シュレディンガーの猫
http://serennz.sakura.ne.jp/sb/log/eid237.html からの転載です。
「シュレディンガーの猫ってあるじゃないですか」
「あぁ、箱を開けてみるまで生と死がわからんってやつね」
「あれに大いなる疑問があって」
「ほう?」
「なんで猫なんでしょ?」
「そこ?」
……ってことを考えながらジョギングしてた。
続きも何パターンか考えていて……
カナリア
「シュレディンガーの猫ってあるじゃないですか」
「あぁ、箱を開けてみるまで生と死がわからんってやつね」
「あれに大いなる疑問があって」
「ほう?」
「なんで猫なんでしょ?」
「そこ?」
「いや、猫じゃなくても、ほら、カナリアとか」
「あ〜、鉱山とかで毒ガス検知に使われたりするよね。でも鳴くから、箱見なくても生死が分かっちゃんじゃ?」
……チュン・チュン・チュン・チュン・チュ……
「あ、鳴き止んだ」
「止んだね」
「い、い、いや、いや、いや。猫だって鳴きますし」
ニャ〜〜〜〜
「鳴いたね」
「鳴きましたね」
犬とか……
「シュレディンガーの猫ってあるじゃないですか」
「あぁ、箱を開けてみるまで生と死がわからんってやつね」
「あれに大いなる疑問があって」
「ほう?」
「なんで猫なんでしょ?」
「そこ?」
「愛玩動物なら犬とか」
「あれちゃうの?パブロフに対抗したんじゃない?」
「マジすか。シュレディンガーの犬だとパブロフの二番煎じ?いっそ人とか?」
「シュレディンガーの人」
「中の人みたいな」
「いやいや人体実験でまずいっしょ」
「シュレディンガーの娘」
「なんか親の七光り的な?」
やっぱり猫
「シュレディンガーの猫ってあるじゃないですか」
「あぁ、箱を開けてみるまで生と死がわからんってやつね」
「あれに大いなる疑問があって」
「ほう?」
「なんで猫なんでしょ?」
「そこ?」
「っていうか、猫ずるいっしょ」
「ずるい?」
「そもそも奴らすでに神出鬼没じゃないですか」
「確かに突然キーボード乗っかったりしてびっくりすることはあるけど」
「想像できないところ入り込んだりして……」
「そやな」
「そもそも猫は元々その存在が曖昧なんですよ」
_人人人人人人人人人人人人人_
> 猫は元々その存在が曖昧 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
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