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合奏協奏曲ニ長調 作品3-6(ヘンデル)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、ヘンデル作曲の『合奏協奏曲ニ長調 作品3-6』です。(数字は8-352・名曲解説全集第8巻P352)


ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル先生。1685-1759年、ドイツ生まれのイギリスに帰化した作曲家。

バッハ先生と同い年生まれ!

ちなみに徳川綱吉の5歳後輩。

ハイドン先生は1732年生まれとのことなので、ハイドン先生が27歳頃に、ヘンデル先生が亡くなった。

そんな時代のお話です。


一番有名な曲は、『見よ、勇者は帰る』でしょうか。

表彰の時に流れる曲ですね。

チャーーン、チャーンチャチャーーンチャーーン、チャラララチャンチャンチャーーーーーーン。

ヘンデル先生の曲と知っている方はかなり少ないと思いますが。

『メサイア』のハレルヤはちゃんと有名ですね。


オペラとオラトリオに力を注ぎました。

『見よ、~』もオラトリオですね。


そんなヘンデル先生の、『合奏協奏曲』。

合奏協奏曲??

コンチェルト・グロッソ。

ソロ群と合奏群で構成された曲のようです。

我々のイメージする「協奏曲」は、「ヴァイオリン」とオケ、「ピアノ」とオケ、みたいな感じかと思いますが、合奏協奏曲では、「○○」とオケ、の「○○」が特定されているものではなく、「ソロパート」とオケ、という感じみたいですね。

様々なソロ楽器がたくさん出てくるので、大変面白いです。

このジャンルは、コレッリ先生とヘンデル先生が有名みたいです。


さて、作品3。

どうやら、作品6の方が有名みたいです。

1710年代に作曲された曲をのちにまとめて出版されたもの。

前作からの借用と後作への転用が多い作品。この時代にはよくある話かと思いますが、何かに貫かれて作品ができているわけではないわけです。出版の都合上、ジャンル的にまとめた方が良かった、みたいな。


その中の第6番ニ長調が、本日の曲。

二楽章で構成されている、6分程度の短い作品。

2本のオーボエがソロ。2本のオーボエのための協奏曲、って言われたら、そこまでオーボエ協奏曲ほどオーボエが目立っているわけでもないけど、一瞬そう思う。

でもオルガンが出てきて、そのまま2楽章へ。

2楽章はオーボエの立ち位置をオルガンが持っていき、オーボエさんたちは、完全に総奏パートの役割に転じる。さっきまでメインだったことなど露も見せずに、総奏パートに徹する。


我ながら恥ずかしいですが、ヘンデル先生の音源を意外と持っていなかった。。

本日は、YouTube先生のお力を借り、Deadlockcpさんのものを視聴させていただきました。

これは仕入れないと。


本日もご来店誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。


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