができたり、気になっていた映画を観て胸打たれたりするわけです。少しは感情が回復してきたのかもしれない、付き合う前の自分に戻れたのかもしれないという兆しがありつつも、やっぱり2週間の間中お互いに好きだよを交換し合ったあの子との純で無垢で何ものにも替えがたい麗しいワンシーンの数々を思い出さない日はないのです。

遅かれ早かれ別れることになっていたよ。そもそも相性があんまりよくなかったんじゃないかな(それは本当にそうなのです)。早めに別れることができて寧ろプラスなんじゃない?
ほんとにうるさいよ、好きだったんだから仕方ないじゃんかー。好きって言ってくれていたのに、全部なくなってしまいました。(元)彼女のかわいいエピソード教えて!って言われたら淀みなくつらつらと出てきます。聞いてくれる人はいますか?(誰が得するんですかそのエピソードは)

頭ではわかってるけど、感情が全く追いつかないまま1ヶ月経っています。急にどうでもよくなる瞬間が訪れるんだろうなと思いつつも、その時はまだのようで毎日苦しんでいます。

話は逸れるのですが、明日の大学行きたくないです。ずっと寝ていたい季節が足音を立てて近づいてきています。お布団が私たちを離してくれない季節です。幸せですね。これを読んでくれたあなたの幸せを私は祈っております。おやすみなさい。

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