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ライナーズは続いていくのか?

2回目の元日を迎え、ラグビーW杯もいよいよ開幕。

セミシ、頑張って!

まだまだ暑いですがラグビーの本格的なシーズン開幕の足音が徐々に聞こえてきました。

我らがライナーズも始動し例年になくキツい練習をしてシーズンに備えているようです。

そんな先日、ラグビーリパブリックさんで花園近鉄ライナーズの今里さんの記事が掲載されてました。

近鉄という会社がライナーズを大事にしている背景や先人達の頑張りが見てとれます。

そして改めて近鉄グループで働く社員のみなさんの甚大なサポートがあってこそライナーズがあるのだと。

年間10億を超える運営費をラグビーだけで稼ぐのは難しい。

ライナーズがこの先もチームとして継続して運営し続けられるのか?
あたりまえですが少しでも採算を上げるしかないわけで。
ラグビーで稼ぐ意識をより持たないといけないわけです。

リーグワンになってからですが試合の運営権がチーム側に移るようになり

運営のプロ化

を求められるようになりました。
静岡ブルーレヴズや東芝、パナソニックなど分社化するチームもでてきてます。

独立採算

という観点が出てきた訳です。

※パナソニックはガンバ大阪や野球やアメフトなどラグビー以外の競技を含めて子会社化。

ラグビー界では

試合はタダで見るもの

という感覚が今も根付いている。
と思ってます。

そこを

お金を払ってきてもらう

に変えていかなくてはなりません。
チームとして採算性を求められてますので。

ライナーズの採算を考えた時に参考にしたのはプロ化の先駆者サッカーとバスケです。

ラグビーのチームで決算を公開しているチームは今のところないです。
Jリーグ、Bリーグは分かりやすく公開してます。

  • Jリーグ

  • Bリーグ

けっこう、赤字が多いなと感じます。

Jリーグはリーグ平均すると1億程度、Bリーグもリーグ平均で4千万程度の赤字。

先駆者でもクラブ運営が難しいのがよくわかります。

あと都市部のチームは苦戦傾向。
セレッソ、東京、名古屋が結構な赤字なのが意外でした。恐らく競合するコンテンツがスポーツだけでもたくさんあるのでしょう。

一方でJリーグでは徳島、広島、松本、新潟。
Bリーグでは沖縄、広島、島根の地方勢は黒字だったり。

人口多いから儲かるって話ではないってことかなと。

あと他のプロスポーツがその地域になく地元のスポーツファンが支えようとする意識が高いのかもしれません。
(広島はNPB、J、B全部あります。)

アメリカNCAAのアラバマ大やネブラスカ大のようにプロスポーツチームがない地域では地元に根付いているカレッジチームを応援し、熱狂する文化がありますが似てるのかもしれませんね。
アメスポとは文化も規模も全く違いますが…

チームの収入をJリーグやBリーグを見てると

スポンサー収入

がどこも多い。まずはここなのでしょう。

ラグビーはまだほぼ企業の福利厚生だとや広告宣伝費で運営しているチームがほとんど。
メインスポンサー=親会社の構図が多いかと思います。
事業化しているチームもスポンサー費としてサポートを受けているかと思います。
このあたり実業団から JリーグやBリーグに移行したチームは今も同じ構図ですね。(ガンバだとパナソニック、セレッソならヤンマー)

ライナーズも近鉄GHD以外のスポンサーを募るのが重要ですね。

地道に増えてますね。

次は
入場料
グッズ


と続いていきます。

入場料についてはリーグワンのDiv1は16試合、ホームは8試合。
プレシーズンも含めたらもう少し増えそうですがそれでも少ない。単価を上げるか来場者数を増やすか…
まずは来場者数でしょうね、リピーターをつくりたい。
付加価値つけるのはまだ早いかな…

グッズは…ライナーズに頑張ってもらいましょう。レヴズやラムズはなかなかいいです。

もうちょい品揃えを…


いずれの収入もまずはライナーズのファンになってもらつ来場者を増やすことがキーになるのは間違いなさそうです。

ホームダウンに根差してしっかり活動すれば、集客ができてスポンサーも増える。

この流れを作り近鉄に負担してもらってる費用を少しでも減らせればライナーズも続いていけるのではと思ってます。

ライナーズは様々な地元密着でいろいろな活動してますね。方個性は間違ってないかと思います。普及とかお祭りとか。

ライナーズは地道に積み上げてると思います。

海外のラグビーみても完全プロ化はフランス以外は厳しい状況みたいなので日本は今の運営形態が続くでしょう。ですが親会社に負担をお願いするだけでは厳しいと思います。ライナーズ自身が稼ぐ力を持たないと。

なのでどこかでも言いましたが私も

ホストの試合を見に行く
サポータークラブに入る
ダサくてもグッズ買う
なるべく近鉄関連でお金を落とす

を無理のない範囲で地道にやっていきたいと思います。

ライナーズを今後も応援し続けるためにも。

※23-24シーズンのスケジュールが発表されました。

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